世界各所に三本足のカラス伝承はありますが、共通しているのが太陽神との関わりですね。古代からある神話に、太陽黒点としてカラスが出てくるということは裸眼で太陽を凝視したのでしょうか?できませんよね?見えたとしても黒点まで確認できたのでしょうか?疑問が残ります。 三本足という共通点にも興味を惹かれるでしょう。アジア圏だけではなくエジプト・ギリシャなど世界にも三本足のカラスが登場しています。神話や伝説は、事実をもとにして書かれていることが多くありますよね。もしかすると、 私たちが知らない三本足のカラスは、実在していたのではないでしょうか? 世界のカラス伝説!ヒーロー?悪者? 今、日本ではカラスは害鳥として嫌われています。では、なぜ昔はカラスを神の使者としていたのでしょうか?世界の伝説も含め見てみましょう。 日本 …人里と天界を結ぶ使者として考えられ「神の先鋒」という「ミサキ」という尊称で呼ばれることもあります。昔から身近な鳥の一つであり、万葉集でも朝を告げる鳥として登場しています。 ケルト神話 …戦いの勝利をもたらす女神。ネヴァン。ワタリガラスの姿で戦場を飛び回り、相手方の戦士たちに狂気を植え付け同士討ちをさせるといわれています。 北欧神話 …最高神オーディンに付きそうワタリガラス。フギンとムギン。この二者はオーディンに様々な情報を伝えるため、世界中を飛び回っています。 アイヌ …樺太に伝わる妖怪。ペンタチコロオヤシ。性悪のワタリガラスが正体だったという説もあります。 良くも悪くも、世界中にいる身近な鳥として題材に上がりやすかった。という所でしょう。カラス自体に私は愛着が持てないんですが、スズメやハトより大きく、全身真っ黒な姿が、威厳を醸し出しているのではないでしょうか?確かに、大きく羽根を広げると存在感ありますよね。 現在でもいろいろなところに八咫烏が! 「3本足のカラスの謎」 | おはなしカラス | まつだ松林堂. 秘密結社もあった!
高千穂の宮にいたイワレビコは、天下を治める最良の地を目指して東征を思い立つ。兄とともに東の地を目指した旅路は決して平穏なものではなかった……。『古事記』『日本書紀』に描かれた"神武東征"伝承は史実なのか? 神話と史実を探求しながら、その実像に迫る。 『国史画帖大和櫻』より「神武天皇御東征之図」 「八咫烏」とは三本足のカラス ではなく人だった!?
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