- Yahoo! 知恵袋 「魁」とか良さそうと思ったけど、それだと「魁! !男塾」の便乗商品扱いされちゃうかな…。 鬼に似た漢字を含みつつ、元ネタも連想させつつ、しかし明らかに別作品と思えてくるタイトルを考えなさい、みたいなお題はどうか。いや、コレ、結構難しいお題かも。ちょっと思いつかない…。面倒臭いから「鬼退治」でいいや、という気分に自分もなってきた…。 以上、1 日分です。
トップ レビュー 生き延びるために何を諦めるか? アカデミー賞最有力『ノマドランド』の原作本から見えるアメリカンドリームの嘘 『ノマド 漂流する高齢労働者たち』 (ジェシカ・ブルーダー :著、鈴木 素子:訳/春秋社) 食費、クレジットの支払い、家賃や家のローン、ガスや水道と光熱費。生き延びるためにこの中で何かを諦めなければならないとしたら、あなたならどれを選ぶだろうか?
映画『 ノマド ランド』の原作『 ノマド 漂流する高齢労働者たち』、映画を観る前に読んでおくべきでした。 この本の元になった『ハーパーズ・マガジン』の記事のタイトル。 The End of Retirement: When You Can't Afford to Stop Working.
アマゾンの深夜労働では疲労とともに孤独に苦しんだが、電気も水道もないようなキャンプ場でのノマド同士の出会いは、理解と一体感があるという。誰かのトラックが壊れたら、帽子を回して寄付を募る。砂漠での交流イベントでは、美容師免許を持っている女性はヘアカットを提供し、機械に詳しい人は自動車修理の基本を教える。真夜中にみんなでキャンプファイヤーを囲むとき、人生の目標はカネを得ることではなく、子や孫に残せるような自由で豊かなコミュニティの一員になることではないかと考える。 米国の金融資本主義という古い体制が終焉を迎え、人々はそれにとってかわる新しい社会を切望している。そうした人情の機微の変化を、著者は描き出そうとしている。 現在、本書を原作にした映画『ノマドランド』(監督クロエ・ジャオ)が全国で公開中。 ( 春秋社発行、B6判・354ページ、定価2400円+税 )
第93回アカデミー賞 2021年2月20日 19時04分 原作者のジェシカ・ブルーダー - (C) 2020 20th Century Studios. All rights reserved.
C. 拠点の非営利団体・女性と家族のための全国パートナーシップによる調査では、アメリカでは男性が1ドル稼ぐのに対し、女性は88セントしか稼げない。アメリカの年金システムは個人が収めた税金額に基づくため、女性のほうが年金受給額が低くなるのだ。 女性の長い寿命が女性のノマドを加速する 第78回ゴールデン・グローブ賞授賞式にて。Kevin Mazur / Getty Images for Hollywood Foreign Press Association 「育児や介護といった無償労働はアメリカでは経済的にも社会的にも過小評価されている」と問題提起するブルーダーは、女性は男性よりも平均寿命が長いことも女性高齢者の貧困に繋がると言う。厚生労働省の発表によると、アメリカの男性の平均寿命は76. ノマド - 春秋社 ―考える愉しさを、いつまでも. 1歳、女性は81. 1歳(2017年)で、日本の男性平均寿命は81. 41歳、女性は87. 45歳(2019年)。世界的にみても女性の寿命は男性よりも数年長い。つまるところ、ジェンダー規範の変化、無償労働、賃金・年金の男女格差、女性の長い寿命、社会保障制度の欠如などが、女性高齢者がノマド化する現象の理由なのだ。 人種で分断されたアメリカ社会の闇 不思議なことにノマドの女性には圧倒的に白人が多く、映画に出てくる本物のノマドにも有色人種はほとんど見かけない。この点についてブルーダーが数々のノマドに取材したところ、当事者たちにもその理由が分からない、と戸惑っていたそうだ。彼らのコミュニティーは決して白人優位主義者で構成されているわけではないのに、黒人のノマドはごくごく少数派だ。 ブルーダーはキャンピングカーの不自由な生活を楽しむためには、ある種の白人の特権的地位が必要なのだろうと推察する。白人でさえあっても車上生活をするのは大変だが、例えば住宅地で非白人が車上生活をしようものなら、たちまち警察に怪しまれてしまう。ブルーダー自身も車上生活中に警察に尋問を受けたことがあるが、口頭注意のみで無罪方面だったそうだ。 だが、これが非白人女性で警官が人種差別者であったら……? どんな扱いを受けてしまうのか分からない。こういった理由から、ノマドの選択もできない非白人の貧困女性はシェルターに身を寄せるかホームレスになるしかないのが現状だ。このようにして本作は、経済・ジェンダー・人種で分断されたアメリカ社会の闇を多角的に突きつける。 ノマドの未来と日本人女性の未来 劇中、ファーンを含むノマドたちは、砂漠で非消費主義のコミュニティーを作り上げる。物々交換をしながらサステイナブルに生きるファーンを、彼女の妹は現代の西部開拓者と呼ぶ。映画も原作も、ノマドの過酷な実態を映し出すが、同時に、彼らを支える社会保障制度さえ整えば、ノマドのライフスタイルは、現代の行き過ぎた自然破壊と経済至上主義社会の解決策となるかもしれない。 厚生労働省の人口動態統計によると、2050年までに日本の人口の4割が65歳以上になることから十分な年金を期待するのは難しいだろう。2019年の日本人女性の寿命は男性よりも6年長く、賃金格差は男性100に対して女性は74.
ホーム > 電子書籍 > 文芸(一般文芸) 内容説明 2000年代、アメリカに新しい貧困層が現れた。一見すると、キャンピングカーで暮らす気楽な高齢者。有名企業で働いた経歴や建築技術の資格をもつ人もいて、考え方や見た目も中流階級のそれと変わらない。しかし、彼らはガソリンとPC・携帯を命綱に、その場限りの仕事を求めて大移動する、21世紀の「ノマド」である。深夜ひっそりスーパーの駐車場で休息をとり、アマゾン倉庫や大農園など過酷な現場で身を粉にする彼らの実態とは。気鋭のジャーナリストが数百人のノマドに取材。彼らと過ごした2万4000キロの旅から、知られざるアメリカ、そしてリタイアなき時代の過酷な現実が見えてくる。高齢化社会日本の未来を予見する、衝撃のルポ。
3で、アメリカよりも格差がある。『ノマドランド』は私たち日本人女性にとっても、決して他人事ではない物語だとも言えるのではないだろうか。 第93回アカデミー賞授賞式は、4月26日(月)午前8時30分よりWOWOWプライムにて生中継