2巻の感想とあとがき ネタバレで詳しく書ききれなかった相関図をここで整理しておきます。 藍⇔翠斗 朱鷺嶋⇒藍 蘇芳⇒藍 タカオ⇒翠斗 この内、藍、翠斗、朱鷺嶋、タカオが自分の気持ちは伝えないと決めています。 こう見ると、かなりのこじらせヤロウたちが集まっていてカオスな状況ですね。 蘇芳によって絶妙に保っていた4人の関係が一気に崩れ去りました。 これがどんな展開になっていくのか?全く想像できません! !笑 2巻はうるっとくる場面も多くて特に印象に残ってるのは、幼い藍と翠斗です。 ネタバレではサラッと書いてますが、漫画版では二人の感情が上手く描かれていて "守ってあげたい!!" て気持ちになります。 漫画版は誰でも無料で読めるので気になる人はこの方法を使ってみて下さいね。 ⇒どうしようもない僕とキスしようを無料で読む方法
この先、藍ちゃんがどうやって気持ちを切り替えていくのかが楽しみです! なんだかんだで兄弟なんだけど、翠斗とがうまくいくことを願わずにはいられません! 社会人の私は、睡眠時間を削って一気に読んでしまいました! 最終的に誰が幸せになるのでしょうか!? スイトーもいいけど、どこかで愛ちゃんが辛い思いをしそう。 蘇芳を好きになってもらいたいのですが・・・。 きっと藍ちゃんは幸せになれると思います! 2 「どうしようもない僕とキスしよう」の登場人物 それぞれに苦しい思いや悲しい思いがあります。 これからどうなっていくのか楽しみですが、 個人的にはスホにがんばってほしいです。 スホのポジティブさに感動し、 その美しさに惚れ惚れします。 弟や同僚に目が行きがちです。 でも、トッキーは本当はとてもいい人なのでは? お見合い相手の白川さんも、見た目も生き方も美しいですよね~。 このカップルが幸せになることを願っています。 3 主人公の美しさを体現できる女優は 現実世界にはいないので、絶対に実写化しないでください。 夢が壊れてしまいます。 作者も好きだが、絵はもっと美しい。 笑顔の部分は女の私でも惚れ惚れします。 北川さんの作品を読むのは「亜美ノンストップ」以来です。 その時の子供っぽい絵の印象と、すっかり変わってしまいました。 「どうしようもない僕とキスしよう」は全巻購入することになりそうです。 楽しみにしています。 おすすめ漫画です すばらしき新世界(フルカラー)11 も面白いです! みんなのレビューと感想「どうしようもない僕とキスしよう」(ネタバレ非表示)(2ページ目) | 漫画ならめちゃコミック. コチラもおすすめです すばらしき新世界(フルカラー)3 も面白いと評判ですヨ^^。 人気上昇中の作品です こんな人生は絶対嫌だ「ありふれた日常から一挙に転落する惨劇サスペンス!」 も面白いとです。 更にコチラもおすすめです すばらしき新世界(フルカラー)9 も面白いと評判ですヨ^^。 最近注目されている昨品です!
ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、 著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。 詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。
?』 『また一歩間違えていたら、とんでもない過ちを犯すところだったんだな1?』 『何故だ! ?』とワタルは叶奏に尋ねます。 それに対して叶奏は『私たちの幸せを壊されると思った』と答えます。 そしてさらに『私を傷つける奴らはみんな消えてしまえばいいのよ!』と泣きながら訴えます。 ワタルは叶奏の言葉に驚き動揺しつつも冷静に諭しますが、 叶奏は『いつも何とかなってるじゃん!』と、まるでワタルの言葉が耳に入りません。 そして自分のことを捕まえられない警察のこともマヌケ呼ばわりする始末。 確かに警察は、叶奏のすごく近いところまで辿りつくのですが、寸前で捕まえられないのです。 しかしここからワタルの必死な説得が始まります。 警察は、橘と共に自分たちのことを追っているということ、 捕まるのは時間の問題であるということ、 だから『自首しよう』と、震えながらもしっかりとワタルは叶奏に問いかけます。 叶奏が1人で捕まったとしても余罪を突き止められれば、 全ての事が明るみになってしまう。 だから2人同じタイミングで自首し、 犯した罪を2人で償っていくのが最良の方法だというのがワタルの考えです。 涙を流しながら切に訴えるワタルを見て、叶奏は何も言う事ができません。 ワタルは続けて、もし自分が先に出所できたとしても・・・と話し始めます。 そうなったとしても『叶奏ちゃんだけをずっと待っているから!』と叶奏に向けて告白するのです。 全て手放して生き続けるしかないんだ・・・! そう思えば思うほど、これまでの温かくて優しい思い出や 本来幸せになれたであろう未来のことも同時に思い浮かんでしまい 色々な想いが溢れて涙が止まりません。 特に「美波」のことを思うと・・・。 しかし次の瞬間、叶奏ではそんなワタルの気持ちを全力で拒否します。 『捕まるなんて絶対に嫌だ!
といっても、北川作品を購入するとは何年ぶり?てくらい久しぶりです。 それくらい作品に引き込まれてました。 本当は完結してからまとめて読もうと思っていたけど、気になって気になって買ってしまいました。 姉と弟はお互い思っているのだろうけど、どうなるのかな…抵抗ある人もいると思うけど、 私は漫画の世界ではおもいのままに突っ走ればいいと思ってる派なので、結ばれてほしいなと思っております笑 3. どうしようもない僕とキスしよう 7話~13話~15話 最新話 ネタバレ注意 画バレ注意 - あき子&みかん&リリーのまんが感想ブログ. 0 2019/10/30 絵はきれい!共感できるかというと… 作者買いです! ほんとに絵がきれいで惚れ惚れします。以前よりさらに繊細なタッチが女性も男性もとても魅力的でした。 物語はというと、賛否両論あるのかな?て思います。最初短編だったっけ?て思ったくらいいろんな人の目線で物語がすすみます。それぞれの物語はすべて繋がっているんですが、それをまとめているのはさすが北川先生!という感じでした。 ただ、主人公の背景もまだよくわからないのでなんとも言えませんが、彼女のセフレの感覚が理解できないです。流れ的に弟のことを好きなんだと思うのですが…そこまで一途に好きなのに性欲は別?てことなんだろうか。そして、その割り切りは相手を傷つけるとは思わないんだろうか。弟も姉が好きなようだし… 結局、最終的に弟と結ばれる内容ならあまりおもしろくないかもなぁ、なんて思いました。ここまで焦らしてるのになんか…て感じるので、大どんでん返しを期待したいな。 9 人の方が「参考になった」と投票しています 2. 0 2019/8/24 最初の1話でおなかいっぱい 主人公が男 恋い焦がれるヒロインは他に好きな人がいて、その相手は恋しちゃいけない人だった!→せつない もう何回もそのパターンで描いてて今回は男女が逆なのねって感じ つまらなくはないし画もきれいだけど昔から北川みゆきのマンガ読んでた世代はだいたいまたこれかーってなると思います。 47 人の方が「参考になった」と投票しています 2019/8/19 引き込まれた 三人の男と一人の女 それぞれの目線で、ストーリーがはじまり、絡まる 姉と弟の禁断の愛、ゲイ、重くなく、甘さを加えて、 とても素敵です。 目が離せません。 キスを一体誰とするのか これから過去の話になるのか 楽しみです。 8 人の方が「参考になった」と投票しています 4. 0 2020/4/8 続きが気になる オススメ一覧に出てきて高評価だったので、無料分から読み始めましたが、取り敢えず絵が綺麗。キャラクターが皆んな美男美少女で、ヒロインのミステリアスな感じも尚更引き込まれる要素です。キスだけは大切にしている感じなので、もしかして弟と過去にしたのかなー・・ 自分にも3歳下の弟がいて、中々理解に来るしむストーリーなのでそことはくっついて欲しくないなぁと思いますが。この先の展開が楽しみです。 3 人の方が「参考になった」と投票しています 2019/9/23 北川みゆきワールド ヒロインの宮野藍は誰が見てもイイ女。 そんな彼女には同僚でセフレの彼、 幼なじみの御曹司、 バーを営むゲイの男友達、 そして彼女が好きなのは好きになっては いけない人。 彼等の視点から藍との関係が描かれているので面白いです。 早く続きが読みたいな。 10 人の方が「参考になった」と投票しています 作品ページへ 無料の作品
プチコミックで連載中の漫画「どうしようもない僕とキスしよう」(北川みゆき先生) 今日は、その漫画「どうしようもない僕とキスしよう」13話(特別編)を読んだので、ネタバレと感想をご紹介しますね。 とある1日、光帆を助けたり、紫乃の気持ちを明るくしたり、いろいろなところで藍は影響を与えていて… 「どうしようもない僕とキスしよう」前話はこちら>>> また、「どうしようもない僕とキスしよう」は、 U-NEXTで無料で読めます! \「どうしようもない僕とキスしよう」を無料で読む!/ U-NEXTの公式サイトはこちら! ※無料トライアル期間(登録日を含む31日間)に解約をすれば、料金はかかりません!
図2 (a)発振回路のブロック図 (b)ウィーン・ブリッジ発振回路の等価回路図 ●ウィーン・ブリッジ発振回路の発振周波数と非反転増幅器のゲインを計算する 解答では,具体的なインピーダンス値を使って求めましたが,ここでは一般式を用いて解説します. 図2(b) のウィーン・ブリッジ発振回路の等価回路図で,正帰還側の帰還率β(jω)は,RC直列回路のインピーダンス「Z a =R+1/jωC」と.RC並列回路のインピーダンス「Z b =R/(1+jωCR)」より,式7となり,整理すると式8となります. ・・・・・・・・・・・・・・・・・(7) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(8) β(jω)の周波数特性を 図3 に示します. 図3 R=10kΩ,C=0. 01μFのβ(jω)周波数特性 中心周波数のゲインが1/3倍,位相が0° 帰還率β(jω)は,「ハイ・パス・フィルタ(HPF)」と「ロー・パス・フィルタ(LPF)」を組み合わせた「バンド・パス・フィルタ(BPF)」としての働きがあります.BPFの中心周波数より十分低い周波数の位相は,+90°であり,十分高い周波数の位相は-90°です.この間を周波数に応じて位相シフトします.式7において,BPFの中心周波数(ω)が「1/CR」のときの位相を確かめると,虚数部がゼロになり,ゆえに位相は0°となります.このときの帰還率のゲインは「|β(jω)|=1/3」となります.これは 図3 でも確認できます.また,発振させるためには「|G(jω)β(jω)|=1」が条件ですので,式6のように「G=3」が必要であることも分かります. 以上の特性を持つBPFが正帰還ループに入るため,ウィーン・ブリッジ発振器は「|G(jω)β(jω)|=1」かつ,位相が0°となるBPFの中心周波数(ω)が「1/CR」で発振します.また,ωは2πfなので「f=1/2πCR」となります. ●ウィーン・ブリッジ発振回路をLTspiceで確かめる 図4 は, 図1 のウィーン・ブリッジ発振回路をシミュレーションする回路で,R 4 の抵抗値を変数にし「. stepコマンド」で10kΩ,20kΩ,30kΩ,40kΩを切り替えています. 図4 図1をシミュレーションする回路 R 4 の抵抗値を変数にし,4種類の抵抗値でシミュレーションする 図5 は, 図4 のシミュレーション結果です.10kΩのときは非反転増幅器のゲイン(G)は2倍ですので「|G(jω)β(jω)|<1」となり,発振は成長しません.20kΩのときは「|G(jω)β(jω)|=1」であり,正弦波の発振波形となります.30kΩ,40kΩのときは「|G(jω)β(jω)|>1」となり,正帰還量が多いため,発振は成長し続けやがて,OPアンプの最大出力電圧で制限がかかり波形は歪みます.
図2 ウィーン・ブリッジ発振回路の原理 CとRによる帰還率(β)は,式1のBPFの中心周波数(fo)でゲインが1/3倍になります. ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) 正帰還の発振を継続させるための条件は,ループ・ゲインが「Gβ=1」です.なので,アンプのゲインは「G=3」に設定します. 図1 ではQ 1 のドレイン・ソース間の抵抗(R DS)を約100ΩになるようにAGCが動作し,OPアンプ(U 1)やR 1 ,R 2 ,R DS からなる非反転アンプのゲインが「G=1+R 1 /(R 2 +R DS)=3」になるように動作しています.発振周波数や帰還率の詳しい計算は「 LTspiceアナログ電子回路入門 ―― ウィーン・ブリッジ発振回路が適切に発振する抵抗値はいくら? 」を参照してください. ●AGC付きウィーン・ブリッジ発振回路のシミュレーション 図3 は, 図1 を過渡解析でシミュレーションした結果です. 図3 は時間0sからのOUTの発振波形の推移,Q 1 のV GS の推移(AGCラベルの電圧),Q 1 のドレイン電圧をドレイン電流で除算したドレイン・ソース間の抵抗(R DS)の推移をプロットしました. 図3 図2のシミュレーション結果 図3 の0s~20ms付近までQ 1 のV GS は,0Vです.Q 1 は,NチャネルJFETなので「V GS =0V」のときONとなり,ドレイン・ソース間の抵抗が「R DS =54Ω」となります.このとき,回路のゲインは「G=1+R 1 /(R 2 +R DS)=3. 02」となり,発振条件のループ・ゲインが1より大きい「Gβ>1」となるため発振が成長します. 発振が成長するとD 1 がONし,V GS はC 3 とR 5 で積分した負の電圧になります.V GS が負の電圧になるとNチャネルJFETに流れる電流が小さくなりR DS が大きくなります.この動作により回路のゲインが「G=3」になる「R DS =100Ω」の条件に落ち着き,負側の発振振幅の最大値は「V GS -V D1 」となります.正側の発振振幅のときD 1 はOFFとなり,C 3 によりQ 1 のゲート・ソース間は保持されて発振を継続するために適したゲインと最大振幅の条件を保ちます.このため正側の発振振幅の最大値は「-(V GS -V D1)」となります.
■問題 発振回路 ― 中級 図1 は,AGC(Auto Gain Control)付きのウィーン・ブリッジ発振回路です.この回路は発振が成長して落ち着くと,正側と負側の発振振幅が一定になります.そこで,発振振幅が一定を表す式は,次の(a)~(d)のうちどれでしょうか. 図1 AGC付きウィーン・ブリッジ発振回路 Q 1 はNチャネルJFET. (a) ±(V GS -V D1) (b) ±V D1 (c) ±(1+R 2 /R 1)V D1 (d) ±(1+R 2 /(R 1 +R DS))V D1 ここで,V GS :Q 1 のゲート・ソース電圧,V D1 :D 1 の順方向電圧,R DS :Q 1 のドレイン・ソース間の抵抗 ■ヒント 図1 のD 1 は,OUTの電圧が負になったときダイオードがONとなるスイッチです.D 1 がONのときのOUTの電圧を検討すると分かります. ■解答 図1 は,LTspice EducationalフォルダにあるAGC付きウィーン・ブリッジ発振回路です.この発振回路は,Q 1 のゲート・ソース電圧によりドレイン・ソース間の抵抗が変化して発振を成長させたり抑制したりします.また,AGCにより,Q 1 のゲート・ソース電圧をコントロールして発振を継続するために適したゲインへ自動調整します.発振が落ち着いたときのQ 1 のゲート・ソース電圧は,コンデンサ(C 3)で保持され,ドレイン・ソース間の抵抗は一定になります. 負側の発振振幅の最大値は,ダイオード(D 1)がONしたときで,Q 1 のゲート・ソース間電圧からD 1 の順方向電圧を減じた「V GS -V D1 」となります.正側の発振振幅の最大値は,D 1 がOFFのときです.しかし,C 3 によりQ 1 のゲート・ソース間は保持され,発振を継続するために適したゲインと最大振幅の条件を保っています.この動作により正側の発振振幅の最大値は負側の最大値の極性が変わった「-(V GS -V D1)」となります.以上より,発振が落ち着いたときの振幅は,(a) ±(V GS -V D1)となります. ●ウィーン・ブリッジ発振回路について 図2 は,ウィーン・ブリッジ発振回路の原理図を示します.ウィーン・ブリッジ発振回路は,コンデンサ(C)と抵抗(R)からなるバンド・パス・フィルタ(BPF)とG倍のゲインを持つアンプで正帰還ループを構成した発振回路となります.
図4 は, 図3 の時間軸を498ms~500ms間の拡大したプロットです. 図4 図3の時間軸を拡大(498ms? 500ms間) 図4 は,時間軸を拡大したプロットのため,OUTの発振波形が正弦波になっています.負側の発振振幅の最大値は,約「V GS =-1V」からD 1 がONする順方向電圧「V D1 =0. 37V」だけ下がった電圧となります.正側の最大振幅は,負側の電圧の極性が変わった値なので,発振振幅が「±(V GS -V D1)=±1. 37V」となります. 図5 は, 図3 のOUTの発振波形をFFTした結果です.発振周波数は式1の「R=10kΩ,C=0. 01μF」としたときの周波数「f o =1. 6kHz」となり,高調波ひずみが少ない正弦波の発振であることが分かります. 図5 図3のFFT結果(400ms~500ms間) ●AGCにコンデンサやJFETを使わない回路 図1 のAGCは,コンデンサやNチャネルJFETが必要でした.しかし, 図6 のようにダイオード(D 1 とD 2)のON/OFFを使って回路のゲインを「G=3」に自動で調整するウィーン・ブリッジ発振回路も使われています.ここでは,この回路のゲイン設定と発振振幅について検討します. 図6 AGCにコンデンサやJFETを使わない回路 図6 の回路でD 1 とD 2 がOFFとなる小さな発振振幅のときは,発振を成長させるために回路のゲインを「G 1 >3」にします.これより式2の条件が成り立ちます. 図6 では回路の抵抗値より「G 1 =3. 1」に設定しました. ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) 発振が成長してD 1 とD 2 がONするOUTの電圧になると,発振振幅を抑制するために回路のゲインを「G 2 <3」にします.D 1 とD 2 のオン抵抗を0Ωと仮定して計算を簡単にすると式3の条件となります. 図6 では回路の抵抗値より「G 2 =2. 8」に設定しました. ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3) 次に発振振幅について検討します.発振を継続させるには「G=3」の条件なので,OPアンプの反転端子の電圧をv a とすると,発振振幅v out との関係は式4となります. ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4) また,R 2 とR 5 の接続点の電圧をvbとすると,その電圧はv a にR 2 の電圧効果を加えた電圧なので,式5となります.
図5 図4のシミュレーション結果 20kΩのとき正弦波の発振波形となる. 図4 の回路で過渡解析の時間を2秒まで増やしたシミュレーション結果が 図6 です.このように長い時間でみると,発振は収束しています.原因は,先ほどの計算において,OPアンプを理想としているためです.非反転増幅器のゲインを微調整して,正弦波の発振を継続するのは意外と難しいため,回路の工夫が必要となります.この対策回路はいろいろなものがありますが,ここでは非反転増幅器のゲインを自動で調整する例について解説します. 図6 R 4 が20kΩで2秒までシミュレーションした結果 長い時間でみると,発振は収束している. ●AGC付きウィーン・ブリッジ発振回路 図7 は,ウィーン・ブリッジ発振回路のゲインを,発振出力の振幅を検知して自動でコントロールするAGC(Auto Gain Control)付きウィーン・ブリッジ発振回路の例です.ここでは動作が理解しやすいシンプルなものを選びました. 図4 と 図7 の回路を比較すると, 図7 は新たにQ 1 ,D 1 ,R 5 ,C 3 を追加しています.Q 1 はNチャネルのJFET(Junction Field Effect Transistor)で,V GS が0Vのときドレイン電流が最大で,V GS の負電圧が大きくなるほど(V GS <0V)ドレイン電流は小さくなります.このドレイン電流の変化は,ドレイン-ソース間の抵抗値(R DS)の変化にみえます.したがって非反転増幅器のゲイン(G)は「1+R 4 /(R 3 +R DS)」となります.Q 1 のゲート電圧は,D 1 ,R 5 ,C 3 により,発振出力を半坡整流し平滑した負の電圧です.これにより,発振振幅が小さなときは,Q 1 のR DS は小さく,非反転増幅器のゲインは「G>3」となって発振が早く成長するようになり,反対に発振振幅が成長して大きくなると,R DS が大きくなり,非反転増幅器のゲインが下がりAGCとして動作します. 図7 AGC付きウィーン・ブリッジ発振回路 ●AGC付きウィーン・ブリッジ発振回路の動作をシミュレーションで確かめる 図8 は, 図7 のシミュレーション結果で,ウィーン・ブリッジ発振回路の発振出力とQ 1 のドレイン-ソース間の抵抗値とQ 1 のゲート電圧をプロットしました.発振出力振幅が小さいときは,Q 1 のゲート電圧は0V付近にあり,Q 1 は電流を流すことから,ドレイン-ソース間の抵抗R DS は約50Ωです.この状態の非反転増幅器のゲイン(G)は「1+10kΩ/4.
(b)20kΩ 図1 のウィーン・ブリッジ発振回路が発振するためには,正帰還のループ・ゲインが1倍のときです.ループ・ゲインは帰還率(β)と非反転増幅器のゲイン(G)の積となります.|Gβ|=1とする非反転増幅器のゲインを求め,R 3 は10kΩと決まっていますので,非反転増幅器のゲインの式よりR 4 を計算すれば求まります.まず, 図1 の抵抗(R 1 ,R 2 )が10kΩ,コンデンサ(C 1 ,C 2 )が0. 01μFを用い,周波数(ω)が「1/CR=10000rad/s」でのRC直列回路とRC並列回路のインピーダンスを計算し,|β(s)|を求めます. R 1 とC 1 のRC直列回路のインピーダンスZ a は,式1であり,その値は式2となります. ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) 次にR 2 とC 2 のRC並列回路のインピーダンスZ b は式3であり,その値は式4となります. ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4) 帰還率βは,|Z a |と|Z b |より,式5となります. ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5) 式5より「ω=10000rad/s」のときの帰還率は「|β|=1/3」となり,減衰しています.したがって,|Gβ|=1とするには,式6の非反転増幅器のゲインが必要となります. ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6) 式6でR 3 は10kΩであることから,R 4 が20kΩとなります. ■解説 ●正帰還の発振回路はループ・ゲインと位相が重要 図2(a) は発振回路のブロック図で, 図2(b) がウィーン・ブリッジ発振回路の等価回路図です.正帰還を使う発振回路は,正帰還ループのループ・ゲインと位相が重要です. 図2(a) で正弦波の発振を持続させるためには,ループ・ゲインが1倍で,位相が0°の場合,正弦波の発振条件になるからです. 図2(a) の帰還率β(jω)の具体的な回路が, 図2(b) のRC直列回路とRC並列回路に相当します.また,Gのゲインを持つ増幅器は, 図1 のOPアンプとR 3 ,R 4 からなる非反転増幅器です.このようにウィーン・ブリッジ発振回路は,正弦波出力となるように正帰還を調整した発振回路です.