焼きパインアップル~冷めても美味しい~ by ともりん0203
缶詰のパイナップルを使う
パイナップルの 缶詰 は、手軽に使えて便利ですよね。
皮をむく必要がなく、そのまま使えるので助かります。
じつは、缶詰のパイナップルは、 加熱処理 されています。
このため、酵素のはたらきが失われているので、痛みを感じにくいんです。
「パイナップルが食べたい!でも、舌がピリピリするのが怖い・・・」
という方は、缶詰のパイナップルがおすすめです。
ヨーグルトや牛乳と合わせて食べる
生のパイナップルには、酵素が多く、痛みを感じやすいです。
「でも・・・フレッシュなパイナップルを味わいたい!」
そんなときは、 ヨーグルト と合わせてみてはいかがでしょうか? 上でも紹介したとおり、舌の粘膜の分解を弱めるはたらきがあります。
牛乳 を飲みながら食べたり、スムージーにして飲むのもおすすめです。
それでも痛みを感じたときは、無理に食べるのはNGです。
加熱処理をしたり、缶詰を利用する方法にシフトしましょう。
ただし、ヨーグルトや牛乳などの乳製品と合わせたときは、 すぐに食べてください。
ヨーグルトのたんぱく質が分解される際に、苦味のある成分ができてしまうからです。
状況にもよりますが、30分ほど放置すると、苦味が出始めるそうです。
パイナップルだけでなく、キウイやメロンなど、たんぱく質分解酵素を含む果物は、乳製品と合わせるときは注意が必要です。
ヨーグルトと合わせたり、ミルクシェイクなどを作ったときは、なるべく早めに召し上がりましょう。
なお、缶詰のパイナップルを使う場合は、酵素のはたらきが失われているので、苦くなることはありません。
パイナップルの酵素って、メリットもたくさんあります! 「舌の痛みの原因」として、標的にされてきたブロメリンですが・・・
本来は、 美容・健康によい酵素 なんです。
たとえば・・・
たんぱく質を分解するため、 胃腸の消化 を助けてくれます。
また、腸内のものを分解し、 下痢や消化不良を防いだり、ガスの発生を防ぐ はたらきがあります。
ピリピリの原因となる酵素ですが、うまく付き合えれば、メリットも大きいです。
まとめ
今回は、パイナップルで舌がピリピリする原因と、治し方や対策について紹介しました。
酵素のはたらきを抑えるには、 加熱処理 が有効です。
すでに加熱処理がなされている 缶詰 のものを使うのもおすすめです。
また、 牛乳やヨーグルト と一緒に食べるのも、効果的です。
生のパイナップルは、新鮮で美味しいですが、酵素の量も多いです。
痛みを感じたときは、無理して食べないようにしましょう。
そして、パイナップルで舌を痛めた経験のある方は、
「舌が痛むかもしれない・・・」
という可能性を念頭に入れて、加熱処理をするようにしたり、缶詰のものを使うようにすると、舌トラブルを未然に防げます。
他の果物でも、ピリピリが起こる!?
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パイナップルのほかにも、たんぱく質分解酵素を含む果物があります。
たとえば、キウイやメロンです。
ピリピリしたことがある方は、ぜひこちらもご覧ください。
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「口腔アレルギー症候群」とは? アレルギーの症状が主に口の周りに起こります
「口腔アレルギー症候群」とは、野菜やフルーツなどの食べ物を食べると、15分以内に唇の腫れ、舌やのどに痛み・かゆみ・不快感を感じ、ときに舌・のどの腫れを起こす病気です。
基本的には、口の周りに、アレルギー症状が出るのですが、ときにその症状が目や鼻に広がったり、重症の場合はショックなどのアナフィラキシーを起こします( アトピーとアナフィラキシー を参照してください)。アナフィラキシーはじんましん等の皮膚症状や、喘息・呼吸困難等の呼吸器症状、めまい、意識障害等の神経症状、血圧低下等のショック症状が、2つ以上存在している場合を言います。 「口腔アレルギー症候群」の症状
どんな症状でしょうか? 唇 →唇の腫れ・発赤
舌 →舌の腫れ・不快感
のど →のどのかゆみ・イガイガ感
まさに、口の症状が中心です。 「口腔アレルギー症候群」の原因は? 原因としては、食材、特に果物や野菜が言われています。生の野菜や果物が危険です。食材が原因である点はアトピーに似ていますね。口腔アレルギー症候群は、食材と花粉に共通する物質がアレルギーを起こすので、花粉症との関連が言われています。特に、果物でアレルギーが出る場合は、ゴムの成分であるラテックスに対するアレルギーをよく合併します。
そこで、花粉と食材の関係を下記に説明します。
■ブナ目・カバノキ科・シラカンバ属の白樺
リンゴ、モモ、サクランボ、洋ナシ、ナシ、スモモ、アンズ、イチゴ、ウメ、ビワ(以上バラ科果物)、ヘーゼルナッツ、ピーナッツ、ブラジルナッツ、ココナッツ、アーモンド、クルミ、ニンジン、セロリ、馬鈴薯、キウイ、ファンネル
■スギ・ヒノキ科のスギ・ヒノキ
トマト
■イネ科のカモガヤ・マグサ・オオアワガエリ
トマト、メロン、スイカ、馬鈴薯、オレンジ、セロリ、バナナ、ラテックス
■キク科・ブタクサ属のブタクサ
メロン、スイカ、カンタローブ、ズッキーニ、キュウリ、バナナ
■キク科・ヨモギ属のヨモギ
ニンジン、セロリ、リンゴ、ピーナッツ、キウイ
このように、花粉症の花粉と口腔アレルギー症候群の原因食材は共通するので、花粉症では、口腔アレルギー症候群が合併するのです。花粉症がある方で、口だけに症状がある場合は要注意です! ラテックス-フルーツ症候群
ラテックスと言うゴムの製品にアレルギーのある人の半分程度は、クリ、バナナ、アボガド、キウイフルーツなどを含む食品を摂取すると、アナフィラキシー、喘息、じんましん、口腔アレルギー症候群を起こすことを「ラテックス-フルーツ症候群」と言います。
次のページでは、 口腔アレルギー症候群の対策 について、ご紹介します。