ここからは車のエアコンに話題を移して、異音の原因について解説していこう。 【参考】 ディーラー?整備工場?スタンド?自分に合った車検の選び方【意外と知らないクルマのこと】 車のエアコンからウィーン、カラカラ、ジーという異音! これはコンプレッサー故障の可能性あり エアコンからウィーン、カラカラといった音が聞こえる場合は、コンプレッサーの故障が疑われる。エアコンをオンにすると音が聞こえ、オフにすると消えるようであれば、さらに可能性が高い。また、これらの音が聞こえるようになる前にジーという異音が聞こえることもある。これらの異音はコンプレッサーを交換すれば解消する可能性がある。 車のエアコンからのシューという異音はガス漏れ? 車のエアコンから異音が聞こえます。なぜ?どうすればいいですか? | 廃車の窓口. シューという異音は、エアコンのガスが漏れている音、あるいはエアコンのガスを気化させるエキスパンションバルブから出ている音の可能性も高い。エキスパンションバルブからの異音である場合、すぐにエアコンが効かなくなるわけではない。バルブが劣化したり、エアコンガスが不足していたりする可能性があるので、点検とガスの補充を依頼した方がいい。ガスが漏れている場合は、早めに修理に出そう。 車のエアコンから聞こえるキュルキュルという異音はベルトからの可能性大 車のエアコンはエンジンとベルトで繋がっている。このベルトが劣化して滑りやすくなるとキュルキュルという音が鳴る。この異音はベルトの交換で解消できる。そのまま放置しておくと、最悪ベルトが切れることもあるので、早めの交換を心がけたい。 車のエアコンが出すキーン、ブーン、カタカタという異音はブロアモーターが原因? ブロアモーターというのは、エアコンから空気を送り出す部品、送風機のことだ。このブロアモーターが故障すると、キーンという異音を発することがある。これはブロアモーターの交換で解消できるはずだ。また、ブロアモーターにゴミが付着すると、ブーンやカタカタという音が出る。ゴミを取り除くことで、これらの異音は解消できるだろう。 車のエアコンフィルターが目詰まりするとガラガラという異音が! ガラガラといった異音が発生しているときは、エアコンフィルターの目詰まりが原因のことが多い。この場合フィルターを交換すれば、解消する。また、コンプレッサーやブロアモーターの故障で生じる音が、ガラガラといった感じに聞こえることもある。 家庭用のエアコンと車のエアコンから聞こえる、様々な異音とそれが生じる原因を解説してきた。エアコンの異音には心配が要らないものもあれば、故障によって発生するものもある。異音の目安は、音の大きさだ。使い始めたころより、明らかに動作音が大きくなっていると思ったら故障を疑おう。この記事を読んで、異音の原因が故障かもしれないと思う場合は、早めに点検・修理がおすすめだ。放置しておくと、修理費がかさむことにもなりかねない。 ※データは2019年12月中旬時点での編集部調べ。 ※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。 ※サービスのご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。 文/ねこリセット
エアコンは修理する個所や費用によって費用が大きく変わり、千円単位で済む修理もあれば、10万円以上かかる場合もあります。ガスの補充程度なら5千円程度で済む場合もあれば、ガスが漏れていたら簡単に作業できるパッキン交換だけでも2~3万円、コンプレッサーの交換ならリビルト品で安価なものでも7万円、新品に交換するなら10万円以上はします。また、エバポレーターの交換だと室内の分解作業が必要になるケースが多いので、コンプレッサー交換費用以上にかかる場合もあります。 ディーラーなら無償で点検してくれる?
ベルトはエンジンの中でも、かなり重要なパーツ。 運転中に切れてしまえば、エンジンが止まってしまうことも考えられるんですよ! もし異音に気づいたら すぐに整備工場などで点検・交換 してもらいましょう。 高速道路を走っていてすぐに整備できないときは、 エアコンのa/cボタンを押して みましょう。 そうすればエアコンのコンプレッサーが止められ、 ベルトの負荷を小さくできますよ! ポコポコ・パスンパスン(アイドリング・運転中) アイドリング中や運転中 に、エンジンから 「ポコポコ」「パスンパスン」 と聞こえるなら、エンジン内の 点火プラグ・シリンダーがうまく動作していない 可能性が高いです! 「ポコポコ」「パスンパスン」音が聞こえたら 早めに整備工場などに持っていき 、プラグを交換してもらいましょう! なお異音がしているままだとエンジンが十分に動かず、加速しづらい・パワーが出ないなどの症状が出てきます。 さらに、そのまま走りつづけるとエンジンが 失火 してしまう恐れもあるんです。 もし失火しようものなら、パーツがかなり痛んでしまいます。 つまりエンジンの 修理費用もかなりかかってしまう んですね…! ですから、違和感を覚えたら早めに対処してくださいね。 カリカリ・カンカン・キンキン(運転中) 運転中 に 「カリカリ、カンカン」 という金属音が聞こえてくるケースです。 このような場合、 エンジンがオーバーヒート しているのが原因ですよ! ちなみに「カリカリ」という音はオーバーヒートの初期段階、「カンカン・キンキン」という音は末期段階で鳴るんです。 実際の音 を聞きたい方は、こちらの動画で聞けますよ! この異音に気づいたら、 すぐに車を停車しロードサービスなどを呼びましょう 。 そのまま走ってしまうと、オーバーヒートが進んでしまい、 エンジンが壊れてしまいます…! 早めに対応すれば被害は軽く済むので、 「なんか変だな」 と思ったら 迷わずに停車 してくださいね。 なお オーバーヒートしたときの対処法 については、こちらの記事で詳しくご紹介していますよ! 車のエアコンを「ON」にすると異音がする!故障の原因と修理費用 | 車の買取下取りドットコム. ゴロゴロ・ガラガラ(アクセルを踏んだ時) アクセルを踏んだとき に 「ゴロゴロ」「ガラガラ」 と金属がぶつかる重い音が聞こえるケースです。 この場合、 エンジンオイル不足が原因 である可能性が高いといえます! 下の動画で、 実際の「ゴロゴロ」「ガラガラ」音 を聞いてみてくださいね。 この異音に気づいたら、 すぐに停車してロードサービスなどを呼びましょう!