基本的にかかる水栓交換の場合 キッチンの水栓交換にかかる基本的な費用の内訳は、 ・本体費用(水栓本体の代金) ・交換費用(交換作業にかかる費用) ・部品代(パッキンなど細かい部品の代金) ・出張料(燃料費・有料道路利用料等) ・夜間料金(時間外出張・時間外作業費) などです。その他に、工事保証費用、廃棄処分費用、諸経費等がかかります。 工事保証費用とは、水栓交換後に工事が原因で不具合が起こったときに再対応などの保証を受けるための費用で、保証内容は業者により異なります。 廃棄処分費用とは、業者が回収する古い水栓の解体や処分にかかる費用です。 諸経費には、水栓の取り寄せにかかる費用や作業日の駐車場代などの費用が含まれます。 業者によっては細かい項目を全て諸経費としてまとめる場合もあるので、見積もりの項目でよくわからない点があったら問い合わせてみましょう。 2-2. 台所水栓の交換費用の目安とは?安くするコツも解説 | 水のトラブル解決侍. オプションで必要となる工事の場合 キッチンの細かい設備やシンクの形状、取り付ける水栓などがそれぞれ違うため、場合によってはオプション工事をしないと水栓を交換できません。ここでは、代表的なオプション工事の内容と、工事の目的を解説します。 2-2-1. 電源の移設・増設 電源式のタッチレス水栓に交換する場合は、シンク下に電源が必要になります。シンク下に電源がない場合は、電源の移設・増設工事が必要です。 キッチンキャビネット内など、コンセントがシンク下の近くにあれば、その配線を利用してシンク下の壁に新しくコンセントを作ります。 冷蔵庫付近の壁など、最寄りのコンセントが遠い場合はそこから配線を分岐させ、シンク下まで配線して新しいコンセントを作る必要があります。作業費の他、配線を隠す化粧カバーなどの費用も必要です。 2-2-2. 点検口(配管作業口)の造作 点検口(配管作業口)とは、キッチンのシンク下収納の背板にあいている四角い穴のことです。点検口内には給水管などの配管が収納されており、日頃は化粧板などをビスで留めてふさいであります。 水栓の交換や電源の移設・増設の際には、この点検口を開ける必要があるのですが、住宅によっては点検口が設置されておらず、完全にふさがっている場合があります。その場合は背板の一部を新しく開口し、点検口を作るオプション工事が必要です。 2-2-3.
蛇口本体で確認できない場合の対策法も知っておきましょう。 もし 蛇口本体を見ても確認できない場合 は、以下の対策で品番を調べましょう。 取扱説明書を読む メーカーの公式サイトで調べる 取扱説明書がある場合は、そこに品番や問い合わせ窓口などが書かれています。 またメーカーのサイトでは写真から品番を調べることができ、totoをはじめ大手の水栓メーカーであればそれで対応することができるでしょう。 部品はメーカーの公式サイトで通販で購入できるほか、ホームセンター等で購入できるものもあります。 止水栓の閉め方 混合水栓を修理する時は、 必ず止水栓を閉めましょう 。 止水栓を閉めずに修理を行うと、水が噴き出して部屋が水浸しになってしまいます。 止水栓の場所が分からない、固い場合は屋外にある元栓を閉めて作業を行ってください。 止水栓はどこにある?
混合水栓は単水栓などよりも構造が複雑 なので、修理は難しいと考える人も多いでしょう。 自分で修理をするためには、まず使用する混合水栓のメーカーを調べておく必要があります。 例えばtoto製の蛇口のパッキンや部品を交換するには、toto製と 同じメーカーの部品 を取り寄せないと、水漏れが解消しない可能性があります。 混合水栓には浴室で使うサーモスタットや、ハンドルが2つあるツーハンドル、キッチンで使用されるシングルレバーなど種類が複数あります。 蛇口のパッキン交換で直るパターンや、交換の流れについて解説します。 混合水栓の水漏れはパッキン交換で直せないものもある 混合水栓の蛇口の水漏れは、パッキン交換で修理する事ってできますか?
キッチンの水栓の種類と費用 ここでは、キッチンに設置されている代表的な水栓の種類の特徴と、水栓の本体にかかる費用の目安について解説します。今使っている水栓の種類や、今後交換したい水栓について把握しておきたいときの参考にしてください。 1-1. 単水栓 単水栓とは、ハンドルと蛇口が1つずつ付いたシンプルな形状の水栓です。キッチン以外では、洗濯機置き場などによく設置されています。単水栓のもう一つの特徴は、水とお湯のどちらかのみを出すことです。単水栓のハンドルには青や赤の目印が付いていることが多く、青の場合は水、赤の場合はお湯が出ます。 単水栓本体の費用はおよそ1, 200円〜です。水栓の作りがシンプルなため費用はそれほど高くありません。 ただ、デザイン性の高いタイプになると値段は上がります。例えば、蛇口をアーチ型にデザインした「グースネック」タイプの単水栓はおよそ2, 500円〜です。 1-2. シングルレバー混合栓 シングルレバー混合栓とは、1つの蛇口にレバー型のハンドル1つが付いている水栓です。1つのレバーで水とお湯の両方を出すことができ、水量をコントロールするときはレバーを上下させ、温度をコントロールするときはレバーを左右に動かします。 料理などの家事をしながらでも片手で扱えるので、キッチンではよく使われています。キッチン以外では洗面所などでも見かける水栓です。 シングルレバー混合栓本体の費用はメーカーによって差がありますが、およそ6, 000円〜です。ハンドル部分がシャワー式で引き出して使えるタイプのものはおよそ10, 000円〜となります。 1-3. 大阪府大阪市の水栓蛇口交換を料金と口コミで比較!- くらしのマーケット. ツーハンドル混合栓 ツーハンドル混合栓とは、1つの蛇口の左右に水用とお湯用のハンドルが1つずつ付いた水栓です。通常、水専用のハンドルには青い目印が、お湯専用のハンドルには赤い目印が付いています。 水やお湯のみを出したいときは対応したハンドル1つを開き、水温を調節したいときはお湯と水の両方のハンドルを開いて操作します。キッチン以外では、バスルームなどに設置されている水栓です。 ツーハンドル混合栓本体の費用もメーカーによって異なりますが、シンプルなデザインならおよそ6, 000円〜です。しかし、アンティーク風など凝ったデザインに交換する場合、本体価格はおよそ10, 000円〜となります。 1-4. サーモスタット混合栓 サーモスタット混合栓とは、横長の円柱形ハンドル部と蛇口が1つ付いたタイプの水栓です。円柱形の左右には1つずつ回転式のハンドルが付いており、片方で水温を、もう片方で水量を調節します。 水圧や水量が変化しても吐水温度が変わりにくいので、お湯の温度を一定に保ちたいときに便利な水栓です。キッチン以外ではバスルームによく設置されています。 サーモスタット混合栓本体にかかる費用は、およそ14, 000円〜となります。お湯の温度を保つサーモスタット機能など、水栓の仕組みが複雑なので、シンプルな水栓と比べると費用は高くなります。また、機能やデザインが豊富なため、価格帯が広いことも特徴です。 1-5.