闇の覇王と無垢な花嫁 第83章 ※熱い奔流 小 中 大 テキストサイズ 九条がうっすら笑った様に思えた。 「イけ…」 そう言うや否や九条は祐羽の一番感じていた弱い場所を狙い定めて男根を突きいれた。 「やぁっ…い、イクッ……ッ…!」 ピュルルッと祐羽の性器から白濁が放たれ、それは自分の腹を濡らした。 少ない量とはいえ射精の脱力感に襲われる祐羽だったが、自分を快楽に貶めた男はまだ終わっていない事を思い出す。 自分の臀部にバツンバツンと腰を打ち付け、凶器の様な大きさのモノで射精に向けて動いているのだ。 快楽が過ぎる。 「あぁっ、あ、…ヤダァッ、もう…やめてぇっ」 射精して少し余裕が出た祐羽は、その激しさと恐ろしさに身を震わせて、ここで拒絶の言葉を漏らした。 涙に濡れた瞳を受けて、九条が「チッ」と舌打ちをした。 「あっ、あっ、あっ、やっ、アァーーーッ! !」 「…ッ」 再び感じる場所を重点的に攻められた祐羽は、とうとう軽くイってしまったと、同時に九条が小さく息を詰めたのが分かった。 そして今まで経験したことのない一番奥に男根が捩じ込まれ、祐羽の息が止まった。 ビュルルルルッ それと同時に、熱いモノが中に叩きつけられる。 「…! ?」 祐羽は絶頂感に体をビクビク痙攣させながら、熱いモノで胎内を濡らされる感覚に、未知の快感を得ていた。 「…ぁ…ぁ…熱いのが…」 思わず口走ってしまう。 男に胎内で射精されたのだと気がつく。 「はぁっ、あっ、…っ」 九条の射精は恐ろしいほどに長く、大量だった。 九条が放心している祐羽の唇を軽く貪りながら、腰を揺すった。 精液を胎内に塗り込めるかのように。 「はぁっ、…はあっ、あんっ」 九条に揺さぶられながら、口からは喘ぎが漏れ続ける。 九条が自分の額や頬、首筋へとキスを落としていく。 抵抗しなければと思いつつも、優しいキスを遠くで心地よく感じている自分が居た。 「………」 祐羽は強烈な快楽に頭も体も疲れ果て、目を閉じると、自然に意識を手離していった。
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アダルトコンテンツが含まれます。 18歳以上ですか? 文字サイズ 行間 背景色 × 闇の覇王と無垢な花嫁 6 「でも、ここは九条さんの家ですし、僕は使った事ないですもん」 「そうだよ。僕だってこんな豪華なマンション住んでる訳じゃないもん」 「もんもん言うな~!」 祐羽に続き外崎がそう訴えると、中瀬がキーッと怒った。 「「うわぁっ、怒った~!」」 責められて、ふたりが抱き合い中瀬に悲しそうな顔を向ける。 その顔を見た中瀬は、腕を組んで唸った。 「う…でも可愛いから許す」 三秒後にはそう悔しそうに言った。 「中瀬さーん!」 「中瀬くーん!」 「もうっ、苦しいだろ~放せぇ! !」 ふたりから抱きつかれて中瀬がバタバタしていれば、騒ぎ過ぎたせいか近くで「ンンッ! !」とあからさまな咳払いを受けてしまった。 どうやらエレベーターで降りてきた住人が騒がしさでお怒りになったらしい。 しまった!と反省した三人が口を閉じてそちらを伺うと、相手もまたこちらを見ていた。 金持ちらしいハイブランド品を身につけた熟年の女性が睨み付けて来て、祐羽達はブルリと震えた。 百戦錬磨、負けた事なんてありませんから!といった風貌。 眼光に負け戦を悟って、三人はそそくさとその場を離れることにした。 建物内は静かなだけに、声がやはり響く。 「次からは声量に気をつけよう」と中瀬に言われて三人で「しーっ」とお互いに確認しあった。 「じゃぁ、次はこちらをご案内致しますね」 不動産屋さんごっこの続きを開始した祐羽が案内するのは、先程貰ったパンフレットにある別棟となる。 ちなみにこちらは住居棟となり、階層によって広さや値段が違うので、自然と上階になるにつれて真の選ばれたセレブが住んでいる事になる。 833 / 869 6895 37560
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