失踪したママ友が抱える秘密とは――『消えたママ友』野原 広子著 書評 [レビュアー] 瀧井朝世 (ライター) 書評家・作家・専門家が新刊をご紹介! 本選びにお役立てください。 ■『消えたママ友』書評 ■評者:瀧井朝世 友人だと思っていた相手が突然姿を消してしまったら、あなたは咄嗟にどう思うだろうか。裏切られたと感じる? 分かってあげられなかったと後悔する? その程度の関係だったよね、と冷静に切り捨てる?
素朴キャラの痛烈な姿 評・宮部みゆき(作家) KADOKAWA 1100円 野原広子さんの画風はシンプルだ。人物は四コママンガ風に簡略化されている。ナレーション的な独白や会話は日常語で 綴 ( つづ ) られ、ポエム風味もお説教の臭みもない。 野原さんの描く「ママたち」=現在の社会で主に「ママ」や「妻」の立場にいる女性たちには、とことんリアルな生活感がある。少ない描線でポップに描かれているのに、彼女たちの悩み苦しみ、不安や怒りや 閉塞 ( へいそく ) 感は、「コミックだから」というチェイサー抜きで、読む者の心にしみ込んでくる。私はたまたま『離婚してもいいですか?』という作品を読んで驚き、巻末のあとがきで、こんなコミックが「レタスクラブ」というハッピーな生活情報誌に連載されていたのだと知って二度びっくり。野原さんの作品を追いかけるようになった。 最新作の本書も、タイトルどおりの不穏なお話である。春香、ヨリコ、友子、有紀は仲良しのママ友四人組。同じ保育園に通う子供たちも遊び友達で、立場は違えどそれぞれに忙しく幸せな日々をおくっている……と思っていたのに、ある日突然、この輪のなかから有紀が姿を消してしまう。夫のノボルさんばかりか、子供のツバサ君まで置き去りにして。 有紀はどこへ行ったのか。本当に自分の意思で家出したのか。彼女のスマホをノボルさんが持っているのはなぜ? 残された三人のママ友は疑心暗鬼のうちに、お互いを信じることさえできなくなってゆく。誰かの失踪がまわりの人びとを動揺させ、人間関係の 軋 ( きし ) みや秘密を 露 ( あら ) わにしてゆくというのは、フィクションの筋立てとしては珍しくない。しかし、本書の素朴で 可愛 ( かわい ) らしいキャラクターたちが見せてくれる迷走の心模様は、「あるある」と理解できるからこそ痛烈で痛切なのだ。最悪どうなろうと、大人はまだいい。自分で決める自分の人生だから。だけど、頭を 千切 ( ちぎ ) った虫の死骸を集めるツバサ君の、笑みを失った瞳は悲しすぎる。 ◇のはら・ひろこ=イラストレーター、漫画家。著作に『娘が学校に行きません』『離婚してもいいですか?』。
2021年8月2日 15:27更新 東京ウォーカー(全国版) 全国のニュース 読み物 「消えたママ友」 幸せそうだった有紀ちゃんが突然姿を消した。仲良しだったはずなのに、何も知らなかった春香、ヨリコ、友子。しかし、みんなそれぞれに思い当たることがあった…。じわじわと自分たちの闇に気づいていく、これは、あなたの日常にも起こるかもしれない物語です。今回は第1話をお送りします。 第1話 【漫画】本編を読む 同じまとめの記事をもっと読む 『消えたママ友』 著:野原広子 出版社: KADOKAWA 発売日:2020/06/25 全部見る この記事の画像一覧 (全7枚) キーワード エリアやカテゴリで絞り込む 季節特集 季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
私みたいな、そろそろ子育て終了にあと一歩世代が読んでも あまり愉快な内容ではない。 救いはどこなのか? 読後感はあまりよろしくありません。 う~ん 2020/09/12 12:38 投稿者: ゆかりりあん - この投稿者のレビュー一覧を見る いまどきのママさん達の世界がかいま見える感じなのでしょうが私には理解不能でした。。 ついつい読んでしまうけど 2021/04/03 19:00 投稿者: はらみ79 - この投稿者のレビュー一覧を見る これ読んで、結婚出産が怖くなる若い人いたら気の毒だなって思ってしまいました。 話は本当に上手で、ドキドキしながら読み進めたけど、登場人物の行動に感情移入できなくて「何でそんな行動を取るのだろう」と何度も思ってしまった。 消えたママ友 2020/09/10 10:47 1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。 投稿者: ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る 面白そうだなって思ったんだけど、読んでみたら肩透かしだった。もっとミステリー的なものを期待していたんだけど。
2021年の手塚治虫文化賞短編賞を受賞したのは、コミックエッセイの『消えたママ友』と『妻が口をきいてくれません』の2作を手掛けた野原広子だった。 【漫画】『消えたママ友』冒頭を試し読み!
トップ いつかあいつと別れるために 消えたママ友(20) このまま帰ってくんな! 仲良しだったのに何も知らない 消えたママ友(2) 仲よしだったのに何も知らない…。優しい旦那さんと協力的なお姑さん、息子のツバサ君に囲まれてうらやましいほど幸せそうだった有紀ちゃん。そんな有紀ちゃんがある日突然姿を消した。男を作って逃げたというウワサもー。ママ友の失踪をきっかけに、仲良しママの輪のバランスが崩れていって…。大反響「離婚してもいいですか」「ママ友がこわい」の野原広子さんが描く、日常生活に潜む闇。全22回でお送りします。今回は20回目です。 ◆第20話 友子のいらだち 【全画像を見る】消えたママ友 >>続く 平凡な日常を襲った事件を巡って、ママたちがじわじわと自分たちの闇に気づいていく「消えたママ友」 著=野原広子 元記事で読む
5) 今回はやくも3回目の参加でした。 女性は500円で参加できるので、3回参加したとしても1500円。 普段の婚活パーティーよりも安いし、電車賃もかからないので10回くらい参加してもそんなに負担にならないのが嬉しいです。 3回目で初めてカップリング成立となりました。 連絡先も交換しましたが、しばらく実際にお会いすることが難しいのでしばらくはZoomを利用してオンライン飲み会とかして仲を深めたいと思います。 2021年2月4日 石川・金沢会場 <30代 / 女性> 今度結婚するカレとはエクシオさんで出会いました。 会場と家が近いのでこの前を通るたびに「ここで会ったよね~(笑)」なんて話をしています。 婚活パーティーで初めて見た時は「こんな素敵な人がなんで結婚してないの!
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