5 2 4. 5^2
を計算するときに活躍しています。
ルートの近似値を求める必要性など
出てきた答えにルートが含まれるとき,答えの大雑把な値を確認することでトンチンカンな間違いを防ぐことができます。特に積分を用いて面積,体積を計算するタイプの問題では「大雑把な値が予想できることが多い」&「積分計算はミスしやすい」ので概算による検算が有効です。
必要な桁数(近似値の精度)が増えてくるとこの方法を手計算でやるのはわりと大変ですが,検算の目的でルートの近似値を計算するとき,有効数字二桁あればほとんどの場合十分です。
ちなみに平方根だけでなく,同じような考え方で三乗根などの近似値も求めることができます(三乗の計算はあんまりやりたくないですが)。
いろいろな検算手法を身につけるのも大事です。
【問題】 $\textcolor{green}{x=\sqrt{3}+\sqrt{2}}$, $\textcolor{green}{y=\sqrt{3}-\sqrt{2}}$ のとき、次の式の値を求めなさい。
代入のポイント:先に式を変形(簡単)にする
(1) $\textcolor{green}{xy}$ $\textcolor{blue}{←変形できないので、そのまま代入}$
$=(\sqrt{3}+\sqrt{2})(\sqrt{3}-\sqrt{2})$
$=(\sqrt{3})^2-(\sqrt{2})^2=3-2=\textcolor{red}{1}$
(2) $\textcolor{green}{x^2-y^2}$ $\textcolor{blue}{←因数分解できる}$
$=(x+y)(x-y)$
$=2\sqrt{3}×2\sqrt{2}=\textcolor{red}{4\sqrt{6}}$