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薬には使用期限があることをご存知ですか?病院で処方された薬を全部飲み切る前に症状が良くなったため、薬が余ってしまっている方もいらっしょるのでははないでしょうか?
直射日光、湿度、温度などによってくすりの成分が分解したり、変質したり、また効果が弱くなったりすることがあるため、くすりも使用期限が定められています。 ただし、処方された薬を薬局で受けとるときには、使用期限が明記されていないことがほとんどです。そもそも、処方された薬は医師・歯科医師が症状や病気を診断してから処方され、処方された期間に飲みきることが前提となっているからです。 したがって、処方された薬は、処方された日数の間に飲みきるのが原則ですが、頓服薬などは医師・歯科医師の指示に従って飲むようにしましょう。また、同じような症状が出たからといって、以前に処方され残ったくすりを飲むのは、正しいくすりの使用ではない場合もあるので自己判断は避けましょう。そのような場合は再度、病院を受診するようにしてください。
3-1. 効きが悪いだけって本当?インターネットで調べてみたら・・・ インターネットで調べてみると、「効きが悪いだけで大丈夫」とか「1年過ぎた薬を使ったことがあるけど効いたよ」という声も見つかりました。 確かに1ヶ月くらい期限が切れても安心な薬もあります。シート状のプラスチック包装に錠剤やカプセル剤をいれたPTP包装などは湿気や酸素を通さないような加工をして、薬の劣化を抑えている製品もあります。プラスチックではなくアルミ包装で、光からも保護している風邪薬も見たことがあるのでは? [ PTP包装] このような製品であれば、多少期限が切れた薬を飲んでしまっても健康上の問題は出てこないかもしれません。 3-2.
ではまた次回をお楽しみに!
2020年7月10日更新 くすり こんにちは。医薬品メーカーで働いているラクダです。 急な体調不良で辛い時のために家に薬を常備している方も多いですよね。 痛み止めや風邪薬など念のために買っておくのですが、こういう常備薬に限って使おうと思った時に使用期限がギリギリだったりします。あるいは使用期限が切れているかもしれません。 「この薬って安全に使えるの?それともやめておいたほうがいい?」 薬剤師として医薬品メーカーに勤めていると、こういった質問をよくされます。 結論から言うと、「期限内なら安心して使って大丈夫。期限切れてるやつは諦めて新しいのを買って下さい」なのですが、それだけでは当たり前すぎて納得できないですよね?ですので、今回は期限内なら安心して使える理由を、医薬品メーカーの立場から解説したいと思います。また、期限が切れた薬を使うのをやめてもらえるように、こちらも具体例を出しながら説明します。 この記事を読んだあなたが二度と薬の期限について悩まないように、ぜひ読んでいってくださいね。 ※この情報は、2017年5月時点のものです。 1.その薬は安心?薬の使用期限について 薬を安全に使うためには、その薬の使用期限を確認できないといけません。 これまで薬の使用期限がどこに書いてあるか見てみたことがありますか? 市販の薬であれば、使用期限を探すのは簡単です。お菓子のように、使用期限は箱に書いてあります。箱ではなく缶やプラスチック製のボトルに入っているような薬でも、食料品と同じような場所を探せば使用期限が見つかるはず。薬によって使用期限は違いますが、製造後2〜3年くらいが多いと思います。 処方箋薬も箱やボトルに使用期限が記載されています。しかし、箱のまま薬局で薬をもらう機会はほとんどないかと思います。湿布薬なら袋ごと処方してもらったことがある方もいるかもしれません。機会があったら、ちょっと見てみると楽しいかも?