「よし、報告」。研究所にもどったアッキーが、報告書をまとめています。「災害復旧と復興には、国、県、市が協力して取り組む、と」。そこでアッキーは、「あれ? 【復旧】 と 【復元】 と 【復興】 と 【回復】 はどう違いますか? | HiNative. 復旧と復興ってちがうの?」と気がつきました。するとキリが資料を映し出しました。「『復旧』とは、建物や道路など、形あるものを元にもどすこと。『復興』とは、以前より町を安全にしたり、産業を活発にしたりして、人々の暮らしをよりよくすることです」とキリが言います。そういわれて、「えー。『復興』って全然気にしていなかったなぁ」とアッキー。「よし。もう一度調べに行ってみよう!」と出かけていきました。 scene 08 地域の人たちを元気にする工事 アッキーが気仙沼市の海岸にやってきました。何か工事をしているようです。するとドキリ・ガジェットが、男の人にロックオン。「え、ロックオン?」。アッキーが話しかけてみます。「あのー、復興に関係あるんですか?」。すると小野寺さんというその人は、「ここは、大谷(おおや)の地域の人たちを元気にさせる工事をしています」と言いました。「え、元気にさせる?」。ドキリ! scene 09 地域のシンボルである砂浜を守る ここは、気仙沼市にある大谷(おおや)海岸です。この海岸にも津波(つなみ)がおしよせ、町には大きな被害(ひがい)が出ました。そこで、津波から町を守るため、県は、砂浜(すなはま)をつぶし、巨大(きょだい)な防潮堤(ぼうちょうてい)を作ろうと計画しました。ところが、地域住民は強く反対します。「え、反対? なんで?」とアッキー。ドキリ! なぜ反対したのか、小野寺さんに聞いてみました。「いちばんは、砂浜を守る。大谷に住む人にとって自慢(じまん)であり、ほこりであり、シンボルの砂浜なので」と言います。 scene 10 住民と行政が両輪となって 県内有数の海水浴場としてにぎわっていた大谷海岸。地域のシンボルである砂浜(すなはま)を残したいと、小野寺さんたち住民は、市や県の担当者と5年にわたり、話し合いをくりかえしました。その結果、道路をかさ上げして防潮堤(ぼうちょうてい)とすることで、砂浜を残すことになりました。「地区のみなさんの本当に熱い思い。住民と行政が両輪となってやっていかなければ」と県担当者の千葉さんは言います。 scene 11 地元の人の思いをつなぐ復興を 「小野寺さん、がんばってよかったですね」とアッキー。「震災(しんさい)前のように、夏はお客さんがいっぱい来てにぎわう。『大谷の海はやはりいいな』って感じてもらえることが、復興につながっていく」と小野寺さんが言います。「地元の人と行政が協力することで、復興が進むんだな」となっとくするアッキー。みんな、社会に"ドキリ!
公開日: 2018年7月16日 / 更新日: 2020年8月11日 この記事の読了目安: 約 4 分 32 秒 「 復旧 」と「 復興 」 どちらも新聞やニュースなどでよく使われる言葉だと思います。 「電気の 復旧 作業」 「被災地の 復興 」 この2つの言葉の定義には、明確な違いがあるのでしょうか? また、どのように使い分ければいいのでしょうか?
この記事を書いた人 最新の記事 大学卒業後、国語の講師・添削員として就職。その後、WEBライターとして独立し、現在は主に言葉の意味について記事を執筆中。 【保有資格】⇒漢字検定1級・英語検定準1級・日本語能力検定1級など。
第24話 鳥取兵粮(ひょうろう)戦 June 18, 1978 44min ALL Audio languages Audio languages 日本語 信長の西国進撃で、鳥取城の攻略を始めた秀吉は、助左に儲け話をします。鳥取城下から米を買いつけて若狭に運ぶ仕事です。それは、兵糧戦を有利にする作戦でした。そのころ、秀吉との戦に備える鳥取城に、毛利から吉川(きっかわ)経家が遣わされます。そこで、助左と出会ったのでした。現存する番組テープの状態により、一部お見苦しい部分、お聞き苦しい部分があります。ご了承ください。[TAIG](C)NHK 25.
助左衛門は洪水から大坂の町を守った手柄として秀吉から千石船を与えられました。助左衛門が店に戻ると、9年ぶりに五右衛門が現れ、秀吉に召し出されようとしていた美緒を救い出して連れて来ました。助左衛門は美緒をルソンへ逃がそうと考えて、出航するまで利休の屋敷に美緒を隠してもらいます。そして、秀吉からの千石船に美緒を乗せて、無事出航します。しかし、秀吉はそのことを知っており、次の一手を打っていました。 (C)NHK
NHKオンデマンド 大河ドラマ 黄金の日日