腰椎 固定 術 再 手術 ブログ

Wed, 26 Jun 2024 02:32:11 +0000

執刀直前の培養結果では,検出菌種としては皮膚常在菌,腸内細菌群が検出されたが術後のSSI発症との関連は認められず,常在菌が存在していたとしても特に臍切開と術後創感染とは関係しないものと考えられる.ただし,これらの症例においては術前に看護師により臍部清掃処置が行われており,臍内深部の残屑除去はSSI防止の一助となっている可能性はある. 整容面においては,治癒過程での創部収縮に伴い本来の陥凹を伴う形状へと復することより,美容上優れた術式であると考えられる.臍縦切開はSSIの観点,整容面から問題なく施行でき,一般的な腹腔内到達経路としてその適応は拡大していくものと考えられる. 利益相反:なし 文献 1) Chang SK, Lomanto D, Mayasari M. Single-port laparoscopic spleen preserving distal pancreatectomy. Minim Invasive Surg. 2012; 2012:197429. Epub 2012 Feb 26. 2) Delgado S, Ibarzabal A, Adelsdorfer C, Adelsdorfer W, Corcelles R, Momblán D, et al. Transumbilical single-port sleeve gastrectomy: initial experience and comparative study. 腹腔鏡手術について - 独立行政法人国立病院機構 甲府病院. Surg Endosc. 2012 May; 26 (5):1247–1253. 3) Desai MM, Stein R, Rao P, Canes D, Aron M, Rao PP, et al. Embryonic natural orifice transumbilical endoscopic surgery (E-NOTES) for advanced reconstruction: initial experience. Urology. 2009 Jan; 73 (1):182–187. 4) Adachi T, Okamoto T, Ono S, Kanematsu T, Kuroki T. Technical progress in single-incision laparoscopic cholecystectomy in our initial experience.

  1. 腹腔鏡手術について - 独立行政法人国立病院機構 甲府病院

腹腔鏡手術について - 独立行政法人国立病院機構 甲府病院

1人の医師が回答 子宮内膜症の腹腔鏡手術後について 2020/12/22 今月、両側卵巣内から子宮内膜症のチョコレート嚢胞の腫瘍摘出を腹腔鏡手術で行いました。 癒着も剥がして頂き、無事に終える事が出来たのですが、退院後から胃の痛みや吐き気、不快感等、胃腸の調子が悪い日が多く、一時高熱も出ました。あと、時々お腹が張っている時に腸が一瞬強い痛みが出る事があります。 これは、術後の経過で起こり得ることなのでしょうか?それとも、他の原因も考えられるのでしょうか?

Abstract 目的: 近年,生理的瘢痕である臍を利用した腹腔鏡手術が報告されており,当科においても2010年1月より腹腔鏡補助下大腸切除術の第一トロカー挿入に臍切開法を導入した.この切開法では術後,臍切開部に浸出液貯留を認める症例をいくつか経験したため,創部感染の有無についてsurgical site infection(以下,SSIと略記)の観点より検討を行った. 対象: 2007年12月から2012年2月に行われた腹腔鏡下大腸切除術100例を対象とした. 方法: 臍周囲を切開した50例をA群,臍部を切開した50例をB群とし,術後創部からの浸出液の有無を検討した.また,B群のうち2011年5月以降の症例の20例については執刀直前に臍部より細菌培養を行い,術後も浸出液の有無にかかわらず培養検査を行い感染源の同定を試みた. 結果: A群4例(8%),B群9例(18%)に術後創部からの浸出液を認めた.B群にて術後創部の培養を行ったもののうち1例にて浸出液を認め,細菌培養結果陽性であった.しかし,術前の培養にて陽性であった症例ではいずれも術後培養では陰性という結果であった.また,検出菌に関しては全て皮膚常在細菌であり術中の大腸切除手術操作に伴うSSIは認めなかった. 結語: 臍切開法はSSIの観点から問題なく,整容面においても優れた手技であると考える. 腹腔 鏡 手術 へそ 浸出会い. はじめに 近年,生理的瘢痕である臍を利用した腹腔鏡下手術が報告されている 1)~ 3) .当科では2010年1月より腹腔鏡下大腸切除術における第一トロカー挿入時に臍切開法を導入した.しかし,この臍切開法では術後,臍の創部より浸出液を認める症例を時々経験する.今回,我々は臍切開法についてsurgical site infection(以下,SSIと略記)の観点から検討を行った. 対象と方法 2007年12月から2012年2月までに当科にて施行した腹腔鏡補助下大腸切除術100例を対象とした.第一トロカーを挿入する際に臍上もしくは臍下に切開を加えた50例(A群)と,2010年1月より導入した臍切開法50例(B群)に分類し,浸出液の有無により比較検討した.また,B群のうち2011年5月以降の症例の20例については執刀直前に臍部より細菌培養を行い,術後も浸出液の有無にかかわらず培養検査を行い感染源の同定を試みた. 臍切開法 全例において術前,看護師による臍部清掃を行った.オリーブ油含んだ綿球を臍部に10分ほど留置し,その後に綿棒にて臍内深部まで清掃を行う方法である.また,第一トロカーの挿入はHasson techniqueにて行った.