保険料の払込方法は「終身払い」がおすすめ 次に、保険料の払込方法についてお伝えします。 医療保険の保険料の払込期間は、加入中ずっと支払い続ける「 終身払い 」の他、指定の年齢までに支払いを終了する「●歳まで」「●年」と設定する「 短期払い 」があります。 このメリットとしてよく言われるのは、定年までに払込を終えてしまうことで、老後に保険料の支払をしなくてよいという点です。 しかし、あまりおすすめできません。 なぜなら、医療保険の保障内容は改良が繰り返されています。そんな中で、現在の保険を一生涯使うことを前提に払込期間を「●歳まで」「●年」に設定すると、見直しを考える時に「保険料がもったいない」ということで断念せざるを得なくなる可能性があります。 しかも、「終身払い」を選んだ場合でも、三大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)で所定の「状態になったら保険料の支払いを免除してもらえる「保険料払込免除特約」を付けられます。 したがって、「短期払い」にするメリットは決定的なものではなく、「終身払い」にして「保険料払い込み免除特約」を付ける方がおすすめです。 5. 貯蓄型の医療保険はおすすめか? 読者の方から「貯蓄型の保険はおすすめか」というご相談をいただくことがあります。 医療保険の多くは保険料が返ってこない「掛け捨て型」ですが、貯蓄型の医療保険もあります。 貯蓄型の医療保険の特徴は、「70歳」など 所定の年齢を迎えると、それまでに支払った保険料が返ってくる ことです(それまでに入院・手術などで保険金を受け取った場合はその額が差し引かれます)。 しかし、その代わりに、以下のようなデメリットがあります。 保険料が掛け捨ての医療保険より高額(2倍くらい) 途中で解約したら少ししか戻ってこない お金が返ってきた後も高額な保険料を払い続けなければならない また、「貯蓄型」と言っても、お金が1円も増えません。 したがって、上の3つのデメリットがあるにもかかわらず、敢えて貯蓄型の医療保険を選ぶメリットは、乏しいと言えます。 6. 医療保険について正しいのはどれか 105回. パターン別!おすすめの特約はこれ 上でもお伝えしたように、医療保険の特約の中には、「先進医療特約」以外にも、重大な疾病等に備えることができる魅力的な特約があります。 そこで、以下の3つのパターンごとにおすすめの特約を紹介します。 重大な病気に備えたい場合 女性特有の病気に重点的に備えたい場合 仕事ができなくなって収入がなくなるリスクに備えたい場合 6.
ME_2-29-AM-20 日本の医療について誤っているのはどれか。 1. 医師数はOECD諸国の平均(人口千人あたり2. 9人)より多い。 2. 医療費対GDP比は先進諸外国に比して低い。 3. 公的医療保険による国民皆保険である。 4. 高額医療費制度により患者の月々の支払い上限が決められている。 5. 公的医療保険では診療行為や薬剤などの形で給付(現物給付)される。 国-16-AM-2 我が国の健康保険について正しいのはどれか。 a. 保険料を徴収し給付を行う者を保険者という。 b. 市町村は国民健康保険の保険者である。 c. 国民健康保険は健康保険組合が管掌するものである。 d. 75歳以上の老人は自己負担が免除される。 e. 我が国は国民皆保険制度を原則としている。 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e 正答:2 分類:医学概論/臨床工学に必要な医学的基礎/公衆衛生 類似問題を見る 国-23-AM-1 医療保険制度で正しいのはどれか。 1. 介護保険が含まれる。 2. 診療報酬は全額健康保険でまかなわれる。 3. 企業における定期健康診断は医療保険の対象外である。 4. 医療保険の財源は税金である。 5. 医療事故の際の損害賠償も医療保険でまかなわれる。 正答:3 国-12-AM-2 医療保険について正しいのはどれか。 1. 被用者は被用者保険と国民健康保険の両方から給付を受ける。 2. 国家公務員は政府管掌健康保険に加入する。 3. 組合管掌健康保険では本人と家族の自己負担率は同じである。 4. 老人医療費には国と地方自治体からの公費が一部支出される。 5. 保険医療費が一定額を超えると自己負担率が高くなる。 正答:4 分類:医学概論/臨床工学に必要な医学的基礎/関係法規 国-18-AM-6 我が国の医療保険制度について正しいのはどれか。(関係法規) a. 社会保障制度の一つである。 b. 任意加入である。 c. 本人の医療給付は10割である。 d. 60歳になると老人保健の対象になる。 e. 市町村は国民健康保険の保険者である。 1. a b 2. a e 3. 医療保険について正しいのはどれか。. b c 4. c d 5. d e 国-13-AM-2 1. 健康保険は一般職域保険に属する。 2. 国民健康保険は政府管掌保険に属する。 3.
次回はTOP7の「褥瘡」をご紹介します。 乞うご期待ください! LINE・Twitterで、学生向けにお役立ち情報をお知らせしています。
東京アカデミー人気講師による国家試験対策講座 東京アカデミー人気講師による国家試験対策講座TOPへ 6月 「健康支援と社会保障制度」 『健康支援と社会保障制度』では、必修問題から各分野まで広範囲に出題されているため、国試における総出題数は30問近くになります。 範囲が広く覚えるのが面倒になりがちな科目ではありますが、解釈が難しいような問題ではなく、覚えてしまえば確実に得点につながります。統計などは細かい数値まで覚えるのではなく、大まかな傾向を理解し、今の社会の流れを掴むことがコツとなります。 問題1 医療保険について、正しいのはどれか。 1. 健康保険の加入者の自己負担割合は、一律に3割負担である。 2. 自営業者も健康保険に加入できる。 3. 後期高齢者医療制度は、75歳以上の人のみが加入する。 4.
指定の養育医療機関における入院や治療費が全額公費負担となります。ただし、世帯の所得額や自治体により、一部負担の場合もあります。 3.
女性特有の病気に重点的に備えたい場合 子宮がんや乳がん、子宮筋腫のような女性特有の病気にかかった時に、より手厚い保障を受けられる「 女性疾病特約 」があります。多くは、女性特有の病気になった場合に入院給付金・手術給付金を2倍受け取れるものです。 この特約により保険料を抑えつつ、女性特有の病気に備えることが可能です。 たとえば、主契約を入院日額5, 000円にして、女性疾病特約を付与することで、女性特有の病気で入院する時だけ入院日額1万円受け取れます。 6. 3.