リハビリで求める結果は、個人差があると思います。 一般的に人工骨頭置換術を受ける方は、80代など高齢者が多いそうで、その隣りで40代の私が歩行練習をしていれば、元気で筋力もあり、すぐに社会復帰できるだろう程度にしか見られなかったようです。 たしかに高齢の方は、日常生活動作ができれば、特には困らないケースも多いかもしれません。でも私は、必要とする運動量も可動域も全く違うのです。 一日でも早く元のように近づける努力をするために、 理学療法士さんの力を借りることはできないのでしょうか?手術をした整形外科医の指示がなければ、関わっていただけないのでしょうか? 地域医療連携の指定になっているリハビリ科のある整形外科3件、整体院など電話して調べて行ってみたのですが、2件の総合の整形外科では、手術入院した患者のみで受け入れ不可能でした。 「入院中がんばっていたのが災いしたわね。」と、その総合病院では言われました。関係者の本音だと思いました。 小さな整形外科医院1件は、主治医の紹介状があればここでリハビリしたければ来てもいいけれど、多分必要ないと、診察もなく話して帰されました。「日常生活自体がリハビリだ。」と、紹介状も主治医に断られました。 整体院では、医療知識の乏しい方が施術に入り、人工骨頭は削れた屑が…などど会話がかなり乱暴で、術後間もないせいか、怖々と肩と腰のマッサージのみで院長が来るまで時間を稼ぎ、院長は10分弱施術に入りましたが、太ももに力を込められるとキーンと響いて怖くなりました。 お話から術式など理解されていないようでしたので、次から筋力トレーニングということでしたが、お断りしました。 1ヶ月検診(術後1. 5ヶ月)に、主治医に自覚症状を伝えましたが、「そういうことはあまり聞かないな。」と言われ、 「画像はきれいだから様子をみてください」「杖なしで歩く練習をしてください。」 で終わりました。 では、この痛みは、時間が経てば全て解決するもので、今は我慢して仕事に支障があるけれど仕方がないのでしょうか? 股関節唇損傷の手術後リハビリテーション | AR-Ex 尾山台整形外科. もっと前向きな対策トレーニングがあるのではないでしょうか?
日常的に注意は必要だが、普通に歩くことも大切 股関節をカバーする関節包が自然に再生するのに3 ヵ月くらいかかりますので、その間は特に注意が必要です。ただし、再生した関節包は人によって強度が違いますので、脱臼しやすい動作を避けることは手術後3 ヵ月以上経った後も、日常的に継続して守ったほうがいいでしょう。 とは言うものの、せっかく痛みが楽になって普通に歩け、日常生活も支障なく送れるようになったのに、(人工股関節を)長持ちさせたいからといって家の中でじっとしていたり、車椅子に乗っていたりするのは本末転倒です。人間は股関節だけで生きているわけではありませんから、股関節だけを大事にしていても仕方ありません。健康的に生きていくためには普通に歩いて、軽い運動もしてほしい。じっとして動かないでいると、骨が弱って、食欲もなくなって、気分も滅入ってしまい、いい事なんか何もないと思います。ご自分と同年代の健康な方が当たり前にやっているようなことを目安にして、活動的な毎日を送ってください。 感染症については、どのような注意が必要でしょうか? 感染症はごく稀だが、虫歯や歯周病は早めに治療したほうがいい 股関節が人工のものに置き換えられると、細菌などと戦う白血球やリンパ球などが届きにくくなるため、感染症が起こりやすくなります。感染症は手術中や直後の入院中に特に起こりやすいのですが、確率としては1000 人中3 人くらいでごく稀です(*)。 また、発生頻度は極めて低いものの、無いとは言えないのが、手術後半年以上、場合によっては何年も経ってから起きる遅発性(ちはつせい)の感染症です。原因としては膀胱炎(ぼうこうえん)や腎盂腎炎(じんうじんえん)といった尿路系の感染経路があげられますが、注意を怠りがちなのが虫歯や歯周病です。虫歯や歯周病などの口内の細菌が人工股関節の周りで感染症を引き起こす原因と特定するのは非常に難しいため確証はまだありませんが、可能性としては大いに考えられます。ただ、虫歯や歯周病は健康のためにはどのみち早く治したほうがいいわけですから、人工股関節にした後は、気づいたら早めに治療するようにしてください。 人工股関節も長い期間使っていると交換(再置換)が必要になるのですか?
股関節鏡視下手術(股関節鏡手術)は、内視鏡の一種である関節鏡を脚の付け根に挿入し、股関節の中の損傷した組織の観察と修復などを行う手術方法です。手術のあと1か月程度で脚に全体重をかけられるようになり、およそ3か月程度で軽い運動(ジョギングなど)を始めることが可能になります。横浜市立大学附属市民総合医療センター整形外科では、患者さんが退院したあとも定期的に経過を診ることで、しっかりとサポートを行っています。 今回は、股関節鏡視下手術の流れと、退院後の注意について、横浜市立大学附属市民総合医療センター整形外科部長の小林 直実先生にお話を伺いました。 股関節鏡視下手術の流れ 手術の前に行うこと 股関節鏡視下手術を実施する場合、病気の状態などを確認するための詳しい検査が必要です。記事1「 股関節痛の原因を取り除く、股関節鏡視下手術とは?
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