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Sat, 10 Aug 2024 11:24:07 +0000
日本でもすでに、食卓の定番となっているキムチ。 韓国料理 屋ではもちろんのこと、家での食事にキムチが並べる日本人も少なくはないのでしょうか。スーパーでも必ずみかけるキムチですが、日本産や中国産など、必ずしも韓国産の物ばかりではないそうです。そこで、在日韓国人に日本のキムチについて、正直どう思っているのかを聞いてみました。日本のキムチと韓国のキムチの知られざる違いなどが明らかになったので、早速見ていきましょう! (以下は、インタビューに応じてくださった個人の体験に基づいた意見です) 日本のキムチはしんなりしている 「日本と韓国の白菜ってちょっと違っていて、日本の白菜の方が水分を多く含んでいるんです。なのでキムチの食感が全く異なります。韓国のキムチはもっと白菜がシャキッとしてますよ」 キムチを作る時は白菜を塩で揉み、水分を落とすそうなのですが、日本の白菜は水分が多く含まれているので、韓国のキムチのようにシャキッとした食感がなかなか出せないそうです。韓国の白菜は日本の白菜に比べ水分が少なく、シャキッとしていて、食感が日本のキムチとは全く違うそう。また、それが理由で味がなかなか白菜の中まで染み込まず、まろやかな味になる、ということもあるそうです。 日本のキムチはバリエーションが少ない! 「日本で見かけるキムチは主に、桃などフルーツで発酵させたものが多いですよね。なので、味がワンパターン。韓国ではキムチと一言で言っても、発酵するときに使用する材料で、味わいが違います。また、実はキムチって浅漬けとかもあるんですけど、浅漬けのキムチを、日本ではあまり見たことがないですね」 キムチの作り方は千差万別。韓国の地域によっても変わるそうです。韓国では牡蠣・イカ・あみの塩辛やイワシのエキスなど、海鮮物をたっぷり入れて発酵させる方法もあるそうです。そうすることで、キムチの香りもより高くなり、より塩が効いた味になるそうですよ。しかし、海鮮で発酵させたキムチは日本にはあまり見かけず、見かけても値段が高いそうで、なかなか気軽に食べることはできないそう。 また、浅漬けのキムチはより甘辛く、濃い味がします。キムチの浅漬けもなかなか日本では手に入らないそうで、韓国から送ってもらって食べることが多いだとか。こんなに作り方の違うキムチがあるのには、驚きですね!

キムさん: 今回のように、大きめの鍋でも全く問題ありません。自宅にあるもので代用すれば OK です。わざわざ買い足す必要はありませんよ。 キムさん: 30 分経ったら、ザルにあげ、水気を切っていきます。白菜の上にラップをしき、重石をのせます。 河瀬: 重石がないので、ペットボトルをのせました(笑)。身近にあるものでつくれると、自宅でも手軽にできていいですね。 ここまでが下準備。 水気を十分に切らないと腐りやすくなったり、味付けにムラができたりする そうなので、水気は一晩かけてしっかりと切っていきます。 つくってみた感想でいうと、下準備が一番面倒 …… 。逆に下準備さえできてしまえば、あとの作業は簡単です。 白菜の水気がしっかりと切れたところで、実際にキムチを漬けていきます。 材料はこちら。 下準備をした白菜、玉ねぎ、人参、青ねぎに唐辛子粉、ナンプラー、にんにく、砂糖、アミの塩辛 などなど。 キムさん: 唐辛子粉やアミの塩辛はなかなかスーパーでは手に入りづらいですが、新大久保の韓国食材店や、ネット通販なんかで簡単に手に入れることができますよ。 河瀬: アミの塩辛をイカの塩辛やカツオの酒盗などに代えてつくっても、また違った味わいで美味しそう! 実際に、アミの塩辛ではない塩辛を使ってつくるキムチもあるのだとか。いろいろな塩辛を使って味の違いを楽しんでみたい …… 。 次に、野菜を切っていきます。 玉ねぎと人参は千切り、青ねぎはざく切りです。 キムさん: 今回の野菜以外に、大根やニラなどを入れても美味しいですよ。釜山など海に近い地域では具材に海鮮類を入れるところもあります。キムチは家庭や地域によってかなり幅があるんです。 さまざまな野菜や具材で好きなキムチをつくるのも楽しそうですね~! お次は 「キムチのり」 をつくります。 水に小麦粉を入れダマができないように混ぜ合わせながら弱火にかけ、のり状になってきたら火を止め冷まします。 河瀬: キムチのりって初めて聞いたのですが、これを入れるとどんないいことがあるんでしょうか? キムさん: キムチのりには繋ぎのような役目のほか、発酵しやすい環境をつくってくれる効果もあります。なくてもいいのですが、 本格的な美味しいキムチをつくりたい場合は必須 ですね。小麦粉以外にも、もち米粉やご飯と水をミキサーで撹拌し、のりとして使う場合もありますよ。 なるほど。小麦粉と水だけなので、面倒でない方はぜひつくって、入れてみてくださいね!

そしてお次は味の要! ヤンニョム(合わせ調味料) づくり! 唐辛子粉、ナンプラー(もしあれば、イワシエキスを使うとより本格的に)、にんにく、砂糖、アミの塩辛、冷ましたキムチのり を混ぜていきます。にんにくはかなりたっぷりですね。人に会う前に食べるのは危険かも …… 。 これだけでもかなり辛そうな見た目! キムさん: 食べてみると意外に辛くないんですよ。ヤンニョムはつくり置きしておいて、 野菜をディップしたり、茹でた肉につけて食べたり、鍋に入れたりと万能な調味料 なんです。 河瀬: 白菜にそのままヤンニョムの材料を入れるのではなく、一旦別のボウルで合わせてから入れるのは、何か理由があるんですか? キムさん: 白菜にそのまま入れてしまうと、味馴染みも悪くなり、味にムラができてしまうので、別の容器で混ぜ合わせてから入れるとよいでしょう。 ヤンニョムが完成したところで、さっそく白菜にあえていきます! …… とその前に、消毒を! ポリ手袋をし、食品用のアルコールで消毒をしていきます。使う材料や、保存袋の中にもアルコール消毒を必ずほどこし、清潔な環境でつくってくださいね。 白菜の入った鍋に 人参、玉ねぎ、ヤンニョム を入れて混ぜ混ぜ。 キムさん: ヤンニョムを混ぜ合わせる時、 野菜を揉むようにして混ぜないのが鉄則 です。野菜を揉むようにして混ぜると水分が出すぎてしまい、腐りやすくなる原因にもなります。 最後に青ねぎと炒りごまを混ぜたら 完成です! おお~辛旨そう~~! 出来立ての状態で「少ししょっぱいかな?」くらいがちょうどいい塩梅です。 キムさん: 出来立てのキムチはゴッチョリといって、これはこれでとっても美味しいんですよ! ごま油を少したらすとコクと旨味が加わり、さらに美味しく食べられます。 食べてみたところ、確かに美味い! 発酵していないフレッシュな味わいでご飯が進む~~~! 市販のキムチに比べて、コクと旨味を強く感じます。自家製すると、こんなにまで美味しいのか...... 。 ちなみに、これよりも辛くしたい場合は、唐辛子粉を足すのではなく、鷹の爪や青唐辛子を輪切りにして入れるとよいのだそう。 唐辛子粉を増やしてしまうと、水分が少なくなり、食感が悪くなるのだとか。 完成したキムチは 密閉袋に食べる分ずつ小分け にし、 空気を抜いて保存 します。タッパで保存する場合も小分けにして、 ラップをピッチリと上からかぶせて蓋をし、空気に触れないようにして保存 すると美味しい状態で長持ちしますよ。 保存期間は冷蔵で 約 2 週間 。時間が経って酸っぱくなってきたキムチは、鍋に入れたり、炒め物にしたりするのがオススメです!

レスベラトロールによるPPARα活性化の分子作用機構を明らかにするため,種々のポリフェノールの化学構造とPPAR活性化を比較検討したところ,レスベラトロールの4′位の水酸基が活性化に関与すると考えられた 12) .さらにPPARα結合ドメインのX線構造解析データを基にした結合様式の予測から,4′位の水酸基がPPARαのTyr-314残基と水素結合し,レスベラトロールは直接PPARαを活性化し,効果を発揮する可能性を明らかにした 12) . さらに,レスベラトロールによるPPARα活性化がPDE阻害やアデニル酸シクラーゼ活性化など細胞内のcAMPを増加させた条件で増強されることを見いだした 12) .注目すべきことに,cAMPだけではPPARα活性化は検出されなかった.この結果から,我々は以下のような機構を現在考えている.レスベラトロールがPPARを活性化すると,脂質代謝が活性化する.これによってβ酸化-酸化的リン酸化-電子伝達系によって細胞内ATPの増加とcAMPの減少が生じる.その結果,PPAR活性化が抑制されるように制御される.しかし,レスベラトロールはPDE阻害活性も同時に有しているため,PPARを持続的に活性化する.このようなフィードフォワードPPAR活性化が,レスベラトロールの持続的な摂取による生活習慣病予防に寄与する分子機構と考えている. 4. レスベラトロールとeNOS,オートファジー,microRNAとの関連 レスベラトロールは,心血管系疾患のリスク軽減に関わる分子として注目されてきた.レスベラトロールの血管に対する作用として,血管拡張作用,血小板凝集作用,生体防御作用などに関わる一酸化窒素(NO)の増加や血管内皮型NO合成酵素(eNOS)の発現誘導が報告されている.我々は,生理的条件により近い濃度のレスベラトロールで,正常ヒト臍帯静脈由来血管内皮細胞を処理した場合,eNOS遺伝子の発現が誘導されること,SIRT1が誘導されることを見いだした 13) .さらに生体の恒常性維持に関わるオートファジー関連遺伝子,活性酸素消去や抗炎症作用に関する遺伝子の発現が誘導されことを見いだし 13) ,これらの遺伝子群の発現変動がレスベラトロールの効果に関与している可能性を明らかにした.オートファジーの活性化にPPARα活性化やcAMPが関与することが報告されており,レスベラトロールのcAMPを介するPPAR活性化にも関連していると予想される.

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我々はマクロファージ系の細胞で,PPARγを介してCOX-2発現がフィードバック制御されることを報告した 4) .この制御は,PDG 2 の代謝産物である15d-PGJ 2 がPPARγのリガンドとして作用し,それがNF-κB等を介してCOX-2の発現を抑制することによる.一方で,PPARγの発現が低い血管内皮細胞ではこのようなフィードバック制御は認められず,細胞特異性があることがわかった.血管内皮細胞ではPPARγ発現ベクターを導入することでCOX-2の発現抑制効果が観察されたことから,COX-2発現抑制とPPAR活性化は相互に作用する関係にあると考えられた.そして両方の効果を有する単一の成分として,我々はレスベラトロールを最初に見いだした( 図3 ).同様の効果をもつ成分として,植物精油成分カルバクロール,シトラール,シトロネロール,ゲラニオールを見いだしている 7–9) .また,ビールホップ成分フムロンやパセリ成分クリシン等においても同様の効果が報告されており,COX-2とPPARを指標にして,レスベラトロールと類似の効果を有するフィトケミカルを探索できると考えている. 図3 レスベラトロールの分子標的(我々の現在の考え) これらの知見は,植物二次代謝物生合成の視点から考察すると興味深い.レスベラトロールは,植物が細菌感染など環境からの刺激に対する防御として誘導されるスチルベン合成酵素(STS)によって作られる.STSを持つ植物はあまり多くはないが,STSはケルセチンやカテキンなどの生合成に関与するIII型カルコン合成酵素スーパーファミリーに属している.さらに,このファミリーには脂肪酸合成酵素サブユニットも含まれており,アラキドン酸やエイコサペンタエン酸(EPA)の生合成に関わる.これら脂肪酸は,COXの基質であり,かつPPARの内因性リガンドとしてヒトに効果をもたらす. 3. レスベラトロールによるPPAR活性化とcAMPによる増強作用 前述したように,COX-2遺伝子の発現調節機構の解析から,レスベラトロールによる細胞選択的なCOX-2の発現抑制にPPARγが関与することを明らかにした 4) .さらにレスベラトロールは,培養細胞系でPPARα, β/δ, γを選択的に活性化すること 10, 11) ,脳卒中モデルマウスにおいてPPARα活性化を介し脳梗塞を抑制し,脳保護作用を持つことを明らかにした 11) .また,レスベラトロールを摂取したマウスの肝臓で,SIRT1がPPARα依存的に発現誘導されることも見いだしている.一方,SIRT1を活性化するとPPARαが活性化することが報告されており,両者は相互を活性化する関係にあると考えられる( 図3 ).レスベラトロールによるSIRT1活性化はアロステリックな制御を受けることが報告されているが 2) ,活性化濃度を考慮すると,我々はPPARがレスベラトロールの最初の標的であると考えている.

レスベラトロールは、ポリフェノールの一種。多彩な健康長寿効果に注目 レスベラトロールは、ブドウの茎や葉、果皮などに含まれる成分で、ポリフェノールの一種です。下記の図1のように、さまざまな健康長寿効果が報告されていますが、とくに、老化を抑制する"長寿遺伝子"と呼ばれるサーチュイン遺伝子を活性化させることで、一躍、知られるようになりました。 肥満との関連においても、2010年、ネズミキツネザル(霊長類)にレスベラトロール入りのエサを与えると体重が減少したとの研究結果が発表されたほか、「赤ワインを1日1杯飲んでいる人は体重増加・肥満のリスクが下がる」という疫学データも報告されています(※1)。 肥満のなかでも、生活習慣病に大きく関係するのが内臓脂肪型肥満、つまり、内臓のまわりに脂肪が蓄積することによる肥満です。内臓脂肪の蓄積を抑えるにはカロリー制限が有効ですが、赤ワインに含まれるレスベラトロールにも同じようなはたらきがあるのではないか。こうした考えから、今回の研究が始まりました。 (※1) 2010年、アメリカ。39歳以上の米国女性1万9220人を13年間追跡調査したもの 出典:Arch. Intern. Med.

レスベラトロールの生体作用とその標的SIRT1 Cellular effects of resveratrol in health and disease: Roles of SIRT1 久野 篤史,堀尾 嘉幸 Atsushi Kuno, Yoshiyuki Horio 札幌医科大学医学部薬理学講座 Department of Pharmacology, Sapporo Medical University, School of Medicine ◇ 〒060–8556 北海道札幌市中央区南1条西17丁目 ◇ S-1, W-17, Chuo-ku, Sapporo, Hokkaido 060–8556, Japan 発行日:2021年2月25日 Published: February 25, 2021

また近年,レスベラトールの作用にmicroRNA(miRNA)の発現調節が関与することが注目されている.ヒトマクロファージ様細胞における抗炎症性miR-663の発現誘導を介した炎症性miR-155の発現抑制や,乳がん細胞における腫瘍抑制性miR-16, miR-141, miR-143, miR-200cの発現誘導などが報告されている 14) .PPARsに関連するmiRNAも複数報告されている 15) .現在はまだ明らかにされていないが,ㇾスベラトロールによるPPAR活性化にもmiRNAが関与する可能性も考えられる. 5. おわりに 我々のPPARαノックアウトマウスを用いた実験において,レスベラトロールによる効果には,系統による差,すなわち遺伝背景による差があることがわかった.また,栄養条件によってもその効果は異なっていた.これらの結果は,遺伝要因と食事などの環境要因が,食品機能成分のヒトへの応用を考えるときに非常に重要であることを意味している.ゲノムワイドな研究が進み,医療の分野ではゲノム情報に基づいたオーダーメイド医療が確立されつつある.医療費の削減を考えると,治療よりも予防への寄与が期待できる食品機能成分の分野において,ゲノム情報の利用を進めるべきであると考えている.ゲノム情報の視点と栄養など環境要因の視点を入れて初めて,食品機能成分のヒトへの応用が可能になると考えられる. 引用文献 References 1) Sinclai, D. A. & Guarente, L. (2014) Small-molecule allosteric activators of sirtuins. Annu. Rev. Pharmacol. Toxicol., 54, 363–380. 2) Park, S. J., Ahmad, F., Philip, A., Baar, K., Williams, T., Luo, H., Ke, H., Rehmann, H., Taussig, R., Brown, A. L., et al. (2012) Resveratrol ameliorates aging-related metabolic phenotypes by inhibiting cAMP phosphodiesterases. Cell, 148, 421–433.