子どもの頃、将来の夢はパン屋さんだった、なんて人も多いですよね。今でも憧れているけれどパン作りは難しいし無理だと諦めている方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな方には「フランチャイズで開業する」という方法がおすすめです。 いちから勉強して修行して、という方法だけがパン屋になる方法ではありません。フランチャイズのパン屋なら未経験からでもパン屋を開くことができます。パン屋を開業して成功させるためにはパンを作るだけでなく、綿密な計算をした生産と提供のタイミングが要です。それを実績に基づくノウハウとして提供してくれるのがフランチャイズのメリットなのです。 目次 1. 現在チェーン展開しているパン屋のフランチャイズブランド 2. パン屋の経営とは? 3. パン屋開業に必要な手続き | 飲食店開業│行政書士法人BULAN. パン屋フランチャイズの今後 4. まとめ この記事を読んだアナタにおすすめ 全国にはフランチャイズのパン屋がたくさんあります。おいしい焼きたてのパンを全国で提供するために、さまざまな工夫がなされています。ここでは、フランチャイズチェーン展開するパン屋ブランドの中で代表的なものをご紹介します。 1-1. マーメイドベーカリーパートナーズ 日本全国に388店舗を展開するパン屋のフランチャイズです。 日本で初めて冷凍パン生地を使い、店頭で焼きたてパンを提供する「ベイクオフシステム」を始めた会社です。生地から作る必要がないので、未経験者でもパンを焼くことができます。 冷凍パン生地の企画開発から製造・配送・店舗開発・経営指導にいたる、本部のノウハウを活用できます。その他にも、外部機関に委託して店舗評価を問う「ミステリーショッパー」や「朝食キャンペーン」などの販売促進活動、店舗運営のレベルアップを促す「販売員コンテスト」など、独自の手法を用いてさまざまな確度から運営をサポートします。 店舗ブランドは4つ。「リトルマーメイド」「カフェデンマルク」「マーメイドカフェ」「デニッシュバー」です。複数のブランドを展開することで、さまざまなターゲット層を獲得できます。 マーメイドベーカリーズでは、初期費用を300万円に抑える事ができる加盟制度を導入しています。これまで加盟店オーナーは2, 500〜3, 000万円の資金を必要としていました。制度導入後は、製造・販売設備などをリースで利用できるので、最小300万円で開業することが可能となりました。 1-2.
この講座では、小さなパン屋さんを開業するノウハウを解説しています。 いつかはパン屋さんをやってみたい、自分のお店を持ちたい、そう思っているあなた。きちんとした手順で進んでいけば、必ず実現することができます。 カイくん でもやっぱり、ぼくには無理だと思う… しょうたん いやいや、きちんと学べば誰でも開業できるよ! 「パン屋さんを開業してみたい、でもやったことないことばかりで不安だ…」その気持ち。とってもよく分かります。僕自身も、開業する前は大きな不安を感じていました。 そう、不安なのはみんな同じなんです。いま、全国的に有名なシェフも、あなたの憧れのパン屋さんも、はじめて開業したときは不安でいっぱいだったはずです。 そして、その不安の原因は「パン屋さん開業に関する情報が足りない」からだと思っています。 そこで、僕自身がパン屋さん開業に挑戦する上で知りたかったことをブログにまとめることにしました。あなたの不安が少しでも軽減されることを願っています。 具体的には、次のような悩みにお答えしていきます。 パン屋さん開業したいけど、具体的にどうしたらいいの? 開業資金はどのくらいかかる? 自宅を改装してパン屋さんができるの? 自宅でパン屋さんを始めるメリット・デメリットは? 具体的にどんな機器や道具を揃えればいいの? パン屋さんに必要な資格・許可は? 実際に開業したリアルな経験談が聞きたい! いくつか「自宅で」という言葉がありますが、自宅でなくても、小さなパン屋さんを開業する上で参考になることを書いていきますので、参考にしてみてください。 それでは、しょうたんの小さなパン屋さん開業講座、スタートです〜。 パン屋さん開業準備って何をすればいいの? パン屋(ベーカリー) | 業種別開業ガイド | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]. この記事では、パン屋さん開業の大まかな流れを確認していきましょう。 基本と心構えを知る パン屋さんを開業するとはどういうことか考える 開業資金をどうするか 必要な資格・許可を知る 厨房・お店づくり オープン準備 実際にはこれらを行ったり来たりしながら全体を推し進めていきます。 何事も、最初に考えた通りに進むことはまずありません。 必ず何らかの障壁が現れます。そういったときに、全体をみながら柔軟に次の手を考えていく必要があるのです。 【STEP1】基本と心構え パン屋さんはビジネス パン屋さんを開業する上で最も大切な心構え。それは、「 パン屋さんはビジネス 」、ということです。 カイくん どういうこと?
しょうたん 自宅で開業された方はたくさんいるし、僕もその1人だよ〜 前提条件として自宅が必要になりますが、「 とにかくパン屋さんを開業したい! 」という方にとって最も良い選択肢だと思っています。 また、自分の家でなくても、実家が使えるというパターンもありますので、ぜひ検討してみてください。 自宅を改装してパン屋さんができるのか?
しょうたん ちゃんと決まりを守らないと保健所に怒られるよ! パン屋さんに必要なのは「菓子製造業」の許可です。 菓子という名前ですが、パンも含まれます。 この許可は「場所」に対するものなので、自治体ごとに定められた基準を満たすように施設をつくる必要があります。 詳しい施設基準は、自治体の保健所に問い合わせるのが確実です。担当者によっても少しずつ解釈が違ったりするので、分からない部分を残したまま工事を進めたりせず、分からないことはとことん質問しましょう。 関連記事: 自宅で菓子製造業の許可を得るためにやったこと【パン工房ほとり】 飲食店営業許可 サンドイッチをつくる場合に必要なのが「飲食店営業」の許可です。 これは、一般的なレストランやカフェといった飲食店の許可と同じものです。 注意するポイントは、 基本的に「菓子製造業」と同じ施設では許可がおりないというところ。 ただし、例外もあるようなので、詳しくは自治体の保健所に問い合わせるのが良いでしょう。 関連記事: パン屋さんに必要な「菓子製造業」と「飲食店営業」の許可を両方とる方法 食品衛生責任者 実際に営業を開始するまでに、「食品衛生責任者」という資格をとる必要があります。 「菓子製造業」や「飲食店営業」が施設に対する「許可」なのに対して、こちらは人に対する「資格」です。 カイくん 試験を受けて合格しなきゃいけないの? いいえ。 保健所が定期的に行っている講習を受けるだけでOKです。 詳しいスケジュールや申込は、保健所のホームページを確認してみましょう。 また、保健所に施設の許可について相談に行けばこの講習のことも教えてもらえると思います。 【STEP5】厨房・お店づくり ここまできたら、あとは実際に厨房やお店をつくっていきます。 専門の業者さんに頼めばプロ仕様のちゃんとした設備を整えてくれますが、その分費用がかかります。 手作りするのなら、DIYの勉強をしたり、詳しい人を頼ったりするのも手です。僕は友人に設計士さんがいたので、一緒にDIYを手伝ってもらいました。 また、電気工事や水道工事といったものは専門の業者さんに頼まないと難しいと思います。 いずれにしても、予算と、自分自身のつくりたいお店のイメージをきちんと把握して、進めていきましょう。(実際に自分で図面を描いてみるのが良いと思います。) 【厨房】「菓子製造業」の施設基準を満たすように作ろう 厨房を作る上で大切なのが、「菓子製造業」の許可が取れるように作ることです。 事前に、各自治体の保健所とよく相談をして、「これなら許可が出せますよ」という状態になってから工事を始めるのが望ましいです。 カイくん なんで保健所との事前相談をしておいたほうがいいの〜?