住宅ローンの金利引き下げ交渉のしかた」でくわしく説明しますので、そちらを参照してください。 1-2. 金利引き下げには再審査が必要 ただ、交渉したからといってかならず金利を下げてもらえるわけではありません。 金利を引き下げるには再審査を受ける必要があり 、その結果次第では 断わられることももちろんあります 。 特に近年は住宅ローンの金利はかなり低く設定されているため、金融機関としてはそれ以上下げればローン商品としてのうまみがなくなってしまうのも事実です。 金利が下がるか下がらないかは、実際に交渉してみなければわからないというのが実状なのです。 1-3.
借り換えすれば、いいんじゃないですか。何も混乱せず、淡々と他の銀行でローンし直せばいいと思います。100万円得するんでしょ。 ざっくり、借り換えて0. 2%下がるだけなら、費用面勘案すればトントンです。もっと大きく下がらないと得しません。また、その銀行の金利を下げる交渉をかりにするのなら、借り換え銀行より0. 2%高くても良しとするのがいいです。頑張って下さい。
他の金融機関に借り換えをする 繰り返しになりますが、金利引き下げ交渉のためには、 まず今より低金利で借り換えできる他の金融機関を探す ことが重要です。 今より金利が低いローンが見つかって仮審査に通ったら、それを金利引き下げの交渉材料にしますが、交渉が失敗した場合は、いっそ本当に他行に借り換えしましょう。 そうすれば、金利を下げることができます。 ただ、借り換えには以下のようなさまざまな費用がかかります。 ・融資手数料 ・保証料 ・前のローンの繰り上げ返済手数料 ・抵当権抹消・登記費用 ・火災保険料 ・印紙代 ・司法書士への報酬 など これらを含めて試算すると、 場合によっては現行の金利のままでローンを継続したほうが得 だというケースもあるでしょう。 目先の金利だけで借り換えを決めず、ここでも 総支払額を試算する 必要があるのです。 5-2. 同じ金融機関で金利タイプを変更する さらに、他行へ借り換えしなくても、 同じ金融機関の中で金利タイプを変更することで、総支払額が下がる可能性 もあります。 一般的には、以下のような変更が可能です。 ◎変動金利→固定金利: いつでも変更可能 ◎固定金利→変動金利: 固定金利の期間中は変更不可 期間終了後は自動的に変動金利に切り替わるが、固定金利も選択可能 この方法は、 他行への借り換えに比べると手数料も少額で手続きも簡単 です。 変更した場合の総返済額を試算してみて、得になるようであれば変更するといいでしょう。 ただし、 ケースによっては逆に総返済額が増えてしまう ので、試算は正確にしてください。 まとめ いかがでしたか? 住宅ローンの金利引き下げ交渉について、知りたいことがわかったかと思います。 最後にもう一度、記事の要点を整理してみましょう。 ◎住宅ローンの金利引き下げ交渉は、フラット35以外なら可能 ◎住宅ローンの金利引き下げ交渉に成功するケースは、 ・他の金融機関により低金利で借り換えが可能な場合 ・融資元の金融機関に多額の預金がある場合 ・借入時より年収が上がっている場合 ◎住宅ローン金利引き下げ交渉の注意点は、 ・金利引き下げの再審査に備えて信用情報を良好に保つ ・「当初固定金利」を提案されたら総返済額を試算してみる ・手数料が必要か確認する ◎住宅ローンの金利引き下げ交渉に失敗した場合の対処法は、 ・他の金融機関に借り換えをする ・仲介業者やファイナンシャルプランナーに協力してもらう ・同じ金融機関で金利タイプを変更する 以上を踏まえて、あなたが希望通りに金利引き下げできるよう願っています!
他の金融機関により低金利で借り換えが可能な場合 まず第一に、 「今のローンより低金利で他の金融機関に借り換えできる」 という場合は、それが有力な交渉材料になります。 たとえば、 「他行で仮審査に通っていて、試算の結果今より低金利を提示されている」 という状態であれば、 いま借り入れている金融機関にその事実を伝えることで、金利を引き下げてもらえる可能性 があります。 銀行としては、金利引き下げによって利益は減りますが、他行に借り換えられてしまうと今後の利益がなくなってしまうわけで、それよりは引き下げに応じよう、と考えるわけです。 実際にいくつかの銀行で仮審査を受けたり、金利を試算してもらったりした上で、その結果をもって交渉する といいでしょう。 2-2. 融資元の金融機関に多額の預金がある場合 ローンを組んでいる金融機関の口座に多額の預金をしている 人は、金利引き下げに応じてもらえる可能性が高まります。 預金が多い=返済能力が高い と判断され、 信用度が上がる からです。 融資の金利を決定する際には、返済能力や信用度も影響します。 返済能力と信用度が高いほど金利は低くなる のです。 預金残高が大きい人は、それを示して「自分は信用度の高い優良顧客だ」とアピールすることで、交渉を有利に進められるかもしれません。 2-3. 借入時より年収が上がっている場合 返済中の住宅ローンの金利を引き下げたい場合 、もし 借入時よりも現在のほうが年収が上がっていれば 、それも交渉材料になります。 年収が上がる=返済能力が高くなった と考えられるので、 返済が滞ったり貸し倒れになるリスクがより少なくなる ためです。 実際に金利を引き下げる際には、再審査を受ける必要があります。 年収アップは、その審査で有利に働く可能性があるのです。 このように、住宅ローンの金利引き下げ交渉で重要なのは、 金融機関側に「返済能力と信用度の高い優良顧客である」と思われること です。 そのためには、たとえば、 ◎その金融機関の口座を公共料金引き落とし・給与振り込みに利用する ◎その金融機関で住宅ローン以外のローンも借り入れて、滞りなく返済実績を積む といった方法も有効かもしれません。 日ごろからさまざまな手段で、自分の信用度を高めておくとよいでしょう。 住宅ローンの金利引き下げ交渉のしかた では、実際に住宅ローンの金利引き下げを交渉する際には、どのように進めればいいのでしょうか?