腰椎 固定 術 再 手術 ブログ

Fri, 28 Jun 2024 12:21:06 +0000

肘関節脱臼や肘関節内側側副靭帯損傷(MCL損傷)は日常診療でよくみかける外傷です 肘関節の解剖ですが内側側副靭帯は、前斜走靭帯(anterior oblique ligament; AOL)、後斜走靭帯(posterior oblique ligament; POL)、横走靭帯(transverse ligament; TL)、の三つの部分に分けられます。 AOL単独損傷である場合がほとんどで、治療は2週間のギプスシーネ固定の後、可動域訓練を開始します。一方、AOLに加えてPOLやTLも損傷している場合には肘関節の不安定性が増悪するので、靭帯修復術の適応となります。 尚、MCL損傷には肘関節脱臼の自然整復例が含まれていることがあります。この場合には、肘関節脱臼の治療に準じて治療を進める必要があります。 靭帯損傷の程度の鑑別は、下図のように外反ストレス撮影もしくはGravity testで行います。 Monthly Book Orthopaedics Vol. 8 No. 9 P32 広島大学の村上恒二先生の著書から引用 肘関節脱臼は、O'Driscollの報告以来、 肘関節の後外側回旋不安定性と関連して認識されるようになりました。O'Driscollの説では、①外側側副靭帯が断裂 ②前方および後方関節包断裂 ③内側側副靭帯が断裂 ④肘関節脱臼 という受傷機転です。 したがって、O'Driscollの説では脱臼している場合には内側側副靭帯損傷は必発です。ただし実際の臨床で、肘関節脱臼が内側側副靭帯の破綻なくして起こりうるかは明らかではありません。 肘関節脱臼では靭帯成分のみの損傷なのか、骨性損傷も併発しているのかで治療方法が異なります。橈骨頚部(頭)骨折や鈎状突起骨折を併発している場合には手術適応ですが、靭帯損傷のみであれば保存治療の対象となります。 保存治療のポイントは、関節可動域の確保と関節安定性の獲得という相反する目的をいかにして達成するかです。この相反する2つの目的を達成するために、ギプスシーネ固定を1週程度施行して、その後は三角巾のみで可動域訓練を開始することが多いようです。 関節安定性を獲得するためには3-4週程度の外固定は必要ですが、成人で長期間固定すると関節拘縮が必発です。臨床的には関節の安定性を多少犠牲にしてでも、関節可動域を確保する方が肘関節機能を温存する上では重要です。拘縮が必発なので、不安定性が日常生活で顕在化しにくいのです。

  1. 肘関節MCL損傷・肘関節脱臼 - 整形外科という大海原に出航する医師の羅針盤

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炎症管理はRICE療法を行います。 [illust_bubble subhead="RICE療法" align="right" color="green" badge=" ポイント! " illst="point-m1-l" align="right" width="110″] Rest:安静 Icing:アイシング Compression:圧迫 Elevation:挙上 [/illust_bubble] RICE療法はこの4つの頭文字を取ったものです。 安静とは? 一つ目は安静です。 安静といっても全く動かさないという意味ではありません。 受傷直後は痛みや腫れが生じます。 受傷直後は痛みがあるため、一時的に動かさずにアイシングなどをした方がよいです。 しかし、徐々に痛みの状態に合わせ足関節を動かしたり、体重をかけたりしていきます。 安静=全く動かさない、体重をかけない と、思う方もいらっしゃいますが、これは間違いであり、可能な範囲で関節を動かしていきましょう。 アイシングとは? 二つ目はアイシングです。 なぜ冷やすことがいいのでしょうか。 受傷直後は炎症などによって痛みが生じます。 炎症や痛みによって、カラダには様々な悪影響が生じますが、アイシングをすることで様々な効果が期待できます。 ①痛みを緩和できる ②循環が良くなり痛みの物質が溜まらなくなる ③腫れが引けることで関節が楽に動かせる ④腫れによる筋萎縮を抑えられる など アイシングは長い時間していればいいというわけではありません。 長時間を冷やしていると、循環障害や凍傷を起こす可能性もあります。 そのため、アイシングは20分、休憩40分のクールで何回も繰り返しましょう。 圧迫とは? 圧迫は弾性包帯などを使って行います。 腫れたりすること痛みの増強や関節可動域制限、筋力低下などが生じます。 包帯で圧迫することで、腫れを防ぐことができたり、関節が安定するため痛みを軽減させることができます。 挙上とは? 圧迫に加え、挙上も行いましょう。 座った状態でいると、足はカラダの中で一番低い位置となり腫れやすい状態となります。 腫れを防ぐには、極力足を低い位置におかず、横になって足の下にクッションなどをいれ、高い位置においたりすることがよいでしょう。 捻挫のスポーツ復帰の時期とは? スポーツ復帰のポイントは、靭帯の修復過程を知ることが大切です。 受傷ししばらくすると、痛みはほぼなくなることが多いです。 しかし、痛みがない=治った というわけではありません。 痛みがないからといって、靱帯は完全に治ったわけではなく靱帯は常に修復をしようとしています。 このときに無理をしてしまうと痛みが生じたり、痛みが残存しスポーツパフォーマンスの低下につながります。 靱帯が修復されるまでに8週間程度かかります。 この間の時期では靱帯が修復過程のため、過剰な負荷をかけると再断裂や再受傷するため、注意しましょう。 また、日常生活での注意点として、正座やあぐらは足関節を底屈+内反してしまうため、外側側副靭帯に負担がかかる姿勢です。 捻挫後はこのような姿勢はしばらく控えるほうがよいでしょう。 トレーニング方法とは?

外側側副靭帯(がいそくそくふくじんたい) 膝関節や肘(ひじ)関節、足関節などの関節外側に位置する骨と骨をつなぐ 靭帯 。関節の過度の動きを制限し、安定性を得る。特に足関節の外側 靭帯 は"足首"の捻挫の際しばしば損傷し、痛みと腫れが生じる。通常ギプスやシーネなどの固定具を用いて、手術をしないで治療をすることが多い。⇒ LCL リンク用ソース ポップアップ表示用ソース