「ルビンの壺が割れた」という小説をご紹介します。 「衝撃のラスト」というフレーズは本の定番の宣伝文句ですが、この本以上の衝撃のラストはありませんでした。 二人が顔を見合わせているように見えるけれど、一つの壺にも見える。これは「ルビンの壺」と呼ばれる錯視の画像です。 「ルビンの壺が割れた」はまさにこの「Aだと思っていたらBだった」という感覚がそのまま小説になったような本です。 結末については賛否両論あります。「ルール違反だ」「それをやっちゃあおしまいよ」的な声が多くあるのはたしかに事実ですが、僕は大好きです。 オチ、本当にまったく予想できませんでした。これは予想してなかった。 怖すぎて寒気がして、なんだか笑いが止まらなくなります。 ストーリーが怖いのはもちろん、作者はどういうメンタルをしてたらこんな話が書けるのか。。 ストーリーは二人の男女の文通という形がとられています。 ひたすら交互に文通が進むだけ。 そこで二人の過去が少しづつ明らかになっていきます。不気味な気配がするも何も決定的な手掛かりは見つからないまま進んでいきます。 そして最後の10ページで「ルビンの壺」が割れます。Aだと思っていたらBだったというフレームをぶち壊してきます。 ぜひ読んでみてください。
『ルビンの壺が割れた』宿野かほる【よむタメ!vol. 1054】 - YouTube
紙の本 驚きの 2017/09/11 20:32 4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。 投稿者: kuni - この投稿者のレビュー一覧を見る 宿野かほるさんの "ルビンの壺が割れた" 最近読んだ小説は5時に夢中!
10 確かに読後「おっ」とはなったが、それだけ。 読書趣味の人にはあまり向かない本かと。 あまり本を読まない人が同じく本を読まない友人に興奮気味に薦める、そんな本。 9 SNSでオジサンが書く文章のほんのりとしたキモさと、それを警戒して距離を置く女性の言葉遣いがとても良く再現されてた。 キモさがゆっくりエスカレートする所もリアル。急に尻とか言われたら私ならそこでキレる。 内容としては、タイトルからちょっと下品かもしれないなと思ってた、そんな予感的中。 すぐに読めるので軽い気持ちで。 5 賛否両論の評価があるので読んでみた。突然の別離から30年以上も経ち、SNSのメールで繋がりやり取りするうちに、当時の状況が明かされていく。1度読めば充分な話だけど、つまらなくもない。もっと伏線を張って回収したら もっと面白かったかも!
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