そしてそうなればどうして彼らの主張が私たちよりも賢明なものだと言えるのだろうか? 百年前、チャールズ・キングスレー チャールズ・キングスレー:イギリスの大学教授、歴史家、小説家、司祭 は科学を「研究室で異臭をたてること」と表現した。一、二年前、ある若い工業化学者は得意げに自分は「詩が何の役に立つのか理解できない」と私に告げた。このように振り子は行き来しているが、私にはそういった態度の一方が他方と比べてどこかしら優れているとは思えないのだ。目下のところ科学は隆盛を極め、それに従って大衆は科学的な教育を受けるべきだというもっともな意見を私たちは耳にするようになっている。一方でちょっとした教育によって科学者自身が恩恵を受けることができるだろうという当然聞こえてくるべき逆の側からの主張は聞こえない。この記事を書く直前に私はあるアメリカの雑誌を読んだ。そこにはイギリスとアメリカの物理学者の多くはそれが何に使われるかを理解して原子爆弾の研究に着手することを拒んだと書かれていた。狂った世界の真ん中に正気を保った人々の一団がいるのだ。その名前が公表されることはないだろうが、まず間違いない推測として私が言えるのは彼らは全員、何かしらの一般教養を身につけた歴史や文学、芸術に慣れ親しんだ人々……つまり現在使われている言葉の意味での科学にのみ関心を奪われてはいない人々であろうということだ。 ©2015 H. Tsubota. 科学とは何か?学者の言うことは正しいのか - 科学のはなし. クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示-非営利-継承 2. 1 日本
碓井真史 新潟青陵大学大学院教授(社会心理学)/スクールカウンセラー 2014/4/10(木) 19:45 ケプラーは、厖大な天体観察データから、美しい宇宙の調和を見出した。 STAP問題のために、毎日「科学」のことが話題になっています。でも、科学って何でしょう。この問題を正しく理解するために、私たちの幸福のために、そして教養として、「科学とは何か」をお伝えします。 ■小保方氏STAP細胞問題 「リケジョ」の小保方晴子さん。30歳にして、日本を代表する研究機関理化学研究所ユニットリーダー。その小保方さんが、STAP細胞という「ノーベル賞級の大発見」をしたということで、日本中大騒ぎでした( STAP細胞の小保方晴子さんから学ぶ「やる気の心理学」:負けず嫌いとおばあちゃんのかっぽう着 )。 ところが、疑惑発覚。理研の調査委員会は、データの改ざんとねつ造があったと発表。そして、4月9日の小保方晴子さんによる記者会見となりました。 小保方晴子氏反論記者会見:全質疑応答のコンパクトなまとめ 小保方晴子氏反論記者会見:論文捏造の真偽は?天才かペテン師か? 科学とは何か. この話題はしばらく続きそうです。でも、ただの芸能ネタ、ゴシップネタにせず、きちんと考えるための基本の基本、「科学とは何か」ということを、今日はわかりやすくお話したいと思います。 ■科学は実験するもの? 科学とは何か。学生に質問するといろいろな答えが返ってきます。一般的なイメージとしては、白衣を着て、試験管を振っているような姿でしょうか。実験をして、何かを発見するといったものが、科学のイメージでしょう。 ただ、科学は物理学や化学、生物学などの自然科学だけではありません。人文科学、社会科学といった言い方もありますね。哲学などの人文科学は実験などしませんし、自然科学の中でも天文学などは、普通は実験をしません。 では、「科学」とは何なのでしょうか。 心理学も科学ですが、人間の心について考える分野はたくさんあります。人の心について詳しい人もたくさんいます。でも、占いや、話し上手のバーテンダーは、心理学者(科学者)かといえば、違います。大学の中になるのが科学というわけでもありません。 では、科学とは? ■科学とは この記事は有料です。 心理学であなたをアシスト! :人間関係がもっと良くなるすてきな方法のバックナンバーをお申し込みください。 心理学であなたをアシスト!
本書を読み進めていて感じたことの一つに「これって、既にやったことがある」内容が複数あったことが挙げられます。 他の書籍やテレビで紹介されていたからか、あるいはふとやってみたことなのかはともかく、「実はそれ(マインドフルネス)とは考えていなかったが、結果としてマインドフルネスに通じることをやっていた」のは面白いことだと感じました。 項目としては、一番最初に紹介されている 「利き手でないほうの手」を使う が以前やって変な感情になった経験がありますね。 これは本当におすすすめです。 解説ページにある内容も「そうそう! 」とうなずくばかりなので、ぜひ本書を手に取ってほしい確かめてほしい内容です。 他には次のようなものが個人的に当てはまりました。 「つなぎ言葉」に注意する 「食べるもの」に思いをはせる まとめ 『 「今、ここ」に意識を集中する練習 』より、マインドフルネスに関する誤解と具体的な内容を引用しながら実践のヒントを探ってきました。 たくさんの本を読む中で、率直に言って「読んで・知って満足」になり実践できなかったこともあります。 しかし日常生活の中でできるマインドフルネスについては、知っていることと実践していることの垣根はかなり低いのでないかと思いました。 極端な話「歯ブラシを利き手の反対の手で持つ」だけでも実践と言えますから。 興味はあったが、ブームのピークに乗り遅れたと感じる人はぜひ本書を手に取ってほしいと思います。 それではまた。 この記事が気に入ったら いいねしよう! 最新記事をお届けします。
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