及川 いや、そうではないわね。年を取ったからかな。18歳下のトルコ人の夫と結婚して離婚した、そのことと関係あるかもしれない。人は自分の思いどおりにできないということを学んだから。 13年過ごして、その間に3億溶かしちゃって、7000万円の借金をこさえたの。当時はしんどかったよ、カネカネカネっていつも言われて。でも、終わってみたら面白かったなって思って。 ――及川さんはその経験を『破婚』という本にまとめていますが、確かに、そんな自分の人生を面白がってる感じでしたね。一方で最近の世の中って、例えばネット上の炎上を見ていても、自分の快/不快を、そのままパブリックな善悪の判断基準に落とし込んじゃう傾向が強くなっていません?
ハリウッド-「トラ・トラ・トラ! 」その謎のすべて』文藝春秋 第39回 平成20年 城戸久枝『あの戦争から遠く離れて-私につながる歴史をたどる旅』情報センター出版局 山田和『知られざる魯山人』文藝春秋 第40回 平成21年 平敷安常『キャパになれなかったカメラマン-ベトナム戦争の語り部たち(上・下)』講談社 第41回 平成22年 上原善広『日本の路地を旅する』文藝春秋 川口有美子『逝かない身体-ALS的日常を生きる』医学書院 第42回 平成23年 角幡唯介『空白の五マイル-チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』集英社 国分拓『ヤノマミ』NHK出版 第43回 平成24年 増田俊也『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』新潮社 森健と被災地の子どもたち『つなみ 被災地のこども80人の作文集』/『「つなみ」の子どもたち--作文に書かれなかった物語』文藝春秋 第44回 平成25年 船橋洋一『カウントダウン・メルトダウン』文藝春秋 第45回 平成26年 書籍部門:佐々木実『市場と権力―「改革」に憑かれた経済学者の肖像』講談社 雑誌部門:神山典士「全聾の作曲家はペテン師だった!ゴーストライター懺悔実名告白」週刊文春2014年2月13日号
及川 取材をして書くというのは手間暇がかかる。その手間暇を惜しまず、しつこく取材し続けているでしょ。私がやっている作詞という仕事は瞬間芸みたいなものなので、そのしつこさに、まず感動するの。 ――基本的にヒットするノンフィクションって、特に最近は読後感がよいものが多いじゃないですか。でも及川さんの場合は、さっきの犯罪ものとか戦場ものにしても、そして後ほど詳しく聞きますが及川賞の歴代受賞作にしても、いわゆる「いい話」や「感動する話」じゃないですよね。 及川 読んで気持ちいいとか、感動するとか、そういうのは求めてないね。それよりは自分の引き出しの小物入れが増えるような感じ。読むもの見るもの聞くものが自分の中で血肉になる感じが好きなのかな。 ――そういうのは作詞活動にも生かされていますか? 大宅 壮一 ノン フィクションドロ. 及川 生かされているといえば、そうかもしれない。でも、何を読んだからこの曲のこの歌詞にこう生かされたなんて特定はできないよね。 高級料理からジャンクフードまでありとあらゆるものを食べて、自分の体を通って、排泄物(はいせつぶつ)となって出てくるわけだけど、そのとき、その排泄物が高級料理だったかジャンクだったかなんてわからないじゃん。それと一緒。 ――そして及川眠子賞を始めた理由は? 及川 小説の賞はすでにいっぱいあるけど、ノンフィクションは割と地味なイメージだし、「ノンフィクションにも面白い作品はこんなにあるよ」って言いたかったの。 あと、昔からひとりで"大宅(壮一ノンフィクション)賞トトカルチョ"というのをやっていたんだけど、だいたい外すのね。あれ、こっちのほうが面白かったのに、だったら自分が選べばいいやって。 ■「その本が、取材対象を善悪で決めつけていないことは大事にしています」 ――及川眠子賞は前年の1月から12月に出版された本から選ばれますが、第4回となる今回の受賞作は、常井健一さんの『地方選 無風王国の「変人」を追う』です。ちなみに、ほかにはどんな候補作が? 及川 三浦英之さんの『白い土地 ルポ 福島「帰還困難区域」とその周辺』も面白かったんだけど、『地方選』の前作『無敗の男 中村喜四郎 全告白』もすごく面白かったので合わせ技というのと、私も今一番面白いのは地方選だと思っていたので。私の地元は二階(俊博)さんの地元の和歌山なんですが、本当に面白いですよ。 ――第1回受賞作、畠山理仁さんの『黙殺 報じられない"無頼系独立候補"たちの戦い』も、選挙ものでした。そのときの候補作は?
ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞受賞、第7回ブクログ大賞(エッセイ・ノンフィクション部門)受賞。著書は他に、『花の命はノー・フューチャー DELUXE EDITION』(ちくま文庫)、『アナキズム・イン・ザ・UK』(Pヴァイン)、『ヨーロッパ・コーリング——地べたから のポリティカル・レポート』(岩波書店)、『 THIS IS JAPAN ——英国保育士が見た日本』(新潮文庫)、『労働者階級の反乱——地べたから見た英国EU離脱』(光文社新書)、『女たちのテロル』(岩波書店)など。 「2020年 『ワイルドサイドをほっつき歩け』 で使われていた紹介文から引用しています。」 ブレイディみかこさんの作品一覧 「Yahoo! ニュース|本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞」とは ヤフー株式会社が運営する日本最大級のインターネットニュース配信サービス「Yahoo! ニュース」と、全国の書店員さんがお客様に勧めたい本を投票して大賞を決定する「本屋大賞」が連携し、2018年に創設されたノンフィクション・アワード。2019年はブレイディみかこさん 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 が大賞に輝いた。 2019年授賞式の様子 なぜYahoo! ニュースは、いまノンフィクション「本」を応援するのか ノンフィクション本を読むことで、わたしたちの視野はひろがります。 世の中で起きたことを伝えるため、実際に足を運び、見聞きして、 調べているからこそのおもしろさがそこにはあります。 しかし、その取材・執筆の過程では時間やお金がかかることが珍しくありません。 著者は知力をふりしぼり、時には体を張るケースもあります。 Yahoo! 文春文庫『堤清二 罪と業 最後の「告白」』児玉博 | 文庫 - 文藝春秋BOOKS. ニュースに配信される1本1本の記事にも同様に労力がかけられています。 毎日の配信記事と同様、ノンフィクション本の書き手の思いも伝えたい。 また、読者のみなさまにより深く「知る」ことのおもしろさを感じていただきたい。 だからYahoo! ニュースは、日本全国の書店員さんが選ぶ 「Yahoo! ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞」を設けました。 すばらしいノンフィクション本を応援することで、読者のみなさまと出会う機会を 増やすお手伝いができればと考えています。 参考リンク \2020年本屋大賞は 凪良ゆうさん『流浪の月』に決定/ 2018年ノンフィクション本大賞 2019年ノンフィクション本大賞
ハリウッド 「 トラ・トラ・トラ!
「視聴率」は、番組への関心を物語るデータだ。もちろん視聴率がすべてではないが、世間の注目度を計る尺度であるのは間違いない。 その点から見て、11月27日から29日まで行われたフィギュアスケートのNHK杯は興味深い。2020年のNHK杯の視聴率は、前年よりも大きく落ち込んだ。 2019年のNHK杯で平均視聴率が一番高かったのは、女子シングルフリーの16. 1%(ビデオリサーチ調べ、数字は関東地区。以下同)。続いて、男子シングルフリーの14. 5%。 2019年の女子シングルには、日本のエース紀平梨花が出場していたことに加えて、ロシア若手女子の1人として急成長中だったアリョーナ・コストルナヤやアリーナ・ザギトワらが出場していた。紀平とコストルナヤの激しい一騎打ちの末にコストルナヤが金メダルを獲得したが、勝負の行方にも大きな注目が集まっていた。 一方の男子は、14. 5%の高視聴率の原動力はなんといっても羽生結弦の存在だろう。ただこちらはショートが終わった時点で2位と17ポイント以上の大差、フリーでもそれを広げて50ポイント以上離しての独走だったこともあり、女子には届かなかった。 羽生結弦 ©GettyImages 女子は半減、男子も大幅下落 しかし2020年、NHK杯の視聴率はがくっと落ちた。 女子シングルフリーは、中継時間帯が夕方だったこともあり、8. 0%。午後7時30分放送開始と、高視聴率が出やすい時間帯だった男子シングルフリーも8. 1%にとどまった。 女子はマイナス8. 圧倒的な美しさ!羽生結弦の演技をなんと10回以上も見ている元ロシア選手 | 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート. 1ポイントで半減以下、男子も6. 4ポイント下落した。大幅下落の裏には、複数の理由が存在している。 今年のNHK杯は新型コロナウイルスの影響で変則開催となり、参加した海外選手は女子シングルの1名だけという、"ほぼ国内大会"状態。 2012年の羽生結弦と高橋大輔 ©文藝春秋 日本人選手でも、海外に拠点を置く選手は不出場だった。紀平や宮原知子、宇野昌磨らが出場しなかった。そして今年のグランプリシリーズを欠場している羽生ももちろんいない。ファンにとって寂しい顔ぶれだったことは否めない。 そんな大会で最も高い視聴率をたたき出したのは、意外なプログラムだった。なんと、アイスダンスのフリーダンスが中継された時間帯が、10. 1%でシングルよりも高かったのだ。 女子シングルフリーと男子シングルフリーに挟まれた時間帯の放送だったが、これが大会を通じた最高の視聴率なのである。 1年前に「アイスダンスが視聴率で1位になる」なんて言ったら、誰もが一笑に付したことだろう。そんな異常事態を引き起こした理由は、アイスダンスに出場した村元哉中・高橋大輔の存在しかない。
羽生結弦が7年ぶりに「スターズ・オン・アイス」へ出演! (写真:アフロ) 世界選手権での激闘から約1カ月、羽生結弦(26)が7年ぶりに「スターズ・オン・アイス」へ出演! プリンスの命日に合わせ4年ぶりのプログラムを披露するなど、見どころ満載。 ■「いろいろなことが制限されて苦しい世の中ですが、前に向かって進んでいきましょう」と羽生がメッセージを。 ■今季日本中を沸かせた『Let Me Entertain You』! ユズの不敵な笑みに観客はメロメロ。 今年は日本人選手のみの出演となったものの、大盛況で終幕しました♪ また、「プリンスアイスワールド」では宇野昌磨(23)&鍵山優真(18)が観客を魅了! 羽生 結 弦 春よ来い 衣装. 「オフはゲーマー」と宇野節は健在(笑)。(写真:アフロ) ■「プリンスアイスワールド」で見せた大人な顔。でも「オフはゲーマー」と宇野節は健在(笑)。 ■世界選手権初出場銀メダルの快挙を達成した新エース・鍵山。ショー開幕中にやっと18歳に! そして、3年にわたって計202回の公演を全国で行った「浅田真央サンクスツアー」がついに千秋楽。終盤のあいさつで「私たちはまた新たなスタートだと思っています」と語った浅田真央(30)。 ■「勝負」一辺倒から、「スケートが好き」な気持ちへ。真央ちゃんの指先まで神経が通った演技に息をのむ。 ■ショーは「みんなで作り上げている」と語る浅田。大人の色気は内面からにじみ出たもの。 真央ちゃんの次なるステージが今から楽しみです! 「女性自身」2021年5月25日号 掲載
どんな味するのかなぁ。スムージー系? いや粘度がないからスポドリかな?」 とか考えながら撮影していることに気が付いて、我ながら驚愕した。 こ、これが沼ってやつですか? ※REALSPORTSより一部引用・出典 カメラマン高須氏が見た羽生結弦の素顔。 被写体を映像として収めなければいけないカメラマンとして、アスリートの表情ほど魅力的なものはないわよね。 言い換えると、多彩で豊かな表情を持っているスケーターほど、カメラマンを魅了するのよね。 でも高須氏が、羽生結弦に魅せられているのはそれだけじゃないのよね。 「常に高みを目指し、そこに上るためならばリスクを厭(いと)わない男。カッコよくいえば永遠の挑戦者で、平たくいうと究極の負けず嫌いだ。損得勘定はできない。試合で負けるなんてもってのほか。昨日の自分に負けるのすら好きじゃない。」 いつでもブレないアスリートとしての芯があるからこそなのよね。 穏やかな表情で会場入りをするスーツ姿、素敵だわ。 練習に入ると一変して、鋭い表情に。 あたしたちも、この様々な表情に魅せられ続けているのよね。 そして競技者としての礼節やマナー、他のスケーターにリスペクトを常に持つ姿勢にもね。 この投稿をInstagramで見る The posters are up, and "Elizabeth Peyton: Practice" opens next Saturday! Get ready for the artist's first solo exhibition in China—also the first solo exhibition to open at UCCA in 2020. Since the 1990s, Peyton (b. 1965, Danbury, Connecticut) has been a major force in the resurgence of painting and the revitalization of portraiture. The exhibition features drawings, paintings, and prints from throughout her thirty-year career, with a particular focus on work from the past decade.
フィギュアスケート 羽生結弦 投稿日: 2021年6月6日 先程放送された「フィギュアスケートTV」はご覧になられたかしら? 町田氏の個性が光る独特なネーミング賞が話題の「全日本選手権スペシャルアワード2020」が発表され、 全日本フィギュアで多くの感動と興奮で、多くのファンを魅了した羽生結弦に対してどんな賞が贈られるのか楽しみにしていたのよ。ところがよ!? スポンサーリンク 町田樹セレクション 全日本選手権スペシャルアワード2020 ・プログラムコンプリート賞 小松原美里・小松原尊 RD/FD ・カムバック賞 三原舞依 SP/FS 本郷理華 SP ・インパクトジャンプ賞 紀平梨花 FS中の4S ・ベストコレオグラフィー賞 宮原知子 振付師:ローリー・ニコル FS ・アダプテーション賞 山下真瑚 振付師:山田満知子 樋口美穂子 SP ・バリュアブルジャンプ賞 本田太一 SP中の3A 中野紘輔 FS中の4T ・スケーティング・マスター賞 三宅星南 SP ・マチュアプログラム賞 坂本花織 FS ・ベストオブマトリックス賞 坂本花織 振付師:ブノワ・リショー FS ・相睨の輝き賞 永井優香 SP 鈴木なつ SP/FP ・ブレークスルー賞 松生理乃 SP/FP ・ライブインザミュージック賞 島田高志郎 SP 青木祐奈 SP/FP ・プロミス賞 住吉りをん SP/FP ・デニステンメモリアル賞 長谷川一輝 SP/FP ・クリーンプログラム賞 「天と地と」の開始部分、目をカッと開くところが好きよ。 町田節炸裂の全日本アワード、とても楽しみにしていたわ。 特にコーチ不在、今季初お披露目となるショート、フリー共にノーミスで、多くのファンに「光」を灯してくれた羽生結弦の感動の演技に対して、どんなネーミングの賞を付けるのかワクワクしていたのよ! と・こ・ろ・が、 「クリーンプログラム賞」、、、羽生結弦選手を含む25名が受賞しました、、、、 えっ!?たったのそれだけ!? ?期待が高かっただけに思わず拍子抜けしてしまったわ汗 町田氏ならではのユニークかつ芸術的なネーミングの賞は一体何処へ、、、 しかも25名で一括り、、、、、 思わず画面越しに、 「マッチー、あんた他に言う事ないの?ノーミス賞ってなんのひねりもないじゃない!八木沼も頷いてないで、なんかツッコミ入れなさいよ!」 ってあたしひとりでずっとツッコんでいたわよ涙 町田氏は、全日本の選手達の演技を細かく見ていると思うし、今回の他の選手の賞にもよくその特徴が表れていると思うのよ。 あたしなんかがブログで取り上げないような選手を受賞者に上げているし、じゃあその選手の演技も見てみようって気にさせてくれる。 でも、今回だけは言わせて頂くわ。マッチ―、アンタ羽生結弦の「賞」があまりにも軽すぎるわよ!