ロフト付きワンルームの部屋からは、切り落とされた9人の頭部が見つかった。残忍な犯行をわずか2か月の間に繰り返したのは特徴のないヤサ男だった──。約1年ぶりに面会するヤサ男は仙人のようないでたちで現れた。これまで3回にわたり面会したジャーナリストが明かされなかった白石の生い立ちに迫る。なぜ白石は殺人犯になったのか──。(取材・文/渋井哲也) 白石隆浩被告 金にならない女ならレイプする 「スカウト時代の人間関係は、お金か、性欲かという感じでした。金にならない女ならレイプする。そんな感じで殺してしまった。スカウトにならなければ、人を殺していなかったんじゃないか」 筆者の問いに、新型コロナ対策でマスク姿の、 白石隆浩被告(29) は迷うことなく、冒頭のようにアクリル板の向こう側から答えた。9人を殺害し、自宅に死体を遺棄。まるでサイコパスのような犯行だが、取材を通じて彼に特別変わった何かは感じられない。どこで価値観が狂ってしまったのだろうか?
2020年9月14日 21:00 勉強は可もなく、不可もなく。成績は、(評定は)2から4の間。得意科目は算数・数学と体育でした。動物は好きで、インコを飼っていました」 得意科目といっても評価は4どまり。 白石はこれまで家族のことを積極的に語ろうとはしなかった。家族について聞くと「普通」を繰り返す。 「父と母と妹の4人家族でした。母はとても優しく料理が上手な方でした。 親からの愛情という意味では恵まれたと思います。歯の矯正をしてくれましたし、視力矯正で病院に通わせてくれました。お母さんの料理も美味しかったです。妹とは幼いころは遊んでいましたが、だんだん疎遠になっていきました。思春期になると兄妹ってそんなものじゃないですか?」 習い事などはせず、中学になると母親から塾に行かされたという。 「地域の総合進学塾へ行っていました。母親に言われて、なんとなく通っていた感じですね。父親は、仕事中心でしたので、子育てに関わっていませんよ」 子どものときの白石も今と同様どちらかといえば受け身だ。自分から何かをしようとしたことはあるのだろうか。部活動について聞いても、 「小学校のときは陸上クラブ。中学にあがってからは1年のときは野球部、2年と3年のころは、陸上部。 …
神奈川県座間市のアパートで2017年、若い男女9人が遺体で見つかった事件の裁判員裁判が30日、東京地裁立川支部で始まる。強盗・強制性交殺人、強盗殺人、死体損壊・遺棄の罪に問われた白石隆浩被告(29)は朝日新聞の取材に、起訴内容を「認める」と答えた。一方、弁護側は、被害者から殺害の承諾を得ていたとして、法定刑が軽い承諾殺人罪にとどまると訴える方針で、被告と弁護側の主張が異なる展開になりそうだ。 肩まで伸びた白髪交じりの髪 拘置所で取材に応じた 立川拘置所(東京都立川市)に勾留中の白石被告は今月上旬、約30分にわたって取材に応じた。マスク姿のため細かな表情はうかがえなかったが、時折、目をつむったり腕を組んだりしながら落ち着いた様子で質問に答えた。白髪交じりの髪が肩まで伸びていた。 「やっと来たか、ついに来たかという気持ち」。最初の逮捕から約3年、起訴からは約2年経って初公判を迎える心境を、そう明かした。 起訴状によると、17年8~10月の2カ月間に、1都4県に住む15~26歳の男女9人をアパートに誘い、ロープで首を絞めて殺害。それぞれから数百~数万円を奪い、女性8人に性的暴行をしたとされる。 起訴内容について白石被告は「…
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