中国の歴史書『史記』には、史実がよくわかる話がたくさんあります。 その中でも有名な「項羽と劉邦」の戦いについて記した『鴻門之会(こうもんのかい)』について、スタディサプリの古文・漢文講師 岡本梨奈先生に解説してもらった。 【今回教えてくれたのは…】 岡本梨奈先生 古文・漢文講師 スタディサプリの古文・漢文すべての講座を担当。 自身が受験時代に、それまで苦手だった古文を克服して一番の得点源の科目に変えられたからこそ伝えられる「わかりやすい解説」で、全国から感動・感謝の声が続出。 著書に『岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本』『岡本梨奈の1冊読むだけで漢文の読み方&解き方が面白いほど身につく本』『古文ポラリス[1基礎レベル][2標準レベル]』(以上、KADOKAWA)、『古文単語キャラ図鑑』(新星出版社)などがある。 1分でわかる!『鴻門之会』ってどんな話?
2. 3と数えたあとに、答えを読み上げます。一緒にお答え下さい。 第一問 一般的には項羽の名で知られているが、正式な名前は、何といいますか? 1. 2. 3. 項籍 第二問 項羽は、紀元前206年に、秦の王である一族を殺し、楚の彭城を都と定めて、自らを『何の覇王』と名乗りましたか? 1. 2. 3. 西楚の覇王 第三問 項羽は、紀元前203年に、劉邦に破れ自害しましたが、その戦いの名前を、何といいますか? 1. 2. 3. 垓下の戦い ありがとうございました。 ページのトップへ トップのページへ戻る
劉邦はこのしっかりとした現状認識をベースに、部下たちにリーダーシップを発揮していくこととなります。 ◆まとめ 項羽は相手の研究も自軍の分析も怠っていた 項羽は死ぬ間際になっても、自分のせいで敗北したと思わなかった 劉邦の強みは、竜に似た顔と、"徳がありそうだ"と周囲が思う、劉邦が醸し出す雰囲気だけだった 劉邦は、何故か本質的な事は理解できた。むしろ本質的な事以外は理解できなかったといえた 劉邦は自分の育った環境に基づき、自分の弱さを認識し、長所を使い他者に頼って弱点をカバーしようとした 負けに不思議の負けはない。失敗をしっかり分析し、現状認識力を高めることが大切である 次回は、リーダーシップの要となる"コミュニケーション能力を発揮する"です。どうぞご期待ください。 (注)緑字の箇所は「項羽と劉邦」(司馬遼太郎著 新潮文庫)からの引用です
気になっていた本を読んでみる 本を読むことは、ストレスを解消する上で非常に優秀な効果を持っていることが、英国サセックス大学の研究チームによって判明しました。 人間にとって一番ストレスを抱えるのは「孤独感」を感じている時なのだそうです 。 就活中にストレスを感じるのも、本質的には孤独感によるものだと考えられます。 「誰も自分を理解してくれない」「みんなは内定をもらっているのに」といった感情の根源は孤独感にあると言えるからです。 そして、本を読むことの最大の効果は「共感体験」を得られることです。 孤独感を感じているとき、我々は他者との関係を絶った状態にある訳ですが、これはすなわちコミュニケーションをとっていない状態になります。 まさにこの状態こそが、ストレスを生んでしまうのです。 しかし、本を読むことで擬似的にコミュニケーションを取ることができると言われています。 他の人に話すのがしんどい時などは、本を読むことでストレスレベルを大幅に下げることができます。 どうせなら、あなたが前から読んでみたかった本や好きな本を選んで読んでみましょう。 3-3. お笑いを見る、面白い人と話す これは想像しやすいかもしれませんが「笑うこと」には大いなる力が秘められています。 一般的にストレスが溜まっている時は、交感神経が刺激されている状態になっています。 実は 「笑うこと」には交感神経の過度な働きを抑えて副交感神経を動かす力が備わっています 。 脳の温度を下げ、本来のリラックスした状態に引き戻してくれるのです。 また、笑っている時は胸式呼吸ではなく腹式呼吸が自然とできており、酸素の摂取量が大幅に増えます。 ストレスを受けた脳は興奮状態となり酸素が不足している状態になっているのですが、その状態をも回復させる効果を持っているのです。 強行手段っぽいですが、とにかく笑うようにすると即効性があります。 お笑い番組や芸人の方がパーソナリティーを務めるラジオを聞いてみてはどうでしょうか。 3-4. 訪れてみたかった場所にいく 本当にストレスが溜まってどうしようもないという方は、思い切って休暇を取ってみましょう。 ただし、家に引きこもることはできれば避けた方がいいでしょう。 ネガティブな状態で時間がある場合、人は悪い方向に物事を考えてしまいがちです 。 そうなればせっかく休暇を取ったにも関わらず、さらに悪い方向に行ってしまいかねません。 とにかく今暮らしている場所から離れたどこかに出かけてみましょう。 私の場合は、歴史が好きなのでお城や遺跡をみたり博物館や美術館を訪れるようにしていました。 帰宅後、気持ちの切り替えがスッとできたことが今でも印象に残っています。 3-5.