2020/06/01 家の借り方 不動産取引は日常的に行うものではないので、わからないことも多いですよね……。 友人Mちゃん 契約書の用語がわかりにくい! そんなわかりにくい用語のひとつ「申込金」「預り金」について説明します。 初めて一人暮らしをしようと思っている方 引越し費用の明細がよくわからない方 賃貸借契約前にお金を払うのは不安な方 に、申込金や預り金など、契約前に発生するお金についてご紹介します。 まつだ 今回の話は 「賃貸」の場合に限ります。 売買のケースでは、取扱いが異なります。 基本的に、申込金や預り金はいただかない物件が一般的。 東京都では、契約前の高額な預り金はもらわないよう、不動産会社に対して、行政指導がされています。 預り金が原因でトラブルに発展したケースが多かったからです。 トラブルを避けるには、申込金・預り金が不要な物件が安心。 キャッシュバックキャンペーンを行っているサイトもあるので、もう少し物件情報を探してみてはいかがでしょうか? どうしても住みたい物件で、申込金・預り金が必要な場合は、支払い前に条件を確認することが大切。 それでは、これから詳しく、申込金・預り金について、確認していきましょう。 申込金・預り金とは?
契約成立前の場合は全額返金しなくてはいけないことは先にも言いましたが、成立後に返金しなくてはいけないお金はあるのでしょうか。 基本的には入居後の退去と同じでしょう。敷金は修繕等に使用した金額を差し引いて返金、礼金は返金の必要なし、家賃は住んでいなければ全額返金します。 保険料等は保険会社に任せているところも多くあると思いますが、返金等については、保険会社が定めたものに則ります。 違約金はもらえるのか? 賃貸借契約書に、「借主都合で、契約後1年以内に解約する場合は短期解約違約金として、賃料の1か月分を支払う」という記述があれば、請求額があからさまにおかしくなければ求めることが可能です。 まとめ ここまで直前の契約キャンセルの時どうするのかの対応についてご紹介していきました。 そもそも入居直前にキャンセルが起こらないように、努めなければならないと思います。 入居者は、入居申込書の役割を甘く見ているところがあるかもしれません。 管理会社からすれば、入居申し込みがあれば募集を取りやめます。住むために部屋の掃除もしますので、一つ申し込みがあるだけでかなりの労力とコストがかかっているのです。 契約がキャンセルされれば、それらがすべて無駄になってしまい、管理会社からすると大打撃です。 申し込みがあったら、スピード感を大切に手続きを進めていくことも大切ですが、対応が悪い等の理由で直前キャンセルされないよう、契約締結の時から、誠実な積極をしていってくださいね。 この記事を書いた人 らくちん編集部 まお このライターの記事一覧 管理業界を変えたい!そんな思いで業務支援サービスの企画をしている傍ら、管理会社様向けにお役立ち記事の執筆もしています。 実務に沿ったシステムづくりを目指して日々勉強中です。 システムでも記事でも「管理業務を『らくちん』に」をモットーに、管理会社の皆様に寄り添います!