写真拡大 子育てには、万人に当てはまるマニュアルもなく、正解不正解という答えもないとても難しい仕事です。 【リサーチ実施中】子育て6タイプ、あなたはどれ? でも、なにか指針となるようなものがあると親としては心強いですね。 今回は『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』の著者で、日本・欧米いいとこどり育児を提唱する平川裕貴が、親のタイプで、子どもの将来の成功度や幸福度が決まるかもしれないという神戸大学の研究を参考に、親としてあるべき姿を探りたいと思います。 子育ての方法は将来子どもにどのような影響を及ぼすか? 神戸大学の西村和男特命教授と同志社大学の八木匡教授らは、日本人の子育ての方法が、子どもにどのような影響を与えるかを明らかにするために、男女5000人にウェブ調査を行いました。 質問内容は、「両親は私を信頼していた」「家族は私に関心がないと感じた」など、子ども時代の親との関係を尋ねたものでした。 その回答から「無関心(関心)」「信頼」「規範」「自立」の4つの因子を抽出し、さらに「時間共有の経験」「叱られた経験」の因子から子育てのタイプを分類しました。 そのタイプとは、<支援型><厳格型><迎合型><平均型><放任型><虐待型>の6つ。名前から何となくわかりますね。 それらの分析の結果、幼児期に父親や母親から適切なサポートを受けた<支援型>の子どもは、高学歴、高所得で、早死にすることも少ないということを発見しました。 →リサーチ実施! 子育て6タイプ、あなたはどれ? あなたはどのタイプ? では、それぞれの親がどのように子どもに接しているのか、この研究を参考に筆者なりに考えてみました。皆さんはどのタイプでしょうか? ■<1. 【知育】幼少期の教育のカギは、両親の言語能力にある!? | フォトジェニー. 支援型> 支援型の両親は、子どもを信頼し、子どもに対する関心が深く、子どもとの時間を大切にします。 子どもをよく観察し、子どもの自主性を重んじ必要な時には手を差しのべる。 子どもの好奇心を大切にし、子どもの疑問には答えではなくヒントを与えて考えさせる。 生活の中で子どもと一緒に過ごす時間を大切にし、ものを与えることより経験を大事にする。 ⇒このような親に育てられた子どもは、高学歴・高収入で、人生に対して前向きで幸福を感じ、全体としてより良い人生を歩みます。 ■<2. 厳格型> 厳格型の両親は、子どもに多くのルールを科し、子どもの自主性より親の敷いたレールを歩ませることに重点を置きます。 親の価値観こそが絶対だと考え、それに従わせようとする。 厳しいルールを与え、子どもの自主性や自立よりも親の言いつけやルールに従うことを大事にする。 ルールを守り規則正しい生活習慣を身に付けさせる。 ⇒このような親に育てられた子どもは、学校では行儀もよく優等生で、将来平均より金持ちになります。でも、本人が幸福だと感じることが少なく、より多くのストレスを感じがちです。 ■<3.
低所得者層の一部では諦めが始まった 私立中学を中心に、日本の公立教育と私立教育との教育費格差は拡大を続けています。そのために、所得の低い低所得者層では経済的に子供を私立学校へ通わせることが難しいので、子供を公立学校へ通わせることになります。しかし今の公立教育は、私立が盛んになった原因を作ったように教師の腐敗や教職を利用した汚職、教育の質の低下など様々な問題を抱えています。2008年に発覚した 大分県教育委員会汚職事件 でもわかるでしょう。このような公立教育の目に見える腐敗を感じながらも、私立教育を受けさせることができない低所得者層の親の一部では、教育に関してさじを投げ始めた人たちまで出始めました。つまり・・・低所得層の親たちの中に・・・ も う ダ メ だ ・ ・ ・ と 教育を諦める親 たちまで出てきてしまったのです!