参考: 脳卒中治療ガイドライン 評価 (2018年3月17日引用) 脳卒中治療ガイドライン 上肢機能障害に対するリハビリテーション (2018年3月17日引用)
脳卒中片麻痺の方の立位・歩行のアプローチでお悩みはありませんか? 麻痺側下肢への強制的な重心移動 姿勢の非対称性をセラピストが徒手的に修正 歩行訓練を繰り返す といった対応になっていないでしょうか?私も若い頃はそうでしたが…。 では1つ質問です。 「上記のような介入は、患者さんの立位・歩行を良い変化に導いていますか?」 立位バランスや歩行に問題があるとされる片麻痺の方の多くは、立位姿勢や歩行の非対称性が目立ちます。 でもその目に見える姿勢や動作の非対称性はあくまで「結果」です。 姿勢や動作パターンの非対称性は問題か? 片麻痺の方の多くは、左右非対称性の目立った姿勢をとります。 立位や歩行では、麻痺側への荷重を避けるようなパターンが目立ちます。 それを"異常"と捉えることもできます。 が、見方を変えると 今ある身体機能と、 認識している身体部位をうまく使って 立位保持や歩行の遂行という 目的を果たすための戦略 とも捉えることができます。 そのような患者さんは、「麻痺側の下肢が頼りにならない」と感じているために、麻痺側下肢を使わないようにしている、または使いたくても使い方が分からないのかもしれません。 そして運動・感覚のレパートリーの低下により、その戦略でも立位保持や歩行が遂行できてしまえば、患者さんにとってはその戦略は、姿勢・動作のための戦略として日常生活で活躍することになります。 麻痺側下肢に荷重をしていない患者さんは、荷重をしない(できない、したくない)理由があります。 そしてそれこそが私たちが介入すべき 「 問題 」 となります。 問題をややこしくしているのはセラピスト自身 荷重をしない(できない、したくない)方に、前述した強制的な麻痺側下肢への荷重や姿勢や運動パターンの修正は、患者さんにとってはどのような体験を生み出すのでしょうか? 片麻痺下肢に対する支持性アップのポイント | Bridge. 適切な荷重の仕方が分からないまま、無理矢理荷重をかければ、 患者さんは、より逃避的なパターンを強めたり、麻痺側下肢を過度の固定することで対応しようとします。 そして患者さんは、それが正しい荷重支持の方法だと思ってしまいます。 だってリハビリの先生がやっていることだから。 問題はいつも目に見えるとは限りません。 そして結果を強制的に変えるアプローチは患者さんを良い方向に導くどころか、悪いパターンに導いていることすらあります。さらに患者さんはその悪いパターンを「正しいパターン」と誤認識してしまう可能性すらあります。 片麻痺の方への下肢の支持性アップのポイント このように考えると、 片麻痺の方の立位や歩行の立脚期の問題は ・荷重を支持する戦略が誤っている ・また支持する戦略の選択肢が少なく、固定的なパターンとなりやすい ・間違った戦略で、常にその戦略で対応することで、 筋活動や筋緊張のアンバランスが生まれ、 二次的な筋の弱化や短縮といった新たな問題を生み出す といった状況にあるのではないでしょうか?
公開日:2016. 04. 18 更新日:2016. 05.
と言った感じでした。 利用者さんの生活動作の把握の大切さを知っていながらこの体たらく。 反省です。 今週は他の利用者様宅へ家屋評価に行きます。 やれることはすべてやります!! やったる!!やったるで! !
随意性の低下は、優先順位が高いか? このお盆の時期は、 回復期リハを担当されている方は、よく感じるところから思いますが、 外出、外泊をできるだけ行ってもらうということはありませんか? 私が務めていた病院では、 地域柄かできるだけ、患者さんには外出外泊をしてきてもらうように勧めてました。 (今考えると、スタッフが手薄になるってこともあったかもしれません…。) 普段の病院内やリハ室でも、 自宅での生活を想定してのリハビリを行っているのですが、 実際に、帰ってみての生活をされると様々な意見をもらいますね。 ぜひ、その意見や御本人、ご家族の感想を取りこぼさず、 言葉の背景を感じ取りながら、リハビリに生かしていきたいですね。 と、このような外出、外泊を通して、 退院を視野にしている段階において、 問題点が「 随意性の低下 」としている方がいたとしたら、 要注意です。 脳血管疾患の発症時期に関しては、 以下のような報告があります。 【方法】全国労災病院において 2002 年度から 2008 年度に入院加療された全脳卒中症例 46, 031 例を対象とし, 脳卒中病型別に月 別発症数を比較した. また気象区分から 4 つの地域に分けて検討した. 【結果】脳出血は男女 とも夏少なく冬に多発したが、北日本と西日本では最少月にひと月の差があった. ( ) 全国労災病院 46, 000 例からみた 脳卒中発症の季節性(2002−2008 年) 豊田 章宏 発症時期の傾向でいうと、 この8月は、冬から春先にかけて罹患された方が、 退院をめどに調整している時期かと思います。 上下肢の片麻痺の回復段階を見ても、 麻痺の程度にもよりますが、 約3〜6ヶ月で、回復がなだらかになると言われています。 (↑画像:中外医学社ホームページより引用) 脳卒中後のドラマチックな機能回復は,発症後の数週間以内に起こり,一次運動野とその下降路 における浮腫軽減,圧迫減少,血流再開などによって規定されるため,病変部位や大きさ,急性期 治療の成否の影響が大きい. 麻痺の回復をうながす! 川平法とその手技とは? | セラピストプラス | 医療介護・リハビリ・療法士のお役立ち情報. 発症後 1 カ月で,患者の 1/4 で神経症状は消失し,1/3 で日常生活は 完全自立する2). 急性期以降の回復は徐々に起こり,3 カ月から 6 カ月にかけて回復曲線はなだら かになり,初期の障害が強いとプラトーになるには時間を要する. 中外医学社ホームページより引用 ( ) この退院間近の時期になっても、 随意性にこだわっていると要注意です。 随意性の低下に対しては、 反復運動による神経伝達の再教育、 さまざまな体性感覚を用いての感覚入力を通しての促通。 という、狙いで介入しますが、 実際問題、それだけでは効果的ではないのです。 先に書いたように、 " 生活環境でいかに動けるか " ということを前提に、 介入をしていくことが何よりも求められます。 環境や家屋状況の情報収集を今一度、 きちんと行いその上で、 身体を構造物として動きやすい状態に導くこと。 を目標に、短期間でも関わることで、 随意性は変わらなくとも、生活場面での変化が見えてきやすくなります。 関わる時期に応じて、 介入のポイントを絞っていくことが、効果的なリハビリテーションにおいては大事になります。 動きやすい体を作るという視点を一緒に学んでみませんか。 → 仙腸関節の評価と治療。 IAIRでは、ひととして見る視点を重要視し、 介入の時期やポイントを考え、 臨床現場において、確実な結果を出せる療法士を育成することにコミットしています。 →【IAIRセミナーページ】 それでは、最後までお読み頂きありがとうございました。 write by 渡邉 哲 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇お知らせ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ IAIRの公式LINEはご存知でしたか!?
マガジン詳細をみてみる 実践!ゼロから学べる足マガジン 本コンテンツでは、ベテランの足の専門セラピスト(理学療法士)6名が足に特化した機能解剖・評価・治療などを実践に生きる知識・技術を提供してくれる月額マガジンです。病院で遭遇する足の疾患は勿論、小児からアスリートまで幅広い足の臨床、エコー知見などから足を噛み砕いてゼロから教えてくれるちょーおすすめコンテンツであり、足が苦手なセラピストもそうでない方も必見です! 実践!ゼロから学べる肩肘マガジン 本noteマガジンはCLINICIANSメンバーもみんな認めるベテランの肩肘治療のスペシャリスト(理学療法士)5名が肩肘の治療特化した機能解剖・評価・治療などを実践に生きる知識・技術として提供してくれます。普段エコーなどを使って見えないところを見ながら治療を展開している凄腕セラピストが噛み砕いてゼロから深いところまで教えてくれるので肩肘の治療が苦手なセラピストも必見のマガジンです! 片麻痺リハビリの治療はどうするか?:臥位【下肢機能】|リハビリ編集室 | リハビリ編集室. マガジン詳細を見てみる YouTube動画で" 楽しく学ぶ" 実技、講義形式、音声形式などのセラピストの日々の臨床にダイレクトに役立つコンテンツが 無料で学べるCLINICIANS公式Youtubeチャンネル です。EBMが重要視される中、それに遅れを取らず臨床家が飛躍的に加速していくためにはEBMの実践が不可欠。そんな問題を少しでも解決するためにこのチャンネルが作られました。将来的に 大学や講習会のような講義が受けられる ようになります。 チャンネル登録 でぜひご活用ください♪登録しておくと新規動画をアップした時の見逃しがなくなりますよ! ≫ YouTubeを見てみる ※登録しておくと新規動画をアップした時に通知が表示されます。 なお、一般の方向けのチャンネルも作りました!こちらでは 専門家も勉強になる体のケアやパフォーマンスアップに関する動画を無料で公開 していますので合わせてチャンネル登録を! Youtubeを見てみる
総合学習・日本語支援センターについて 総合学習・日本語支援センターは、学生の皆さんが「より確実に、より楽しく」学べ、より充実した学生生活が送れるように支援することを目的に、よりステップアップを目指す学生へのアドバイスを行います。「大学での学習内容や進度への戸惑い」を感じた学生の皆さん、気軽に訪れてください。 担当の先生に質問したくても、いつ研究室を訪ねたらよいか分からないとき、センターから先生のご都合を伺うことができます。気軽に相談してください。 詳しくは総合学習・日本語支援センターのホームページをご覧ください。
医療に対する使命感と倫理観にあふれる、くすりと化粧品の専門家の養成を目指します。 薬学部[6年制] 健康で平和な社会を実現する社会人・技術者・専門家の養成を目指します。 危機管理学科 保健医療学科 航空技術危機管理学科 動物危機管理学科 薬学部、危機管理学部と連携し、一緒に学ぶことで保健医療福祉チームのメンバーとして、他の専門職と協働する力を養成します。 看護学科
理学部・理学研究院に関する問い合わせ先 お問い合わせ内容 連絡先 ・学部・大学院の入試に関すること ・学生証、卒業証明書售等の発行に関すること ・授業日程、履修、学位に関すること ・その他学生に関すること 理工系学務課 理学部学務係 〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33 理学部1号館2階 TEL:043-290-2880 FAX:043-290-2874 E-mail:iad2880@ ・職員の出張に関すること ・その他理学部・理学研究院に関すること 理工系総務課 総務係 TEL:043-290-2773 E-mail:iac2871@ ・教職員の人事・労務等に関すること 理工系総務課 人事労務係 TEL:043-290-2871 理学研究院所属の教員への連絡先については、代表番号から問い合わせください。 千葉大学代表 TEL:043-251-1111