呉:昨年の2月に取材に行ってきました。でも、その時は暖冬の影響で雪がまったく降っていませんでした。それが、取材を終えて東京へ戻ろうとした直前、急に吹雪いたんです。このタイミングで降ってくれたことに感動して、さらに執筆意欲が高まったのを覚えています。僕は青森県出身なので、雪は見慣れたものですが、やはり物語の舞台となる場所で雪が降ってくれたのは純粋に嬉しかった。この作品を書くべきだと、背中を押される気持ちでした。 ――やはり現地に足を運ぶと物語のシチュエーションが浮かんでくるものですか。 呉:写真で見る景色も間違いではないですが、実際その場に立って見るのとでは全然感覚が違いますね。ちょうどコロナウイルスで緊急事態宣言が出る前の2月、上田市、長野市、松本市の3市を取材して、一度訪れてみるべきだと改めて思いました。特に本作の舞台となっている真田町。現在は周りの町と合併し、上田市となっていますが、行ってみると山の麓のような場所で、坂が多く、道も凸凹で。写真だけでは分からなかったその地の特徴をリアルに体感し、幅広い視点で見られたことは、物語のシチュエーションを考えるうえで貴重な経験になりました。 ――現地の方とはどういったお話を?
呉:本作を書くきっかけとなった『テロリストのパラソル』はドラマ化もされていますし、もちろんそのイメージはありましたが、特に意識した作品はホラー映画の『IT(イット)』ですね。ペニーワイズによって引き起こされた悲劇があって、子どもたち(本作では高校生たち)が何かしらの傷を負わされ、バラバラになり、成長して再び集結する。ちゃんと映画を見たわけではないのですが、その構成は物語の主軸として参考にしました。悲劇に対する落とし前をつけるあたりも含め、思ったより意識した気がします。あと、似た構造の映画で『スリーパーズ』も頭にありました。これも昔から大好きな作品です。若きブラッド・ピッドの演技がちょっとチャラいとこだけ気になるけど(笑)。ちょうど執筆時期に見たのは『スウィート ヒアアフター』。カナダの、スクールバスが転落する話から始まる作品で、内容的には全然違うのですが、僕が青森の出身だからなのか、雪の中で人が死ぬという悲劇は、映像面において非常にしっくりきましたね。
描いていた未来へ(ミュージカル刀剣乱舞) - cover by SOPHY - YouTube
描いていた未来へ僕らは行くんだ と歌い出す 刀剣男士team三条with加州清光 の これの歌詞がめちゃくちゃ好きです。 描いていた未来へ 僕らは行くんだ それぞれの愛をそれぞれの想いをこの手に抱きながら 答えなんていらないさ僕らは自由だ 悩んだっていいさ 転んだっていいさ 声の限り 叫ぶんだ 生きるんだ 上部同曲 最後の歌詞を抜粋 自由なんだよね。って改めて教えられる こんな歌歌ってるの?刀なんでしょ?刀剣男士って?とか言う意味のわからない理由を欲しがるアナタこそ、自由になりましょう! 歌は時に生きる為のキーワードを 伝えてくれています 神言葉はいつどこに潜んでいるのか 分からないのです ふとした瞬間に聴こえてくるメロディに載せて伝えてくることもが多い私なのですが、それですら忘れてしまう事があるのです。どんなに習慣付けてても…です。 人とは不自由になるように育てられ 自由と勘違いして生きている 思考は自由だし、思想も自由。 カテゴリに囲われてはみ出ると叩かれ いつしか囲われることに慣れ切ってしまい 気が付けば身も心もボロボロになる そこまでしないと履き違えた自由からは抜け出せないのが、今の時代なのだと思います。 この私ですら、20年かかりました。 私の自由時代はまだ始まったばかりです 未来を選んで未来を作るのは私です 必ず私の想い描いていた未来へ繋がっています だから、こうして続けて書くことができる。 シアワセは既に手の中に。 歌いながら、描いていた未来へ向かいます。