腰椎 固定 術 再 手術 ブログ

Wed, 15 May 2024 04:58:41 +0000

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チャングム の 誓い 3.2.1

§ ふたつの愛 § 『余はこの国の王だ 今の返事が どんな結果をもたらすか分かっておるか』 『はい… 殿下』 『それほど後宮が嫌か?』 『殿下 私は女の身でありながら 自分の仕事への精進が 臣下の道と信じてきました 偶然踏み入れた医術ですが そこには私の憤怒と情熱や 母とハン尚宮様の遺志も込められております ですから 医術を自分の人生だと思い 精進して来ました ご了察願います』 フラフラと歩き やっとの思いで大殿(テジョン)を出るチャングム 自分の答えが どんな結果を産むのか… 今さらに怯えるのだった チャングムが去り 中宗(チュンジョン)王はやり切れない思いに包まれる ミン・ジョンホが当直と聞き ふと話してみたくなった 会いに行ってみようとしているその時 ジョンホのもとにはチャングムが… 『ジョンホ様に恋心を抱いているかと尋ねられたので"はい"と答えました ジョンホ様にどんな結果をもたらすかも考えずに… 答えてしまいました』 『いいのです いや 嬉しいです』 『ですが…』 『私のことを 殿下の前でも認めてくれた 私への配慮より そっちの方が嬉しい その方が嬉しいです』 『でも 私の軽率な返事で ジョンホ様に何かあったらどうしたらいいのですか』 泣き出すチャングムを そっと抱きしめるジョンホ その時 外の気配にハッとなる2人…! ミン・ジョンホに会いに 王が来ていたが 2人の会話が聞こえていた いたたまれなくなった内侍府(ネシブ)長が咳払いで来訪を告げたのだった 2人が外に飛び出ると 王は立ち去り 内侍府(ネシブ)長が深刻な表情で… 『2人とも 朝の散歩に来いと 殿下の仰せだ』 翌朝 チャングムは中宗(チュンジョン)王と共に庭園を散歩する その後ろには 内侍府(ネシブ)長に並び ミン・ジョンホが同行している 『言われた通り 朝に散歩すると体が楽になった 深呼吸も 心を落ち着かせてくれる 同副承旨(トンブスンジ)に お前との縁を聞いたことがある』 『……』 『余と同じくらい深かった 同副承旨(トンブスンジ)を救ったと』 『は…はい』 『面識はなかったそうだが どうやって知った? 自分が救ったと申し出たのか?』 『いいえ 実はその時 施療をしていた際に 私の父の遺品のノリゲを落としてしまったことで… それが私の物だと判明し…』 『ノリゲか 持っているのだろう 見せてくれるか?』 『実は…』 『返してもらっていないのか?』 『そうではなく 私がまた差し上げたのです』 表情が険しくなる中宗(チュンジョン)王 いつものようにチャングムと語らおうと思っていたのだが チャングムの受け答えは あまりにも正直過ぎた 気を取り直すかのように 久しぶりに弓を射ろうという中宗(チュンジョン)王 ミン・ジョンホを指名し 弓を競い合おうと提案する 『余が負けたら この弓をやろう』 『その弓は 朝鮮にひとつしかないものです』 『これくらいは賭けんとな お前は何を賭ける?』 『陛下 その弓に匹敵するほどのものを持っておりません』 『そうか ならあれを賭けろ 医女チャングムのノリゲを持っておるだろう』 ジョンホの答えを待たずに 弓を射はじめる中宗(チュンジョン)王 5本勝負の4本まで どちらも命中させ 互角の戦いとなった しかし 最後の1射を 中宗(チュンジョン)王は大きく外す 残るミン・ジョンホの1射で勝負が決まる ジョンホが射ろうとする瞬間 背中越しに…!

『王権なので仕方なく殿下の意志に従いますが 経国大典の本意を害した考えには違いありません 両班(ヤンバン)の名誉と自尊心を大きく傷つけるもので 他はともかく そのような申し出をし 殿下の命令を奉った ミン・ジョンホを配流してください』 『そうです 配流してください!』 『二度とこんなことが起こらぬよう ミン・ジョンホを 殿下と 次の王位の世子(セジャ)様の代まで 復権させぬよう 命じてください これは 臣下全員の考えでございます』 『朝鮮の両班(ヤンバン)の根元が崩れ落ちてしまいます ご了察願います!』 あらたに "大長今(テジャングム)" という称号まで作り チャングムを主治医官に命じた中宗(チュンジョン)王は これを受け入れざるを得なかった ミン・ジョンホが流刑になったと知り チャングムは驚いて走り出す 宮中のどこにも ジョンホの姿を見ることは出来なかった チャングムが実家に行くと カン・ドックがジョンホからノリゲを預かっていた ノリゲをつかむと 必死に流刑地に向かうジョンホを追いかけるチャングム 必死に走り ジョンホに追いついたチャングムは… 『行ってはいけません… 行ってはいけません!』 『お戻りに… 罪を犯し流刑の身です 殿下の臣下たる者が 追って来てはなりません』 『ジョンホ様!』 『私が命令を奉れと言った意味を お忘れですか? 辛い思いをしながら奉ったことを お忘れですか?