「これ……この間、約束してたでしょ。おでん」関口さとみ(有森也実)『東京ラブストーリー』(1991年) 一ノ瀬がSNS上で「筑前煮女」と命名されたのには、もちろん超有名な元ネタがある。『東京ラブストーリー』(1991年)で有森也実が演じた関口さとみこと、「おでん女」だ。 『リコカツ』一ノ瀬もおでんを持ってきており、かの有名なおでん女へのリスペクトと差別化のためか、「筑前煮女」のほうがあだ名に選ばれるに至った。 さとみはカンチ(織田裕二)の愛媛の同級生で、カンチの親友でもあるプレイボーイの医学部学生・三上(江口洋介)と同棲していながら、三上の女関係で悩むたびにカンチに泣きつき、ちょっかいを出す。 今改めて観ると、恐ろしさと共にギャグにすら見えてくるが、突然チャイムが鳴ると、「これ……この間、約束してたでしょ。おでん」「作ってきたの。食べて」と熱々おでんを持って玄関先に立っていること。アポなしで熱々おでんを持ってきたら、交際中であっても引くレベルだが、まして彼女でも何でもない。 しかも、リカ(鈴木保奈美)と約束していたカンチが時計をチラリと見ると、「あれ? なんか約束してた?」「タイミング悪かったな」と言い、カンチが「行かなきゃ」「駅まで送るよ」と言うと、「うん」と言いながらも、「イヤ……行かないで……好きなの」と翻弄するのだ。 有森也実は当時、この「おでん女」があまりにハマってしまったことから、女性たちの反感を大いに買い、視聴者からカミソリ入りのファンレターが届いたと後に語っていたほどの嫌われぶりだった。 ◆「自分が最低なこと言ってるってこともわかってる」関口さとみ(石井杏奈)令和版『東京ラブストーリー』(2020年) しかし、令和版『東京ラブストーリー』の石井杏奈の演じる関口さとみもまた、震えあがるほど凄まじい。 カンチ(伊藤健太郎)がニューヨークに行ったリカ(石橋静河)と遠距離恋愛中に、風邪をひいて寝込むと、絶好のタイミングで「ご飯でも行かない?」とメールをしてきて、自宅にあがりこみ、おかゆを作る。しかも、"高校時代の友達"の顔をして入り込み、現彼女の絵葉書を見て「なんか素敵だね!
リカとの食事に向かう最中のカンチに「急なんだけど、これから会えないかな?」とLINEを送ったさとみ。食事の予定を知っていたわけじゃないので仕方ないとはいえ……。カンチも行くなよー! 携帯電話が普及していなかった時代に、待ち合わせでの遅刻やすっぽかしは重罪だった。遅れてるのか、来ないのか、帰っちゃっていいのか分からないからだ。 しかし、携帯以降はこの辺のハードルが下がっている。気軽に「行けなくなっちゃった」とか「10分遅れる」なんて連絡が取れるから。 平成版では、連絡がないのに健気に待ち続けるリカ、みたいなシーンがたびたび描かれていたが、令和版のリカはさっさと帰ってしまう。来るなら来るでまだ連絡来るだろうし。 連絡が取れないことによって生まれる〝すれ違い〟が平成版「東京ラブストーリー」の重要な要素だったのだが、携帯のおかげでそれが封じられてしまっている。 そこで登場したのが「傘」だ。 このLINEすっぽかし事件の帰り、雨が降り出したため、カンチから傘を借りたさとみ。その傘を、三上の家で4人で遊んだ帰り際に突然、返したのだ。 「これ、ありがとう。おかげで濡れずに済んだ」 今、このタイミングで返すか、さとみよ! 三上を「異性とふたりで会っていた」ことで責め立てていたのに、この傘は「カンチとふたりで会っていた」証拠。ましてやリカの目の前で、ふたりで会ってた証拠を突きつける必要ないじゃん……!
「永尾くんと三上くんの間に挟まれて、優柔不断な態度をとってしまう関口さとみという役は本当の私と違いすぎて、あまり好きなタイプの女性ではなかったですね(笑)。私は『悩むと時間がもったいない』って思って、前に進みたい性格なので。でも、やりがいのある面白い役でした」 そう当時を振り返るのは、1991年に放送されたドラマ「東京ラブストーリー」(フジテレビ系)で、関口さとみ役を演じた女優の有森也実(52)だ。 有森也実さん ©文藝春秋 放送日だった月曜の夜には若い女性が街から消えると言われ、最高視聴率32.
東京ラブストーリー ('91) NG集 - YouTube
スポンサーリンク 東京ラブストーリー2020の第2話感想 とうとう、さとみと三上が付き合い出してしまいましたね……。 三上も高校の時からさとみが好きだったと言っていましたが、それならなぜ今まで告白せず女遊びをしていたの?と疑問に思いますよね。 大切だったからこそ、手を出せなかったとかそういうことなのでしょうか。 いずれにしても、完治の告白が三上の心を動かしてしまったのだと思います。 でもあのまま完治が告白を撤回していなくても、さとみは三上を選んだと思いますし仕方がないですね。 そして、リカは結局のところ和賀部長と付き合っているのでしょうか? 明確に認めはしませんでしたが、過去に何かがあったことや、少なくともリカが和賀部長を好きだと思っていることは確定しましたね。 好きな人がいるのに、さらには完治が欲しくなったっていうのはどういうことなの? 東京ラブストーリー (1991) - 父と娘の日記. ?と視聴者は頭が混乱しているかと思います。 でもそれでこそリカですよねぇ~。愛に貪欲というか、実直というか。 好きな人は1人しか作っちゃいけない、彼氏は1人しか作っちゃいけない、って誰が決めたの?という感じですよね。 一視聴者としては、そんなリカも可愛いなと思いますが、実際に身近にいたらちょっと引いてしまうかもしれないですね。(笑) おそらく完治もそんな感じなのだと思います。 しかしそれでも嫌いになれないのがリカの魅力ですよね。 傷心の完治をうまいこと飲み会から連れ出してくれたり、花火をしたり走り回ったりして気を紛らわせてくれましたね。 あのまま飲み会にいたら、完治泣き出しちゃうんじゃないかとハラハラしたので、リカに感謝です! そしてその晩、2人はリカの発言通りセックスをしてしまいました。 リカにとって完治は遊びなのか、本気なのか。 ここまでくると完治も後戻りするのが難しそうですね。 傷心中とはいえ、職場の先輩とそういう関係になる、ましてや上司の彼女(かもしれない)とだなんて、愛媛から出てきた完治には荷が重すぎるのでは・・・と心配になってしまいました。 『東京ラブストーリー2020』の2話を視聴した世間の感想は、 東京ラブストーリー2020 第2話、観た。 いまのタイミングで、 東京ラブストーリー、観れてて、 よかった。 だって、 ドラマはドラマだから。 それがいい。 — ytakeko5/10NOONtwitch配信 (@ytakeko) May 18, 2020 展開がクッソ早い東京ラブストーリー2020のひとつだけ良い点。 今のところ(現在第2話)関口さとみにイライラしないww Yes Noハッキリ言う関口さとみは良きです!
0 out of 5 stars あの時代ならではの描写 とりあえず鈴木保奈美が可愛い! ファッションも髪型も、今ではあり得ない社内で喫煙しまくり、飲食店もモクモクのシーン(笑) 外から公衆電話を利用し、相手の自宅に電話をしても外出していると連絡が取れなくて発生する「すれ違い」。 かろうじて出てきた携帯電話の大きさときたら。 あの時代ならではの良さが楽しめると思います。 リアルタイムでも見ていましたが、ああ懐かしいな、こういうことあったよね~という感じで見ています。 俳優陣がみんな若くて(当たり前ですが、笑)、イケイケの江口洋介は必見です(笑) しかし何度見ても、さとみちゃんはムカつくんだよなぁ(笑) そう、有森さんの演技が素晴らしすぎて、当時かなり熱中しすぎた一部の視聴者から嫌がらせを受けて大変だったというエピソードを、テレビで話されていたのを見たことがあります。 90年を代表する素晴しい「フジテレビが誇るトレンディドラマ作品」のひとつに間違いないと思います。 のちに一発ギャグみたいに、とんねるず石橋さんがリカの名フレーズを連呼していたのに、 まさかご結婚するとは…(笑) フジテレビの名作つながりで「愛という名のもとに」も素晴らしい作品なので、是非アマゾンプライムに登場してほしいです。 112 people found this helpful 5.
Home 川のおはなし 川らしさとはなんだろうか 1. もくじ もくじ 川は生きている 自然の持っている脅威と魅力 浸水と洪水の話 水量と流速の話 川の力による作用 川は物を運ぶ「運び屋 」 川は流域の「鏡」 川の「瀬と淵」の話 川がなりたがっている姿 洪水が川の骨格を作る / 川は氾濫したがっている 川は蛇行したがっている / 川は「うろこ」をつくりたがっている 川と人間のいろいろな付き合い 川の調査 川の自然環境 多摩川とカワラノギクのこと 河川の管理について 河川との共生について 川の特徴と水の利用 まとめ 2. 川は生きている 「川らしさとはなんだろうか。」川についての活動をする時に川のことが分かっていないと、活動の方向がややもするとずれてしまうことがあるかもしれません。そもそも川の魅力とか原点は何か?ということを事例を交えながら話したいと思います。 たとえば子供の遊び場や公園。噴水や小川があり、子供達が安全に遊べる場所になっています。人間が作った小さな水路や噴水と川とは何が決定的に違うか?川は生きている。水がものを動かし、運び、川を動かします。人間もそうですが、動物など生きているものは次にどう行動するか予測がつきません。山で出くわした熊。襲ってくるか逃げていくかわかりませんね。川も同じで公園の水路のようにポンプがあって毎秒何リットルしか出ない、というものではありません。来年は大洪水?!来月から渇水?
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鶴見川の総合治水対策にかかわり、1990年代より「流域思考」を提唱してきたのが、慶應義塾大学名誉教授の岸由二氏だ。自らも「鶴見川流域ネットワーキング」の代表理事を務め、鶴見川流域の治水・防災・環境保全活動に取り組む岸氏に、話を聞いた。 慶應義塾大学の岸名誉教授は1990年代より「流域思考」を提唱 ――まず岸先生が提唱されている「流域思考」とは、どういった考え方なのでしょうか? 岸氏: 鈴木さんは鶴見川の源流から河口までフィールドワークして、何を感じましたか?大地の表面は雨水でくぼんで、尾根に囲まれた窪地という共通な地形を持っているでしょう。これが流域です。流域思考とは、まずは大地を流域単位で考えて、物事をとらえていきましょうということです。 ――確かに河川に沿って移動すると、普段見慣れた町や丘陵が水系の流域であることを実感しました。流域思考をもとにした治水は、国土交通省や自治体が進めてきた従来の治水と何が違うのでしょうか?