女王の演説聞いてそう解釈できんの? 奴隷湾から王都まで、あの調子で解放し続けるんだぞ」 「あなたも俺も今日まで仕えただろう」 「ああ、あくまで今日まで、な」 ヴァリスは正しかったとティリオンは続けます。 「ま、ターガリエンといえば【炎と血】ってわけだ。【炎と血】。まさにそれじゃね」 「それを言うなら、俺も【炎と血】だ。父と君は関係ないだろ」 ジョンはそう続けます。 ターガリエンの血が、もはや呪いに成り果てました。 「まぁよ。父の血ってことなら、俺もタイウィンの息子だわな。タイウィンもサーセイも極悪だったわ。けどよ、あの二人が殺した死体を積み上げても、女王の王都虐殺1日分半分以下だわな」 これは重要な指摘なんですよね。 【 レッド・ウェディング 】にせよ【大聖堂爆破】にせよ、犠牲者人数でカウントするとそこまで多くないんです。 【レッド・ウェディング】の元ネタは、40名以下ですからね。 安心させて殺す「グレンコーの虐殺」が凶悪!レッド・ウェディング元ネタ 続きを見る 先週も書いたのですが、 「戦をするくらいなら謀殺の方がいいよっ!」 というわけです。 ゲームオブスローンズ シーズン8第5話 あらすじ相関スッキリ解説!
『ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)』 最終シーズンは、それまでの6シーズンで注意深く練り上げられた物語の仕掛けや必然性、陰謀などを捨て去るのに時間を費やした。当然それは最終回でも見られ、ファンは大いにイライラしたが、メインキャストと過去のシーズンからのキャストを何人かひとまとめにするという嬉しいサプライズを、なんとか投入してくれた。 「ウェスタロスで最強の人々」(つまり、7つの王国から成る地域をそれぞれ代表する権力者とレディたち)のカウンシルが、表面上は団結して、デナーリスを殺そうと共謀した罪でティリオンとジョンを裁判にかけた。しかし、議題はたちまち七王国の新リーダー任命に変わってしまい、その称号は、最終的になんとブランに。とは言え、サンサ、アリア、ティリオン、ダヴォス、ヤーラ・グレンジョイが、"永遠の負け犬"エドミュア・タリーやロビン・アリン、ヨーン・ロイスと親しく交わっているのを見るのはかなり楽しめた。 誰が登場していたのかを、早速チェックしてみよう。 サムウェル・ターリー、ハウランド・リード(!?
残酷なのはわかちゃいるが、それが正義だ」 そうだ。ジョンは【冥夜の守り人(ナイツ・ウォッチ)】として、死者から生者を守るべく奮闘してきたのです。 「最後に処刑されるのは俺じゃない。【鉄の王座】の邪魔者は殺され続ける。女王が下す判断次第ってわけだな」 「こんな結末で残念だ」 「お前の妹たちはどうだろうな。まだ女王に忠誠を誓っていないよな」 「誓うさ!」 「サンサはなんで俺に、お前の正体をバラしたんだろうなぁ。今、選べよ!」 ティリオンはそうジョンに突きつけるのでした。 こんな結末は残念――ジョンの言葉が重い! 【鉄の王座】に座る時を待っていた デナーリスは、人生を賭けて求めてきた【鉄の王座】を見て感無量の表情です。 その彼女の背後に、ジョンが立ちます。 「兄が言っていた。エイゴンが倒した剣を固めた王座だって。20まで数えられない私でも、高い山で座ったエイゴン王の足の裏しか見られないだろうな、って思っていた。そういう高い山を想像していたの」 「ラニスターの捕虜を処刑するのを見たんだ」 「必要だった!」 「見ていたのか? 幼子まで死んだぞ」 「和平交渉を壊したのはサーセイだ! 人質を利用した、そんな奸計に負けるわけにはいかない!」 「ティリオンは義務を果たしたんだ。彼を許してくれ」 「それはできぬ!」 「許してくれ。皆を、許してくれ。過ちを理解させて許すんだ。頼むよ、ダニー」 「できない。問題に向き合わねばならん。慈悲よりも忠義が必要なのだ!」 「慈悲こそが必要なんだ!」 ダニーと親愛を込めて呼びかけても、彼女には通じない。 「存在しない世界を夢見よう。難しいことだ。けれど、きっといい世界になる!」 「どうしてわかる?」 「善を見極められるから。あなたもだろう」 「他の皆はどうなんだ?
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