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Fri, 30 Aug 2024 21:51:05 +0000

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神様から能力を与えられ、異世界に転生した私。そのスキルは<人間以外の生物に好かれること>。えっ? 人間にはモテないかもだけど、もふもふたちには愛されちゃうってことだよね?うわあぁぁ、白虎やドラゴンにも触り放題ーー!スペック高い貴族のおうちの末娘ネマに生まれ変わった私、今日も「もふもふ」「なでなで」しつつ、人類存続(?)のためにがんばります。「小説家になろう」発、異世界もふもふファンタジー、待望のコミカライズ!!! 次々舞い込む厄介ごと…でも、これがわたしの天職! 「職業:事務」の異世界転職!~冴えない推しキャラを最強にします~【単話】 事務職として勤務していた病院が合併吸収され、リストラ対象となってしまった清原しいな。隣に住む栗栖おばあちゃんに相談したところ連れて行かれたのは、しいなが日々プレイしていたゲーム《ユグドラシル・サーガ》の世界だった。義勇軍商人隊のマネジャーとして働き始めたしいな、彼女が目指すのは……イマイチ冴えない推しキャラ・ヴァルドロイを最強にすること! 事務職スキルを武器に、今日もしっかり働きます! ハズレポーションで全て解決!! ハズレポーションが醤油だったので料理することにしました(コミック) 一方的に婚姻破棄を突き付けられた三十路主婦ユーリは、突如、異世界に迷い込む。冒険者ギルドにいたS級冒険者にポーション収穫の仕事を紹介され、異世界の生活にも徐々に慣れていくユーリは、収穫したポーションのとんでもない秘密に気付いた。外れだと思っていた回復機能のないポーションが、実は醤油だったのだ。しかも、ハズレポーションで作った料理は補正機能のオマケ付き! ユーリの料理は異世界の常識を変えてしまうのか? 「小説家になろう」発、大人気小説をコミカライズ! 【レビュー】『魔王陛下のお掃除係』異世界でひたすら掃除する女子高生. この特集を友達に共有する ©我鳥彩子/梶山ミカ(秋田書店) ©和泉杏花/近江谷/桜田霊子/小学館 ©椎名咲月/ジュリアンパブリッシング ©木村/じろあるば/小学館 ©高上優里子/向日葵/雀葵蘭/双葉社 ©ゆちば/藤松盟/小学館 ©リスノ/富士とまと/村上ゆいち/双葉社

【レビュー】『魔王陛下のお掃除係』異世界でひたすら掃除する女子高生

ここは、美貌の魔王陛下が魔族を治める魔王領。 異世界からやって来たお掃除好き女子高生サクラが、今日も元気に魔王城の庭掃除をしていた時のこと――。 傍らの大木が突然、ガサガサッと葉を揺らせた。何事かと顔を上げると、太い枝からひとりの少女がぶら下がっていた。 「! ?」 「きゃわわわ~っ、落ちる落ちる~っ」 と悲鳴を上げながら、枝を掴む少女の手はすぐに力尽き、サクラの目の前にどすんと落ちてきた。 「ええぇっ? だ、大丈夫! ?」 慌てて助け起こして声をかけると、少女は尻餅をついたお尻をさすりながら「大丈夫です~」と言った。丸い瞳と小さなくちびるに不思議な愛嬌がある少女は、腰を少し打った以外にはどこかを傷めた様子はない(結構高い木から落ちたのに、頑丈だ! )。 しかし、大丈夫なのはよかったが、よく見れば少女の恰好は随分変わっている。 ――着物……じゃないわよね。和風というより、中国の歴史もの映画に出てくるみたいな服……? サクラがそんなことを思った時、少女が元気に自己紹介した。 「私は麗鋒国の景遥から来た、淑花蓮(しゅく かれん)です! お団子と香蕉(バナナ)が好きな十七歳です!」 「あ、私は鷹月さくらです。高校二年の十七歳です」 釣られて自己紹介したものの、やはり釈然としない。『れいほうこく』の『けいよう』とはどこだろう? 聞いたことのない国だ。それに何より、彼女はどこから現れたのだろう? 気がついたら木の枝にぶら下がっていたのだが。 首を傾げるサクラに、花蓮は人懐こく話しかけてくる。 「ところで、ここはどこですか~? 厨房でお菓子を作ってたら、火加減を間違えて竈が爆発しちゃって、気がついたらこの木の枝にぶら下がってたんだけど――」 「え」 「うわー、なんか見たことない生きものが空を飛んでる?? 猫も空飛んでるし! もしかしてまた異世界に迷い込んじゃったのかしら?」 サクラの返事を待たず、花蓮はマイペースに辺りを見回しながらつぶやく。 「また、って……あなた、異世界から来たの? 何度もこういう経験があるの?」 目を丸くするサクラに、花蓮はあっけらかんと頷く。 「ん~、なんか最近、この時期になると毎年のようにいろんな世界に迷い込んでる感じで」 ――この子、異世界トリップチャレンジの達人!? 【特集 異世界で幸せになります!】元の世界で出来なかったこと、やりたかったこと異世界(ココ)でなら思いっきり出来る気がする! - まんが王国. 「で、でも、どうやってトリップしてきたの? 魔法陣は?」 「魔法陣で呼び出されたこともあるけど、そうじゃない時もあるから、どういう理屈で異世界に迷い込んじゃうのか未だによくわからないのよね~」 花蓮は飽くまであっけらかんと笑う。 「ふ~ん?

散らかさないように壊さないように気をつけて、灰を掃除しまくりますから! カリスマお掃除係を目指しますからー!」 と叫んで頑張ってみたが、やはり根っからのお嬢様育ちでアバウトな性格はどうにもならず、お掃除聖女サクラの足を引っ張ることしか出来ない。 まずいわ、このままじゃ本当にお城を追い出されちゃう――と焦った時である。魔王に仕える騎士サディーンが、ひとりの青年を担いで城へ帰ってきた。 「行き倒れを拾いました」 「行き倒れ!? どこかの王子様が攫われた恋人を捜す途中で力尽きたとか! ?」 妄想が赴くままに生きる花蓮は、勝手な想像をして行き倒れの青年を覗き込み、次の瞬間、のけぞった。 「陛下――! ?」 サディーンが拾った行き倒れは、名を鋒天綸(ほう てんりん)。花蓮の国の皇帝陛下だという。そして花蓮は、その後宮に暮らす妃だという。 「……花蓮さん、私と同じ十七歳で、結婚してるの?」 それにしては子供っぽいというか、人妻感がないというか――。 釈然としない表情のサクラに、花蓮はぶんぶん首を振る。 「結婚なんてしてないから! そもそも結婚が厭で後宮へ潜り込んだんだし! 私は、後宮でも一番最下層の妃で、皇帝陛下のお相手なんてあり得ない身分だから!」 「……でも、あの皇帝陛下、花蓮さんを追いかけて異世界トリップしてきたんでしょう?」 「あの人はいつもそうなの! 私がどこへ行ったってしつこく追いかけてくるんだから。いつものパターンならそろそろ現れる頃合いかなあ、と思ってたら本当に来たわ。まったく予想を裏切らない人なんだから!」 「??? それって、思いっきり皇帝陛下に気に入られてるんじゃないの? 最下層からの下克上じゃないの?」 「それが迷惑なの~! 私のことなんてさっさと飽きてくれればいいのに~」 「……」 まさかの、皇帝陛下の片想い? このお城に住む魔王陛下も大概やる気のない人だが、こんなにやる気のない後宮のお妃というのも初めて見た。平気で頭突きに肘鉄、皇帝陛下への態度がひどすぎる。今も花蓮は、天綸から逃げて掃除用具室に避難しているのだ(暇潰しの話し相手として引きずり込まれたサクラである)。 大体、結婚が厭で後宮に入るというのは何なのか。結果、皇帝に見初められていれば世話はない。しかもその皇帝が、長身で目元の涼しいイケメンときている。日頃、サクラの境遇に興味津々の花蓮だが、彼女の方がよっぽど物語のような身の上ではないか。 そんなことを思っているところへ、 「花蓮!