痴漢事件があった場合、被疑者(加害者)が匿名ではなく 実名で報道 されているニュースを見たことがある方も多いと思います。 一方、痴漢で逮捕されても、実名報道はされないケースもあります。 それでは、どのような事例の場合に実名報道されるのでしょうか?また、実名報道された場合、どのような弊害が生じる可能性があるのでしょうか? 今回は、実名報道されないようにする手段と、そのために弁護士に依頼するメリットについて解説します。 1.実名報道とは?
盗撮や児童買春、交通事故など 「刑事事件」が報道されると被疑者には重大な不利益が及びます。 実名報道されたら全国に知られてしまい、その後の就職や結婚、ひいては人生全体に暗い影を投げかけてしまうでしょう。 「自分や家族の起こした刑事事件が報道されたらどうしよう?」 そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
これについては、個人でできることはあまりないのが実情ですが、とにかく「 逮捕されないようにする 」が最善です。 最近、痴漢事件では、否認していても、逃亡のおそれがなければ逮捕・勾留されず、任意捜査で取り調べを受けることも多いです。 逮捕されないためには、逃走の意思がなく、任意捜査に応じるという姿勢を見せることが重要です。 痴漢で逃げるべきでないこと、痴漢直後の正しい対処法に関しては、下記コラムで解説しています。 [参考記事] 痴漢容疑で線路から逃げることは正しいのか? 4.実名報道を避けるために弁護士ができること 実名報道を避けるために、痴漢を疑われたその場で 弁護士を呼ぶ ことは正しいのでしょうか? 結局のところ、実名報道されるかどうかは、その事件の社会的影響力、容疑をかけられた人の地位などによって変わってきます。 弁護士が必ずしも実名報道を止められるわけではありませんが、上記の判例を紹介するなどして、捜査当局や記者クラブに対して、実名の公開を差し控えてほしいという意見書を提出するということは可能です。 少なくとも、警察・検察、報道機関に対し、本当に実名の公表が必要な事案かどうかを熟考する機会を与えることができ、 安易な実名報道を抑止する効果は期待 できます。 5.まとめ 実名報道を避けるためだけではなく、犯罪の嫌疑がかけられたら、いち早く弁護士に相談し、個別のアドバイスを得るべきです。 また、実名報道が行われ、その情報がネットに残っている場合には、記事を削除するよう主張することが可能です。 場合によっては、違法なプライバシーの侵害、名誉毀損と評価でき、記事の削除と損害賠償請求ができる可能性があります。
2021. 03. 31 放送終了記念!そにしけんじ先生&河村監督&キャスト陣からメッセージ到着!
・・・日本史上、比較的シリアスなテーマも、ゆる〜く展開されそうです。 あなたも「ねこねこ日本」の世界をのぞいてみませんか? Eテレ【ねこねこ日本史】 放送日時: 2017年9月6日(水)18:45〜18:54 「いざ、大化の改新!」 公式HP:ねこねこ日本史アニメ公式サイト 「ねこねこ日本史」そにしけんじ 【原作も好評発売中!】 千利休が、春日局が、高杉晋作が猫に?最新刊『ねこねこ日本史』4巻(実業之日本社)もチェック! 『ねこねこ日本史』4巻 そにしけんじ著 (実業之日本社) 関連記事 城郭研究家・西股総生の【戦国の城・ネコの巻】第6回「城の形はネコ耳をめざす?」 【 古代史上最大の内乱! 】もう一つの天下分け目の戦い・壬申の乱
と思わされてしまう。そんな謎の説得力が本作にはあるのである。 個人的に唸ったのが徳川綱吉の生類憐れみの令(ちなみに綱吉は22位)。世継ぎがなかなかできない綱吉のため助言を求められ、へたなことを言っては殺される……と絶対実践できなそうなことを口にした僧侶・隆光。それが「犬を大事にすること」。そりゃ猫だもの、犬は大事にできないよね……という前提が、綱吉の無茶ぶりを際立たせる。でもこれも実際、本作に描かれるのと同じくらい一般市民には理不尽だったんだろうなあとなぜか現実と重ねて納得してしまうから不思議だ。しかも続く大石内蔵助編では、吉良上野介が実は犬だったとし、彼が優遇されたのは生類憐れみの令がしかれていたからという伏線回収。うまい……! ときに猫以外の動物も登場しながら、2巻以降も歴史を解説していく(ちなみに井伊直虎は虎で、豊臣秀吉は猿。芹沢鴨はもちろん鴨だ)。ほのぼの和みながら読むせいか、そして政権の思惑や人々の感情をデフォルメしているせいか、話の流れは非常に理解しやすく、戦国時代の様相も外交の問題も教科書を読むよりするりと頭に入ってくる。歴史の流れではなく人物に焦点をあててエピソードごとに語っているのも大きいだろう。忘れていた日本史の流れが呼び覚まされ、解説とセットに読むと非常に勉強になる。特に7~9歳の女子からの人気が高いというから、やはり「楽しく学べる」というのは最強の娯楽なのだなあと思う。アニメが3年以上続いているのも映画化するのも納得だし、歴史=暗記と思っている大人たちにもぜひともおすすめしたくなる歴史マンガである。 文=立花もも レビューカテゴリーの最新記事 ダ・ヴィンチ 2021年8月号 植物と本/女と家族。 特集1 そばにあるだけで、深呼吸したくなる 植物と本/特集2 親、子、結婚、夫婦、介護……「家族」と女をめぐるエッセイ 女と家族。 他... 2021年7月6日発売 定価 700円 内容を見る 最新情報をチェック!