株式会社船井総合研究所の設計事務所専門コンサルタントが、日本全国を飛び回る中で感じた事をゆる〜く綴る日記です。
モデルハウスを建てる事が義務になっていたり、割高なツールを買わされたり、根拠があいまいな一式見積もりなどだったり、名刺などを含めフランチャイズの名前ばかりで、 あなたの会社の企業ブランドが、見えなくなりませんか? それが経営者であるあなたの本意や理想なのでしょうか? まして、一度価格だけで差別化を図ろうとするローコスト市場に入ってしまえば、これまであなたがコツコツと積み重ねてきたことは、捨てなければなりませんし、 集まるお客さまのターゲットもその価格帯であり、提案とは関係なく、その市場での価格競争に巻き込まれ、 個性を望むお客さまや高額な家づくりを望んでいるお客さんとのご縁は、なくなってしまいますが、そもそも あなたの会社は、全国展開している大資本の会社などと "価格で勝負" をする気でしょうか? 一度その市場へ踏み込んでしまうと もう戻らない事を覚悟 でフランチャイズをはじめなければなりません。また集客方法に関しても、一番集客単価の高い、つまり、最も 非効率でアナログ的 なチラシで集客を続けますか? 仮に雑誌に掲載するといっても、客観的に見て、ほかの掲載例に勝てるだけの 魅力的な家づくりといえますか? 雑誌に掲載されている他社の事例では、写真の技術もデザインレベルの高い会社がたくさん掲載されていたりしますし、ただ掲載すれば反響があるというものでもないこともご理解できるかと思います。 結局、問い合わせがあれば、なんらかの対応しなければなりませんので、例え不得手であっても、 競合先に勝つだけの営業力・提案力も当然ながら必要 となります。 しかも、せっかく資料請求していただいたお客さまに対しての 育成メニューも用意されていますか? 会社概要と経歴と工事事例だけでそれらの資料を たった1回のみ 送っているのでは? もしそうであれば、この先選ばれて商談になることはないでしょう。万が一、提案を頼まれても、大きな資本のある会社やローコスト系のフランチャイズと競うことになるので、他社との判断基準は、あなたの誠意や熱心さよりも、あなたが最も嫌う 価格競争だけで競う家づくり なりますが 、 これら全てのマーケティングや販売促進や企画、顧客育成などを、経営者であるあなたが、現場対応の合間にされのでしょうか? ・・・本当にできますか?
設計事務所の集客方法まとめ 今回の内容をまとめておきましょう。 インターネット時代である現代はオンライン広告を有効活用すべき セミナー開催によるパーソナルブランディングも集客手段のひとつ 広告戦略ではポジショニングメディアを活用し、他社との差別化を図る 企業の強みを見極め、それを主軸に強く訴求する ユーザーは、やはり熱意と誠意を持った設計事務所に依頼したくなる 弊社は 設計事務所の集客に特化したインターネット戦略 を得意としています。7000社以上ものサイト制作と運用の経験と実績を持っています。 安定した集客を得たい 地域密着型の設計事務所として活躍したい このようなご要望をお持ちの方は、ぜひ全研本社までご連絡ください。 ▼このページに関連したおすすめの記事:
また どのような方法でそのお客さまを集めていますか?
事例名称 広島新交通システムの橋桁落下 代表図 事例発生日付 1991年03月14日 事例発生地 広島県広島市 事例発生場所 広島市高架式軌道「新交通システム」工事現場 事例概要 広島市の「新交通システム」工事現場において、横取り降下工法で箱型橋桁を降下作業を行っていたが、主桁を支えていたジャッキと受台がはじき飛ばされたため、桁が県道に落下し、その結果、信号待ちしていた車両11両を押しつぶし、23人の死傷者を出した。 事象 平成3年3月14日14:05頃に、広島市高架式軌道「新交通システム」工事現場において、長さ63. 4m、重さ60トンの鋼製箱桁が、10m下の県道に落下して、民間人10人を含む15人が死亡し、8人が重軽傷を負う大惨事となった。 経過 ・ジャッキ受台は、H型鋼を3段同じ方向(通常は井桁状)に積み重ねた。また、H鋼には補剛材がついていなかった。 ・補強されていない部分が直接ジャッキを受けたため、桁が変形した。 ・主桁を支えていた3台のジャッキのうち2台のいずれかで支点反力が変化し、その瞬時、いずれかで耐荷力を超えた。 ・残りの1台も反力を支えきれなくなり、2台のジャッキの受台がほぼ同時に倒壊した。 ・橋桁は橋軸回りに半回転しながら、県道に落下し、信号待ちしていた11台の車両を押しつぶした。 原因 ・ジャッキの仮受台に、H型鋼を3段同じ方向に積み重ねて使用した。(致命的原因) ・集中荷重が作用する部材箇所に、剪断補強リブを配置していなかった。剪断補強リブを配置していない箇所に、ジャッキをあてがった。 ・横取り時は、桁の転落防止用のワイヤを設置していたが、降下作業時はこの対策を取っていなかった。 ・元請会社の施工管理体制の問題が根本要因であった。 対策 ・荷重支持部材として、H型鋼を同じ方向に積み重ねない。 ・集中荷重が作用する部材箇所には、剪断補強リブを配置する。 ・転落防止用のワイヤを取り付ける。 知識化 ・H型鋼は同じ方向に、「絶対に!」積み重ねるな!!! ・!!!しかし、再び、同じ失敗をする可能性が大きい!!!
024 広島新交通システム 橋げた落下事故