速いリズムで! つま先で! 【新聞紙でボール運び】 【投げて捕る】 新聞紙、ボール、フープなど、いろいろなものでやってみよう。 同じ運動でも、姿勢や体勢、人数、方向、速さ、回数、ゲーム化するなどの変化を加えることで、子供たちは意欲的になり、動きの質が高まります。 Point2 きまりを守り、誰とでも仲よく運動ができるようにするために →子供たちの話合いで約束事を決めよう。 →意図的にペアやグループでの活動を取り入れ、子供同士が関わり合う場面をつくろう。 【線の上を歩こう】 どんなことに気を付けたらいいかな。 【ペアでストレッチ】 【なべなべそこぬけ】 《ペアで》 《グループで》 《クラスみんなで》 運動に意欲的でない子供には、意欲的な子供とペアを組ませることも有効です。 Point3 友達の考えを認めたり、互いの気持ちを尊重し合ったりできるようにするために →考えたり、見付けたりしたことを伝え合おう。 →友達のよさを自分の動きに生かせるようにしよう。 【棒を離して回転】 【綱引き】 【前転キャッチ】 みんなでやったら楽しくなった運動は何かな。 上手にできるコツを見付けよう。 子供の頑張りや気付きを認めて、大いに称賛しましょう。 はじめの段階:指導例 みんなで楽しく体を動かそう 【フープリレー】 人数を変えたり、時間を決めたりしてやってみよう。 運動をしている時や運動をした後でどんな感じがするかな?
文部科学省では、新しい小学校学習指導要領(平成20年文部科学省告示第27号)の体育科に新たに導入した「多様な動きをつくる運動(遊び)」について、小学校教員を対象にパンフレットを作成しました。「多様な動きをつくる運動(遊び)」の考え方や指導計画例、小学校学習指導要領解説体育編(平成20年8月)に記載している例示を基に「動きの工夫例」などを掲載しています。 平成21年度からの移行期間より各学校における授業づくりの参考に活用していただくようお願いいたします。
08. 10 小6体育「陸上運動(短距離走・リレー、投の運動)」指導アイデア 2021. 09 小5社会「自動車工業の盛んな地域」指導アイデア 小3国語「グループの合い言葉をきめよう」指導アイデア 2021. 08 小3理科「音を出してしらべよう」指導アイデア 2021. 07
汗をかいた後は、どんな気持ちですか? 友達と一緒に体を動かすと、どんな気持ちですか? 運動することの楽しさや心地よさを大切にしながら、運動のねらいに合った言葉がけをし、少しずつ子供が工夫できるようにしていきます。 ボールはさみ 風船落とすな なわを使って フープを使って リズムに乗って、心が弾むような動作で運動をしてみよう 動いたすぐあとの心臓は、どんな感じですか? 友達に触れて動くと、友達の体はどう変わっていきましたか?
執筆/山口県公立小学校教諭・柳井沢郎 編集委員/国立教育政策研究所教育課程調査官・高田彬成、山口県公立小学校教頭・前川孝 授業づくりのポイント 新学期がスタートして初めての体育学習は、「体つくり運動」が最適です。まず、「体ほぐしの運動」では手軽な運動を行い、心と体の変化に気付いたり、みんなで関わり合ったりすることが課題となります。ペアやグループなど、活動形態を工夫して、動きの楽しみ方が広がったり、仲間と豊かに交流したりすることができるような授業をめざします。動いて感じたことなどを振り返る活動を取り入れ、心や体の変化に気付くことを大切にします。 また、「多様な動きをつくる運動」では、体のバランスをとる動き・体を移動する動き・用具を操作する動き・力試しの動きをし、それらを組み合わせることが課題となります。動きを工夫して楽しく活発に運動するなかで、基本的な動きが身に付くような授業をめざします。『動きのレパートリーを増やすこと』に加え、『基本的な動きを組み合わせる運動』を取り入れることで、低学年より基本的な動きがスムーズにできるようにしていきます。 単元計画(例) 体ほぐしの運動を単元はじめに位置付け、多様な動きを高める運動につなげる構成 クリックすると別ウィンドウで開きます 運動に意欲的でない子供には、こんな配慮を! 友達の様子を見ながら、その真似をして体を動かし、徐々に運動に加わるようにしましょう。 意欲的な子供とペアやグループを組み、一緒にさまざまな運動に挑戦できるようにしましょう。 体を動かしたり、みんなで運動をしたりすることのよさを個別に話したり、易しい場の設定やBGM などを工夫し、少しでも運動に取り組もうとすることをほめたり励ましたりしましょう。 運動を楽しもう~体ほぐしの運動~ はじめのうちは、教師の例示した運動を一緒に行うとよいでしょう。後半では、経験した運動から好きな運動を選んだり、行い方や人数を変えたりすることで、楽しさをふくらませていきます。 また、クラス替えがあったこの時期に、意図的にみんなでかかわり合う運動を多く取り上げ、一緒に体を動かす心地よさを味わえるようにするのもよいでしょう。ただし、多くの身体接触のある運動については、学級の実態に応じて、男女別で行うなどの配慮をして取り組んでみてください。 伸び伸びとした動作で、ボール・なわ・フープといった用具などを用いた運動をしてみよう 言葉がけの例 体を動かすと、どんな気持ちになりましたか?
日頃の感謝を伝える 2. (叱る内容の)事実を伝える 3. 相手の考えを確認する 4. フォローする 5.
人間性を否定する 「なんであなたはそんなにダメな子なの」 というような言葉は使ってはいけません。子どもは「自分はダメな子どもなんだ」と自信をなくすだけです。 兄弟や友達と比べる 「どうして、○○みたいにできないの?」 「○○はこんなことができるのに!」と他の子と比較をすると、反省するどころか子どもは傷つくだけです。 過去の話をもちだす これは大人の喧嘩でも言えそうなことですが、「この前のピアノのときもそう言ってたでしょ」というように、過去の事例を持ち出すのは良くありません。子どもは覚えていない可能性があるので、納得してくれません。 友だちの前で叱る これは絶対にNGです。反省よりも恥ずかしい気持ちが先に出てしまいます。 こういった方法は、子どもの心を傷つけるだけです。 大人でも、ご主人や奥様に同じことを言われたら辛いでしょう。 自分が言われたときのことを想像してみて、言葉を選んでくださいね。 それでは逆に、 どんな叱り方なら効果的で子どものためになるのでしょうか?
・ 何もかも 、中途半端! 1つめのNG同様、この叱り方も叱る範囲を親の心の中で拡大してしまっているので、怒りスイッチが入りやすく、感情的な怒りに陥りがちです。 また、あれもこれも叱っていると、全体的にダメだけれど、何が具体的にだめなのかという論点があいまいになるので、子どもに伝わりにくくなります。1つめと2つめに共通するのは、叱りネタを心で増やしてしまうと怒りは倍増する一方、叱る的はずれていくため、親が使うエネルギーだけが大きく、その割には子どもへの効果が少ないということです。 その3 子どもを全体否定する 叱るときに、子ども自身の人格までも否定してしまうことを言います。たとえば、 ・なんて悪い子なの! ・ダメな子ね ・あなたが悪い!
―― 子どもの発達段階に合わせて叱るとおっしゃられましたが、年齢によって叱り方は変えていくべきなのでしょうか?
「怒る」と「叱る」はどう違う? 画像:ライフデザイン学部生活支援学科・鈴木崇之教授 ―― 「怒る」と「叱る」は似ている言葉のようですが、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか? 「まずは、『怒る』と『叱る』の語源を見ていきましょう。『怒る』はひざまずいて心臓に手を当てて怒りを表現している女性の様子を描写した漢字と言われています。よく『怒るよ!』と言ったり、『お母さんに怒られた…』と子どもが泣いたりする、感情を表した言葉です。 一方、『叱る』は、口偏に七と書きますが、『しっ!』と鋭い声を発する意味合いを持ち、口調は強いけれど相手に何かを伝えることを表現した漢字です。現代では『目下の者の言動のよくない点などを指摘して、強くとがめる』といった意味合いで使用される言葉になります。 この二つの言葉の一番の違いは、 相手に何をどのように伝えるか 、という語義があるかないかです。結論からいえば、 子どもと接するときは、怒るのではなく、しっかりと『何を伝えたいのか』という考えを持って叱ることが大事 だと私は考えています。」 重要なのは子どもがわかりやすいように伝えること ―― 怒張を強めたほうが子どもが言うことを聞く、あるいはしつけは言葉で言ってもわからないと考えている方もいるように思います。しかし、この教育方法は正しいのでしょうか? 怒ると叱るの違い レポート. 「いろいろな考え方があるので一概には言えませんが、子どもを怒鳴ったり、叩いたりすることで、良い結果を生むとは考えられません。イギリスのバジル・バーンステインという社会学者の『制限コードと精密コード』という研究があります。この研究では、家庭で用いられているコミュニケーションを大きく二つのパターンに大別し、子どもの学校における適応力について研究したものです。発表された当時、この研究はとても大きな反響を呼びました。」 ―― 制限コードと精密コードとは、具体的にどのような内容なのでしょうか?