2021年6月9日現在、「食べ方図説 崎陽軒シウマイ弁当編」は1~4巻まで発行されている。 筆者が実践した「シウマイにタレをたっぷりつける食べ方」が収録されているのは、第1巻。 市島さんは今回、シウマイ弁当の食べ方がツイッターで話題を呼んだことについて、 「誰もが話したくて仕方ないはずのシウマイ弁当の食べ方を、こうしたブームをきっかけに、皆がネット上でワイワイ話し合うのは楽しいです。 『何も考えずに食べてた... 』という人も、『自分はどうだろう』と自らの食べ方を見つめ直すきっかけになったら、と。 こうした食べ方発言の中に、我々の知らない新しい食べ方があったりもするので、それを発見するのも面白いです」 と、コメントした。 同誌はネット通販でも購入できるため、気になる人はチェックしてみてほしい。 外部サイト 「崎陽軒」をもっと詳しく ライブドアニュースを読もう!
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考えてみると、感度や的中率は検査の精度を示すものではありますが、それ単体では具体的なことは分かりません。 結局私たちが知りたいのは 「検査後確率」 (つまり、検査後、その疾患があるといえる確率)です。 これは、ベイズの定理というものを用いて求められますが、より簡単には「検査前確率」と「尤度比」があれば求められます。 ※「検査前確率」とは「検査前にその疾患である確率」のことです。 だから尤度比を求めようとしていたわけですね。 ※この場合、ノモグラムを用いて求めます。 以下の論文を例として計算してみましょう。 「本研究は、インフルエンザの迅速診断検査の精度を検討した研究を対象としたメタ分析で、市販されている迅速診断検査全体の 特異度は 98. 2 % と高いが、 感度は 62. 3 % であることが分かった。」 ( Chartrand C, et al. Accuracy of rapid influenza diagnostic tests: a meta-analysis. Ann Intern Med. 2012 Apr 3;156(7) ) これで計算してみると、 〈陽性尤度比〉 0. 623÷(1-0. 982)=34. 尤度比 とは. 6 〈陰性尤度比〉 (1-0. 623)÷0. 982=0. 38 これで検査前確率が50%の時(この場合、インフルエンザであるかどうかの確率が半々の時)、検査後確率はどうなるのかというと 〈検査後確率〉 陽性:97% 陰性:27% つまり、 ・ 陽性のうち疾患ありの確率が97% ・ 陰性だけど疾患ありの確率が27% ということです。 「インフルエンザの迅速検査は陰性だったとしても本当は陽性のことがある」という言説をよく耳にしますがこういうことだったのですね。 ではこれが検査前確率10%の時はどうでしょうか。 陽性:79% 陰性:4% ・ 陽性のうち疾患ありの確率が79% ・ 陰性だけど疾患ありの確率が4% こうなります。 やはり検査前確率が低ければ検査後確率も低くなっています。 これで、難しい計算をしなくても大まかな事がわかるようになりました。 ※また、検査前確率がどれほど重要かも分かります。 でも、これで毎回計算するのは大変ですよね…。 そこで、これを更に簡単にしてくれたのがMcGee先生です。 先生によると、 「検査前確率が 10 〜 90% の時は尤度比からおおよその確率の変化がわかる」 1) といいます。 ※具体的には「検査前確率+尤度比から推定される確率=検査後確率」となる。 (大生定義.
尤度比(ゆうどひ)を診療に活かす 1. 日内会誌96:831~832, 2007. ) これらのことからも、「 尤度比の高い検査」を行うことはもちろんのこと、「検査前確率を上げること」が非常に重要であることが分かります。 例えば「胸痛」があったとしても、持病の無い20歳代の女性が訴える胸痛と60歳代のBS control不良のDM患者が訴える胸痛、狭心症の既往歴のある人が訴える胸痛等、それぞれの状況によって、AMIや狭心症を疑う度合い、つまり検査前確率は変わってきます。 また、その確率は診断者によっても大きく変わることが分かるかと思います。 例えば、新人の研修医が頭痛を訴える50歳代男性を診て、何の根拠もなく「SAHだ!」と言っても、その場合の検査前確率は、その年齢・性別・人種の集団の有病率程度しかないことになります。 つまり、問診や観察などで「どれだけ有病率よりも目の前の患者がその疾患である確率を上げられるか」が重要になるのです。 つまり、私たちに求められるのは、 ・尤度比の高い検査や徴候を知ること ・問診や観察で検査前確率を上げること ということになります。 仕事をする中でずっとこういうことを実践するのは難しいかもしれませんが、少しずつでもひとつずつでも実践していけたら良いですね。 【Reference】 1) McGee S, et al. Simplifying likelihood ratios. J Gen Intern Med. 最尤推定 - Wikipedia. 2002 Aug;17(8):646-9. PMID: 12213147 【改定履歴】 2020年1月26日 ・インフルエンザ迅速検査の例での計算間違いを修正