腰椎 固定 術 再 手術 ブログ

Sat, 01 Jun 2024 17:30:37 +0000

ドイツ 政府は40年前から北西部にあるゴアレーベンという場所を処分場にしようと研究を進めてきましたが、2013年に 白紙に戻して再検討 することになりました。 どうしてですか? ゴアレーベンの地層は、昔、海だったところが隆起して水が失われ、塩だけが残った岩塩層です。 もし、水があると、その流れに乗って放射性物質が地上に移動して来る懸念があるのですが、ドイツ政府はそのような心配はないとしていました。 最終処分場の候補地だった施設(ドイツ・ゴアレーベン・2013年撮影) ところが、低レベルの放射性廃棄物を埋めていた別の場所の岩塩層に、地下水が入り込んでいるというのが分かったんです。 それが地表まで出てくるかもしれないという問題が持ち上がり「"岩塩層は安全だ"って言っていたのは嘘だったのか」という感じでものすごい反対運動が盛り上がりました。 その結果、候補地の選定は1から出直しとなりました。 あとはアメリカでも、広大な土地があるので捨てる場所いっぱいあるように思えるんだけど、同じように候補地を絞っていく中、地元で大きな反対運動が起きました。 政権が交代するとガラっと政策が変わるので、最初からやり直しみたいな状況になっています。候補地が全く決まっていない日本と比べれば進んではいますけど。 やはり、一筋縄ではいかない課題なのですね 日本はどうなっているの? 1からわかる!核のゴミ(1)そもそもどんなものなの?|NHK就活応援ニュースゼミ. 日本はどういう状況になっているんでしょうか。 原発で使い終わった燃料から再利用できるプルトニウムやウランを取り出し、その後、残った廃液をガラスに混ぜてステンレス製の容器に流し込んで固めます。 これを地下300メートルよりも深い場所に埋めて処分する計画です。 処分場のイメージ図 イメージ的には、総延長200キロ程度、大体、東京の地下鉄の総延長と同じくらいの坑道 をどこかに掘ることになります。 日本にそんなに地下深くに埋められる場所ってあるのですか? 日本でも探せばそういう場所はあると、政府は言っていますが、 一番問題になるのは安全性 です。 地下300メートルであれば放射性物質は地上まで上がってこないという感じもしますが、やっぱり 日本の場合は、地震も多いし、火山もいっぱい あります。 地球全体で比べると、日本列島ができたのはわりと最近。ヨーロッパなんかは何十億年も前にできたんですけど、日本列島が今のような形になったのは、1000万年~1500万年ぐらい前なんです。 核のゴミは 10万年という想像ができないぐらい長い期間、人の暮らしから隔離されなければ なりません。 このため 「本当に安全性を保てるの?

1からわかる!核のゴミ(1)そもそもどんなものなの?|Nhk就活応援ニュースゼミ

原子力発電所で使い終わった核燃料から出る「核のゴミ」。その最終的な処分に向けた検討が各国で進められています。どこで、どうやって処分するの?ヨーロッパ各国の実情を現地で取材してきた水野解説委員に聞きました。 どこに処分? 学生 田嶋 「核のゴミ」はどのように処分されるのでしょうか。 核のゴミ 原子力発電所で使い終わった核燃料から出る高レベル放射性廃棄物のこと。日本では、さらにここから再利用できるプルトニウムなどを取り出し、残った廃液をステンレス製の容器に流し込んで固めたもの(ガラス固化体)のことを指す。 核のゴミは非常に強い放射線を出すので絶対に人が行けないようなところに処分しないといけません。そこで 各国は、地下深くに埋めるという方法で処分しようとしています。 水野 解説委員 具体的には 300メートルよりも深い位置にある岩盤の中に閉じ込めてしまう というものです。 そうすれば、なかなか人も容易に近づけないし、仮に放射性物質が漏れたとしても地上に上がってくるまでには相当な時間がかかるのでこの方法にしましょう、というのが世界の共通認識です。 学生 伊藤 他に方法はないんですか? 以前は、宇宙に持っていこうとか、海底に埋めようとか、あるいは南極の氷の下に埋めてみようなど、さまざまな方法が検討されました。 水野解説委員は初任地・青森で核燃料サイクル施設の建設をめぐる取材に携わったことをきっかけに、東海村の臨界事故や福島第一原発の事故など、これまで通算20年以上にわたり原子力を専門に取材。最終処分場の問題をめぐり、フィンランド・スウェーデン・フランス・ドイツの現場を取材した経験も。 でも、宇宙にもっていく場合、もし、ロケットの打ち上げに失敗したら放射性物質を地上にまき散らしてしまうことになるので、それはできないねと。 海底や南極は、核に限らず、廃棄物を処分しないようにしようという国際条約がある。 そうなると、地下深くに埋めるしかないということで、今、 各国は自分の国の地下に埋めて処分しようと考えている のです。 消去法で地下に埋める方法が選ばれたんですね。 オンラインで取材しました。 各国の状況は? 核のゴミとは. 原発を保有する国は日本だけではないと思うんですけど、海外ではどこまで「核のゴミ」の処分が進んでいるんですか? 処分が始まっている国はどこもありません。その中で、 世界で唯一、処分場の建設を始めている国がフィンランド。 その隣のスウェーデンでは、建設する場所がもう決まっています。そして正確な場所は決まっていませんが、建設する自治体までは決まっているのがフランスです。 この3か国以外は、どこの場所に埋めるのかを決めるのに苦労している状況です。 各国とも苦労しているんですね。 当然、反対意見がまったくでないという国は1つもありません。フィンランドとスウェーデン、北欧の2つの国も例外ではありませんでした。 フィンランドで建設中の最終処分場 地下約420メートル付近(2017年撮影) 2016年に建設が開始されたフィンランドですが、本格的な処分場探しは40年近く前から始められました。 反対もあり、今の処分地が決まるまでにはさまざまな紆余曲折があり、20年かけてようやくという感じでした。 反対運動もありながら、 どうしてフィンランドでは核のゴミを埋める場所を決めることができたのですか?
地層処分や文献調査に関心を持っていただき、ありがとうございます。 日本で暮らす私たちみんなに共通する課題について、ここではやさしく解説しています。 ぜひご覧になってください。