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提供元: ケアネット 公開日:2014/08/27 認知障害および認知症に対するイチョウ葉エキスの有益性および有害事象については、長年にわたって議論の的となっている。中国海洋大学のMeng-Shan Tan氏らは、認知障害および認知症に対しイチョウ葉エキス(EGb761)の有効性および有害性についてシステマティックレビューとメタ解析を行った。その結果、同240mg/日の22~26週投与により、認知、機能、行動の低下および全般的な低下を、阻止あるいは遅らせうることが、とくに神経精神症状を伴う患者で示されたと報告した。Journal of Alzheimer's Disease誌オンライン版2014年8月11日号の掲載報告。 2014年3月の時点でMEDLINE、EMBASE、Cochraneなどの関連データベースを、EGb761に関する無作為化試験(認知障害および認知症患者への治療として検討)を適格として検索し、評価した。 主な結果は以下のとおり。 ・適格基準を満たした試験は、9件であった。試験期間は、22~26週間で、合計2, 561例の患者が含まれていた。 ・メタ解析の結果、認知に関する変化スコアの加重平均差は、プラセボと比較してEGb761群で良好であった(-2. 86、95%信頼区間[CI]:-3. 18~-2. 54)。 ・また、日常生活動作(ADL)に関する変化スコアの標準平均差も、同様にEGb761群で良好であった(-0. 36、95%CI:-0. イチョウ葉エキスは認知症の救世主!!|ヘルスケア|【DHC】Olive Channel[オリーブチャンネル]. 44~-0. 28)。 ・Clinicians' Global Impression of Change(CGIC)尺度に関するプラセボとのPeto法オッズ比(OR)は、統計的に有意な差がみられた(OR 1. 88、95%CI:1. 54~2. 29)。 ・これらすべての有益性は、主にEGb761用量が240mg/日で認められた。 ・神経精神症状を伴う患者のサブグループ解析では、全体グループと比べてEGb761の240mg/日投与は、認知機能、ADL、CGICおよび神経精神症状の改善が、統計的に優れていることが示された。 ・アルツハイマー型認知症群の解析では、全体グループと比べて主なアウトカムはほとんど同等で統計的な優越性はみられなかった。 ・安全性のデータから、EGb761の安全性について重大な懸念はないことが示された。 関連医療ニュース 認知症にスタチンは有用か 認知症予防効果を降圧薬に期待してよいのか 統合失調症の認知機能改善に抗認知症薬は有用か 担当者へのご意見箱はこちら (ケアネット)

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イチョウ葉エキスは認知症の救世主!!|ヘルスケア|【Dhc】Olive Channel[オリーブチャンネル]

1歳)をイチョウ葉抽出物120mg1日2回に、1524人(同79. 1歳)を偽薬に無作為に割り付けた。用いられたイチョウ葉製品は、米国で一般に使用されている独Schwabe Pharmaceuticals社のEGb 761で、用量については、過去に行われた臨床試験で用いられており、一般に使用されている中では最も高用量となる240mg/日を選んだ。 6カ月ごとに2008年4月まで認知症罹患について評価した。なお、高齢者が対象の臨床試験であるため、服薬遵守率と脱落については慎重に監視した。 主要アウトカム評価指標は、認知症とアルツハイマー病の罹患に設定された。認知症の診断は、DSM-IVをベースとして専門家により行われた。 追跡期間の中央値は6. 認知症にイチョウ葉エキス、本当に有効なのか|医師向け医療ニュースはケアネット. 1年で、脱落は6. 3%だった。 試験終了時に介入群の60. 3%が服薬遵守良好だった。服薬遵守者の割合は両群間で同等だった。 新規に会員登録する 会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 医師 医学生 看護師 薬剤師 その他医療関係者 この記事を読んでいる人におすすめ

認知症にイチョウ葉エキス、本当に有効なのか|医師向け医療ニュースはケアネット

末梢動脈疾患による歩行時の痛みの改善効果 末梢動脈疾患とは、手や足に血液を送る末梢動脈の内腔にコレステロールが溜まり、内腔が狭くなることで、血液の流れが悪くなり、動脈が硬くもろくなる動脈硬化が生じると、手足の血行が悪くなり、しびれや痛み、重症では壊死などを起こす病気です。 末梢動脈疾患になると、少し歩くと、足の痛みやしびれで歩けなくなり、少し休んでは歩くという状態が見られます。 末梢動脈疾患の患者において、イチョウ葉エキスを投与した臨床試験のメタ分析によって、イチョウ葉エキスを投与した場合、歩行距離(トレッドミル運動で測定)の延長が見られました。 (Arzneimittel-Forschung. 1992 Apr; 42(4):428-36) この研究結果から、歩行時の痛みが緩和されたことにより、歩行距離の延長が見られたと考察されます。 イチョウ葉エキスの血液を固まりにくくする作用により、手や足に酸素や栄養を送る末梢動脈の血液の流れをよくして、手足の痛みやしびれが緩和されることが期待されます。 ■ 3. 糖尿病性網膜症による色認識の改善効果 目の網膜には、光や色を認識する神経細胞や毛細血管があります。血液中の糖濃度が高い状態(高血糖状態)が続くと、この網膜の毛細血管が傷つきやすくなり、出血を起こしたり、網膜の光や色認識の働きが悪くなり、色を識別しにくくなる場合があります。さらに、網膜症は、出血が多いと視力の低下を招き、失明にも至る可能性があります。 早期の糖尿病性網膜症を有する糖尿病の患者29人において、イチョウ葉エキスを6ヶ月間投与するプラセボ対照試験で、イチョウ葉エキス投与群において色認識に改善傾向が認められました。 (Journal francais d'ophtalmologie 1988; 11(10):671-4) この結果より、イチョウ葉エキスは、糖尿病性の網膜症を改善する効果が期待されます。 ■ 4. 回転性のめまい症状の改善効果 めまいは、目の前がグルグル回っているような感覚やフワフワする感覚などを起こす状態です。これは、身体の平衡感覚を保つ器官に障害が起きると引き起こされます。平衡感覚を保つ器官には、三半規管、耳石器、前庭神経、脳幹、視床、大脳皮質があります。 三半規管や前庭神経、脳幹が障害されると、目の前がグルグル回る回転性のめまいを引き起こしやすいといわれています。また、耳石器、視床、大脳皮質が障害されると、フワフワとする感じのめまいを引き起こすことが多いといわれています。 前庭性めまい(耳の障害が原因のめまい)と非前庭性めまい(耳や脳の障害以外が原因のめまい)について、動物実験と無作為化二重盲検臨床試験で、イチョウ葉エキスの効果を検討した結果、前庭の補償においてイチョウ葉エキスが有益な効果を示すことが実証されました。 (HNO.

Author(s) 松岡 耕二 MATUOKA Koozi 千葉科学大学薬学部薬学科 Department of pharmacy, Faculty of pharmacy, Chiba Institute of Science Abstract イチョウ葉エキス(EGb761)は、1950年代から薬理研究が始められ、現在では、アルツハイマー病や認知症の治療に利用されている。フラボノイド24%、テルペノイド6%を含有する標準化されたエキスは、めまいや耳鳴り、記憶力減退、不安などの精神神経症状の改善に効果が報告されている。EGb761のこれらの作用には、活性成分と考えられているフラボノイドやテルペノイドの抗酸化作用や神経保護作用が、関係すると考えられている。ここでは、薬理学的根拠とされるフラボノイドやテルペノイドの中枢神経系における生理活性と、近年報告されているEGb761の臨床効果に対する評価について述べる。 Journal The University Bulletin of Chiba Institute of Science Chiba Institute of Science