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Sun, 19 May 2024 18:35:32 +0000

ミッション成功を喜ぶ内山さん(©JAXA) ──最悪のタイミング。 内山 :「打ち上げまであと半年ほどしかないのに、こんなんじゃやばいだろ! 宇宙飛行士選抜試験〜12年間 語ることができなかったファイナリストの記憶〜 | 『宇宙兄弟』公式サイト. 対策を考えろ!」みたいに、思いっきり怒られました。 ──むしろその状態から半年後の本番で、ちゃんと任務を遂行できたことがすごいです。 内山 : 宇宙飛行士にもなれず、そのまま何者でもない状態で終わるのはいやだった んで、頑張りました。 NASAに怒られた経験も乗り越え、無事にミッション完了の記者会見を迎えた。(©JAXA) ずっと宇宙飛行士に未練があった。でも今は、自分の仕事も誇れる ──しかし、試験に落ちたあともずっと宇宙開発に携わり、宇宙飛行士とも一緒に仕事をしているわけですよね。そんな環境で、すんなり夢をあきらめられたんですか? 内山 : また試験があったら受けたい という気持ちは残っていましたよ。でもなかなか次は実施されなかったし、年齢的なタイムリミットが近づいてくるにつれて、焦りもあった。「こうのとり」はすごくやりがいのある仕事だったけれど、 心のどこかで、モヤモヤは消えませんでした 。 宇宙飛行士になる夢は簡単にあきらめられなかったという。 ──どうやって折り合いをつけたんでしょう。 内山 :試験から10年が経ったタイミングで 書籍執筆という挑戦をしたことが大きかった ですね。本が出るまでに2年かかりましたが、試験のことを丁寧に思い出したり、そのときの感情を見つめ直したり……最初は抵抗があったけれど、 最終的にはかっこつけずに書ききって、気持ちが整理されていきました 。 ──書籍も書き終えた今は「宇宙飛行士」という職業について、どう思っていますか? 内山 :自分がなりたいとはもう思っていませんね。今はフライトディレクタとして、宇宙飛行士たちとも協力しながら、日本の宇宙開発をもっと進めていきたいです。 そんなふうに素直に思えるところまで、自分も「こうのとり」で確かな成果を残してこられました 。 ──今は内山さんも宇宙飛行士も、日本の宇宙開発を支えていくチームの一員ということですね。 内山 :はい。それに、宇宙飛行士になっていたら経験できなかったようなすばらしい仕事を、地上からいくつもやれました。今回の書籍だって、 受かった人には書けない文章が書けた と思います。 ──最後に、内山さんがいま目標にしていることを聞いてみたいです。 内山 :今は「こうのとり」に次ぐ、 新型宇宙船の開発に携わっている んですよ。まずは国際宇宙ステーションへの物資補給ですが、その後は月周回軌道上にできる月ステーションに、地球から物資を補給することも視野に入れたプロジェクトです。それを成功させることがひとつと……。 ──もうひとつは?

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いえ真逆でした。もしかしたら僕が歩んでいたもう1つの世界を感じるし、日本の有人宇宙開発を一緒に押し上げている同士、同僚として、気持ちを共有することができました。この思い、2次選抜以降の仲間も同じようなんですよ」 いつしか心に留め続けたこの体験を、だれかに伝えたくなった。 「だから、本(宇宙飛行士選抜試験)を書きました。書くにつれ挫折感、虚無感、絶望感が少しずつ消え、次に応募する人たちに過酷で残酷なこの試験(笑)…の全貌を知って参考にしてもらえればと思うようになりました」 もう1つ。小山宙哉作の人気漫画「宇宙兄弟」とのコラボレーションだ。漫画では、宇宙飛行士に憧れる南波兄弟が選抜試験を受けるシーンや、宇宙関連施設での訓練風景などに自身の情報がリアルに反映されている。 南波兄弟は、相次いで月面基地に立った。そして今年秋、JAXAは月探査も視野に入れ、13年ぶりに第6期日本人宇宙飛行士の募集に踏み切る。 今度は審査員ができるのでは? 「いやぁ。人の人生を決めるなんてできないし、僕ももう1回受けるかもしれませんからねぇ」と、ニヤリ。 内山さんは今、昨年で幕を閉じた「こうのとり」最終9号機を見届け、もう1つの夢、月探査「アルテミス計画」にも貢献が期待される次世代無人補給船「HTV-X」の開発に邁進中だ。 ペン・冨安京子/カメラ・鴨川一也/レイアウト・東真理子 ■内山崇(うちやま・たかし) 宇宙飛行士選抜試験ファイナリスト。宇宙航空研究開発機構(JAXA)職員。1975年9月19日、新潟県生まれ、埼玉県育ち。45歳。2000年、東京大学大学院修士課程修了後、石川島播磨重工業(現IHI)入社。08年、JAXAに転職。無人宇宙船「こうのとり」フライトディレクターとしてISS輸送ミッションの9号機まで連続成功に貢献した。趣味はバドミントン、ゴルフ、虫採り、2児の父。昨年末上梓した「宇宙飛行士選抜試験 ファイナリストの消えない記憶」(SB新書)がスマッシュヒット中。

目指せ宇宙兄弟!? 真っ白なジグソーパズルに挑んでみた | Chintai情報局

宇宙飛行士になるための選考試験で、「真っ白なパズルに挑む」というものがあるらしい。それは累計販売部数1400万部超の人気マンガ「宇宙兄弟」第4巻のワンシーンだ。「180ピースの真っ白なパズルを3時間以内に完成させよ」とのことだ。 ただひたすら白いジグソーパズル。完成させることはできるのか……? パズル好きな筆者ではあるが、さすがに真っ白なパズルは未知の世界。「禁断の果実」に手を出す気分で挑んでみた。 今回挑戦したのは「グレート宇宙パズル」(300ピース)。パッケージには「最難関」の文字と共に「宇宙飛行士選抜試験過去問題」の文字が。 とりあえず裏返しながら、外枠となるピースと、なんとなく形に特徴があるピースを仕分けていく。 記念すべき一つ目が、はまった! かなりうれしい!! とりあえず全部を裏返してみた。特徴的な形のピースが、何組かはまった まずは、外枠が完成! 1時間かからず外枠は完成。意外と順調!? スタートから2時間後 「じぃーーーーー」っとパズルを眺め、形が特徴的なもの同士をはめていく。思いのほか、パチパチはまって結構楽しい。だいたい2、3分ほどで1ピースがはまっていく。た、楽しい……! 目指せ宇宙兄弟!? 真っ白なジグソーパズルに挑んでみた | CHINTAI情報局. しかし、地獄はすぐに訪れた…… スタートから4時間後。 特徴的な形のピースが少なくなると、一気に進まなくなった……。ここからはとにかく1ピースずつ、はめていくローラー作戦しかない状態。1時間で5ピースしかはまらないような時間帯も。 8時間後。1日目はここでギブアップ! 2日目、攻略法を考えてみる 2日目の朝、「何か攻略法はないものか」とパズルのパッケージを見てみると、そこには 「宇宙飛行士になるために必要な忍耐力をトレーニングするのに最適」 との文字が。もっと適切なトレーニング法があると思うが、とりあえず忍耐強く進めるしかないようだ。 スタートから11時間後。だんだん完成させる自信がなくなってくる ここにきて、大きな変化が! スタートから14時間後 すべてのピースを、外枠にハマるところはないかと一巡。その後、ふと枠外にできている塊が、どこかにハマるのではないかと試してみた。これが、一気にハマりだし完成スペースがアップ! やはり、パズルの醍醐味はこの「どんどん、はまっていく楽しさ」だ。まぁそもそも、それを求めるのなら、真っ白なパズルになど、手を出すべきではないのかもしれないが。 そして、大きな塊がすべてハマったら、再び1ピースずつハメていく作戦に突入。 スタートから17時間後 普通のパズルなら、ここまで残りのピースが少なくなれば、その図柄に導かれてサクサクはまっていくもの。しかし、真っ白なパズルは、最後までとにかくはめてみるしかない。そして、パズル開始から約18時間後……。 完成!!

宇宙飛行士選抜試験〜12年間 語ることができなかったファイナリストの記憶〜 | 『宇宙兄弟』公式サイト

「宇宙兄弟」を思い出します。 内山 :そうですよね。ヒューストンにあるNASAジョンソン宇宙センターに行って、宇宙飛行士面接やロボットアームの操作試験なども受けました。 「仕事」と「夢」は、どう両立したの? ──大変な試験を働きながら受けることに、迷いはなかったんですか? 内山 :昔からの夢なので、ありませんでした。でも、実は 当時、JAXAに転職したばかり だったんですよね。仕事は、ISS(国際宇宙ステーション)に物資を運ぶ宇宙船「こうのとり」の、運用を統括するフライトディレクタ候補。自分のなかでは「宇宙開発」という仕事の延長線上に宇宙飛行士があったから、迷わず応募を決めたのですが……。 JAXAに転職したばかりでの挑戦だった。(©JAXA) ──ですが? 内山 :「こうのとり」の打ち上げまで1年を切っており、いわば全集中で頑張らないといけない時期だったので、現場からの反発は多少ありました。もちろん、応援してくれる人もたくさんいましたよ! ──合格すれば現場からいなくなるのはもちろん、まず試験で長く休むからには、勤務先に迷惑がかかってしまいますもんね……。どうやって乗り切ったんですか? 内山 :なにより、 仕事を100%以上で頑張るのは必須 。そのうえで、試験の準備も淡々とこなしていきました。幸いにもフライトディレクタって、宇宙飛行士やNASAとのやりとりも多い仕事なんです。目の前の仕事に一生懸命取り組むことが、そのまま夢へのスキルを磨くことにもつながっていました。 「仕事を100%以上で頑張るのは必須です」と語る内山さん。 ──なるほど。もし宇宙にまったく関係のない仕事をしていたら、両立を頑張るのは難しかったと思いますか? 内山 :でも、 宇宙飛行士にいちばん大切なのは、総合的な「人間力」 なんです。そういう力って、どんな仕事をしていても培われるもの。選抜試験でも実際に、宇宙とはまったく関係のない職種だけど、なんらかの実績や専門分野を持っている人たちがたくさん選ばれていました。 失敗した時の切り替え ──試験中は、どんなことを心がけていましたか? 内山 :まずはシンプルに、 目標に向かって必要なタスクを洗い出し、こつこつ努力すること 。それから、 失敗を引きずらないこと です。反省することは山のようにあるけれど、さっと気持ちを切り替える。悔やむなら、次にうまくやるための材料にします。 宇宙ステーションの観測窓から撮影された「こうのとり」7号機。(©JAXA/NASA) ──日常生活でも大切だけど、なかなかできないやつですね……。 内山 :でも、僕も第三次選抜の初日に大きな失敗をしたときは、かなり落ち込みましたよ(笑)。 回転する椅子に座って、身体の平衡機能を測る適正検査 があったんです。多くの人は30分以上座り続けられるのに、乗り物酔いしやすい僕は10分でリタイア。オフィスチェアでぐるぐる回る自主練もしていったのに、散々な結果で、さすがにへこみました。 ──どうやって気持ちを切り替えたんですか?

(文=佐藤Kay) 画像はティム・ピーク氏「Wikipedia」より