受験資格の条件がないため検定試験が受けやすい福祉住環境コーディネーターですが、階級別における合格率と難易度はどのくらいなのでしょう。 以下では、2019年度と2020年度における福祉住環境コーディネーター資格の試験結果をご紹介しています。 【2019年度 年度合計・試験結果(全国分)】 級 受験者(人) 合格者(人) 合格率(%) 1級 363 50 13. 8 2級 19, 535 7, 366 37. 7 3級 9, 525 5, 524 58. 0 【2020年度 第45回・試験結果(全国分)】 級 受験者(人) 合格者(人) 合格率(%) 2級 11, 729 5, 043 46. 8 3級 7, 002 4, 335 66. 8 東京商工会議所 によると、2020年に行われた第45回福祉住環境コーディネーター試験の合格率は、2級が46. 2019.5月号 事例問題どんなもんだい? - U-CAN 福祉住環境コーディネーター. 8%、3級が66. 8%で、前年度の試験結果と比べて2級は9. 1ポイント増、3級は8. 8ポイント増という結果になっています。(1級の試験結果については未発表。※2021年2月末現在) 一方、2019年の試験・年度合計における1級の合格率は13. 8%。 受験者のおよそ1割しか合格できないことをふまえると、2級や3級と比べてかなりの難易度であることが分かります。 また、2020年度では2級3級ともに前年度の合格率を上回ったものの、いずれも決して高い合格率とあるとはいえません。 福祉住環境コーディネーターは誰でも受験が可能という気軽さから間口が広い資格となりますが、初級である3級でも合格率は約60%を下回る開催年もあるため、十分な試験対策を行い挑むことが大切です。 2級や1級の一発合格を狙うなら、過去問題集で出てきたポイントだけでなく予想模擬問題やテキストの欄外に書いてあるところまでしっかりと頭に入れて試験に臨みましょう。 福祉住環境コーディネーター2級をいきなり受けても受かる? 福祉住環境コーディネーター3級と2級は検定試験を受けるための条件がないため、初級となる3級を受けずにその上の階級である2級をいきなり受験するという方もなかにはいます。 仕事で実践的に使うためには2級以上の資格を保有していることが望ましいとされているため、「3級を飛ばして2級から受験をするほうが効率がよい」、「受験にかかる費用が少なくて済む」といった理由が多いようです。 ですが、いきなり2級から受験をする場合、3級よりも確実に試験の難易度は上がるため合格するには相応の試験対策が必要となります。 特に対策をしないまま2級から受験をして落ちてしまったという方も一定数いるので、医療系の専門知識だけでなく対策テキストや過去問を解くなどといった勉強をして試験に挑むようにしましょう。 福祉住環境コーディネーターの試験対策はテキストと過去問で!
7 月の試験に向けて、指導部は今年度も張り切ってお手伝いしていきますよ!次号は恒例の出題予想です。それまでに試験範囲を最低 1 周しておいてくださいね。(駒木)
近年、理学療法士や作業療法士に人気のある資格が 「福祉住環境コーディネーター」 です。 福祉住環境コーディネーターは、毎年約3万人の方が受験しています。 今回は、福祉住環境コーディネーターが「どんな資格なのか分からない」という方のために、仕事内容や資格取得の方法などをご紹介していきます。 『福祉住環境コーディネーター(3級・2級・1級)』とは? 福祉住環境コーディネーターとは、 高齢者や障がい者が自宅で安全かつ快適に暮らせるように、より住みやすい環境を提案するアドバイザー です。 介護支援専門員や建築士などの各専門職と連携をとりながら、最適な住宅改修プランの提案や車いすや介護ベッドなど福祉用具・用品の使用についてアドバイスをします。 福祉住環境コーディネーターは、1999年に始まった東京商工会議所が認定する民間の検定資格で階級は3級~1級まで設定されており、まだ歴史が新しい資格となります。 様々な業界で活躍できる資格 福祉住環境コーディネーターは、高齢化に伴いこれからますます需要が増えると予想されている資格です。 現状としては福祉住環境コーディネーターとして求人募集をしている企業はさほど多くないですが、介護福祉業界・建築業界・不動産業界・医療業界など高齢者や障がい者の自立支援に関わる専門職の方が、福祉住環境コーディネーター資格を取得し仕事で活用しています。 今後、資格の認知度やニーズがさらに高まれば、「福祉住環境コーディネーターとして」活躍できる場は広がっていくはずです。 どんな資格を持っている人が受験している? 福祉住環境コーディネーターの資格は、何かしらの資格を持っている専門職の方が多く受験しています。 東京商工会議所では、福祉住環境コーディネーター2級と3級を受験した方の保有資格が以下のように発表されています。 ■福祉住環境コーディネーター2級・3級受験者の保有資格(※複数回答) (※)出典: 東京商工会議所/受験者の保有資格(2・3級アンケート集計結果) 東京商工会議所のデータによると、受験者の保有資格で最も多いのは介護業界の資格でした。 保有資格として回答が多かった順からみていくと、1位が福祉用具専門相談員で2位が介護福祉士、3位が介護職員初任者研修となっています。 医療業界においては理学療法士が最も多く、次に作業療法士という結果でした。 このように、福祉住環境コーディネーターの検定試験を受ける方は、さまざまな業界において専門資格を保有したうえでさらなるスキルアップを目指していることが分かります。 ★こちらも記事もおすすめ!
作業療法士のスキルアップ|何から始める?レベル別に解説! 福祉住環境コーディネーターの仕事内容について 福祉住環境コーディネーターの資格を取得することによりできる仕事にはどのようなことが挙げられるのか詳しくみていきましょう。 福祉住環境コーディネーターの主な仕事内容は、高齢者や障がい者が生活する自宅や生活用品をより使いやすくするためのアドバイスです。 たとえば ・段差の解消を提案 ・手すりの設置を提案 ・車いすの使用方法を教える ・介護ベッドの使用法を教える など、住まいのコーディネートを行うことがメインの役割となります。 福祉住環境コーディネーターは、資格を活かして「より質の高いサービスを提供する」という働き方が一般的です。 なぜなら、この資格だけではアドバイスをすることは可能でも、状況に合った行動や専門的な対応ができないからです。 今後、さらに福祉住環境コーディネーターとして求められる仕事が増えれば、住環境コーディネートを専門とする各専門職の求人も出てくるかもしれません。 福祉住環境コーディネーターを取得するメリットとは? 結論からいうと、理学療法士や作業療法士が福祉住環境コーディネーター資格を取得することで直接的な給与アップやキャリアアップはありません。 福祉住環境コーディネーターは、今持っている理学療法士、作業療法士の資格にプラスして知識を広げるための資格となるため、資格手当などの優遇は残念ながらありません。 自分を高める目的で福祉住環境コーディネーターを取得するためキャリアアップとはなりませんが、知識を身につけることでスキルアップに繋げることは可能です。 なお、この資格をリハビリ職の仕事で活かすのであれば、できれば2級もしくは1級の取得を目指しましょう。 福祉住環境コーディネーターの3級は知識の導入として取得されることが多いため、より仕事で実践的につかえる資格は2級以上といわれています。 福祉住環境コーディネーターを取得するメリットは、 身体機能や能力の改善だけでなく高齢者や障がい者とその家族が安心して暮らせる住宅環境をコーディネートできる人材 になれることです。 また、取得者がまだ少ないためアドバイスを求められることも多くなり、職場で頼られる存在となるでしょう。 ★こちらの記事もおすすめ! 福祉住環境コーディネーターの難易度は高い?合格率を上げる勉強方法 | JobQ[ジョブキュー]. 理学療法士に役立つスキルアップ資格10選!
6% 、第43回が 55. 8% であり、受験者の半数以上が合格しています。 この割合からすると難易度は高いとは言えないですが、少なくとも公式テキストには目を通しておいた方が、より確実に合格への道が開かれます。 公式テキストによる独学でも、勉強時間さえ確保できれば合格可能なレベルですが、実務経験での知識も有利になることは間違いありません。 福祉住環境コーディネーターの2級試験の合格率・難易度 2019年度の2級合格率は第42回が 29. 9% 、第43回が 44. 6% となっており、3級より難易度が上がります。 2級の受験に関しては、試験直前の一夜漬けは厳しいレベルですので、毎日コツコツと学習する習慣付けが合格の近道です。 2級合格者になると「福祉用具の貸与・購入費の支給」の手続きが取れるので、実務面でも役立ちますから、目標を2級にした試験対策がおすすめです。 福祉住環境コーディネーターの1級試験の合格率・難易度 2018年度の1級合格率は 11. 8% であり、飛躍的に難易度が上がります。 実際の受験者数も全国で389名で合格者数は46名となっているため、狭き門です。 1級の試験はマークシート方式と記述式で70点以上が条件ですが、記述式の試験対策がカギとなります。 さらには年1回しか受験機会がありませんので、年間を通して計画的に学習することが必要になります。 ※参考: 福祉住環境コーディネーター 受験者データ 東京商工会議所検定試験情報 福祉住環境コーディネーターの難易度は高い?合格率が低い理由 実務能力やスキルで一定の信用や信頼を得るならば、目安として2級の合格は欲しいところです。 スペシャリストとして活躍したいなら1級合格を狙いますが、最難関であり合格率も低いためハードルは高いです。 福祉住環境コーディーネーター1級試験の難易度の高さや合格率の低さについて見てみます。 1. 建築知識が重要になっている 1級受験の条件は、2級合格者に限られます。 さらに、試験内容が建築分野の専門知識が必要になってくるため、福祉系の職場で働いている人にとっては不利な状況になるのです。 記述式試験が追加されますし、設計図の作成など建築の実務経験が無い人には、かなりハードルが上がるため受験前に諦めることも想定されます。 ゆえに受験者数も大幅に減り、合格率も10%前後と良い意味で安定しています。 2.
地震雲。最近よく聞く言葉ですよね。これが見られると地震が起きると言われていますが、本当にあるのでしょうか。 地震雲という名前の雲はありません。波状雲を地震雲と間違えて紹介されています。その理由は分かりませんが…。波状雲とは波のような模様がある雲を指します。 変種のひとつということになります。主に秋に見られる雲です。確かに秋になると地震雲が出ていたという話しを良く聞きますよね。でもそれは自信を予兆する雲ではありません。 どうですか?少し安心しましたよね? まとめ いかがでしたか? 季節を問わず、空を見上げれば見ることが出来る雲。 雲の種類を覚えて、雲を見るのを楽しんでくださいね!
大気の状態によって様々な形状をみせる自然の神秘である雲。 晴れ、くもり、雨、雪などの天候は気になる人も多いと思いますが普段はあまり雲を意識的に見ることは少ないのではないでしょうか。 目を向けて見るとおもしろい形、怖い形、不思議な形などなど様々な表情を見せてくれますし、風景を撮るときには雲の有無や形によっても大きく印象が変わります。 そこで今回は雲に興味を持ってもらえるよう基本の10種類と珍しい雲18種類+αをご紹介していきます!