頚椎 ( けいつい) の手術にはさまざまな手術方法があり、より低侵襲になるように日々研究され発展を遂げています。今回は、頚椎の手術方法の中でも、患者さんの体への負担が少ないMacF(マックF)と呼ばれる顕微鏡下頚椎前方椎間孔拡大術について、品川志匠会病院の土屋直人先生にお話を伺いました。
MacFとはどのような手術? 顕微鏡を用いて首の前側から神経根の通り道を広げる手術
MacFとは、「顕微鏡下頚椎前方椎間孔拡大術」のことを指します。
1996年にJho HDが発表した術式で、「Microsurgical anterior cervical foraminotomy」といい、その頭文字をとってMacFと呼ばれています。対象となる病気は、 頚椎症性神経根症 と外側型の 頚椎椎間板ヘルニア * で、保険が適用されます。同様の術式を、単に「前方椎間孔拡大術」と呼んでいる施設もあります。いずれの施設でも顕微鏡下で行われています。
*外側型の頚椎椎間板ヘルニア…頚椎椎間板が斜め後ろに飛び出し、脊髄の端から片方の神経根が圧迫されている状態。
頚椎症性神経根症については、こちらのページ 『頚椎症性神経根症の治療――手術の対象となる患者さんは?』 をご覧ください。
頚椎症・頸椎ヘルニアの方の運転の注意点 首が痛くなり運転していると段々と腕の方まで痺れが出てきて、病院で検査してもらったところ頚椎症・頸椎ヘルニアと言われた…と、悩んでいませんか?
保険 2021. 06. 19 日本では「子供が生まれたら学資保険!」みたいな風潮がありますが、「学資保険」は本当に教育資金を積立てする最適な方法なのでしょうか。今回は学資保険について考えていこうと思います。 学資保険とは? 学資保険とは 「子供の教育資金を積立てる貯蓄型の保険」 の事です。 「保険」という名前がついておりますが、どのような保険機能があるんですか? FP 服部 良い質問ですね~ 満期を迎えたタイミングで教育資金が貯まる 契約者(親)が亡くなったら支払いが免除され、本来貯蓄しようとしていた金額が保険で支払われる この2点が学資保険の仕組みで、1が積立ての機能、2が保険としての機能です。 学資保険のイメージ図 1.積立てとしての機能 毎月保険料を支払い、入学のタイミングでお金を受け取る ※受け取るタイミングは上記例の他に、大学入学のタイミングのみ等、保険会社よって異なる ※入学お祝い金、満期保険金等呼び方は保険会社によって異なる 2.保険としての機能 保険料払込期間中に契約者(親)が亡くなってしまった場合、以後保険料払込免除 保険料払込免除になっても、入学のタイミングでお金を受け取れる 何事もなければ予定通りお金が貯めれて、万が一の時には、本来貯蓄しょうとしていたお金を保険で受け取れる。。。 この仕組みって養老保険や終身保険に似てますね!! おおおっ! その通りです。実は学資保険の中身には養老保険や終身保険が使われているケースが多いです。 参考記事: 生命保険の種類 学資保険はいらない?メリット・デメリット 実際のところ学資保険は必要なのですか? 。。。。。 答えづらい質問をズバッっと聞きますね。 正解のない質問ですので事実のみお伝えさせていただくと、 "私は加入しておりません" 。学資保険は継続することさえ出来れば、確実にお金が貯まるのですが、運用と考えるとちょっと効率が悪いと思っております。私は学資保険の代わりに、 ジュニアNISA や つみたてNISA 、 投資信託 を使って教育資金を積立てしております。 参考記事:【わかりやすく解説】「iDeCo」「NISA」「つみたてNISA」とは? 学資保険を途中解約する際の注意点と解約返戻金について | 保険のぜんぶマガジン. 参考記事:楽天証券のつみたてNISAの始め方!商品・手数料・買い方などまとめました! 参考記事:【2021年】楽天証券のつみたてNISAでおすすめの商品とは?銘柄、条件、選び方などまとめました!
資産運用 2020. 10.
学資保険の解約で解約返戻金が受け取れるかどうかについては、結論からいうと 受け取れます 。 そもそも解約返戻金とは何でしょうか? 解約返戻金とは、加入していた生命保険商品を途中解約したときに、それまで支払っていた保険料のうち 貯蓄されていたものが返還される ことを指します。 多くの生命保険に解約返戻金はありますが、定期死亡保険などのように貯蓄機能がなく、いわゆる「掛け捨て型」の保険と呼ばれる商品には解約返戻金がありません。 学資保険は、子どもの教育資金を準備するための貯蓄型の保険であるため、解約返戻金はあります。 学資保険の解約返戻金は、支払った保険料に応じて決定されます。 つまり、支払った保険料が多いほど解約返戻金も多くなる傾向にあるということですね。 学資保険の解約返戻金の注意点 ただし、学資保険の解約返戻金には次のような注意点があります。 解約時期が、加入から間もないと、解約返戻金がない場合がある 解約返戻金を受け取れたとしても、元本割れする恐れがある それぞれについて見ていきましょう。 解約時期が加入から間もないと、解約返戻金がない場合がある 解約返戻金は、加入からすぐに解約してしまうと そもそも受け取れない ことがあります。 それは、支払った保険料が貯蓄されておらず、保障を受けるための資金になっていることがあるためです。 また、学資保険もクーリングオフの適用があります。 クーリングオフとは?
学資保険は返戻率が低い。 そんな言葉を聞いたことありませんか? 確かに学資保険は年々返戻率が下がっていて、元本割れする商品もあります。 しかしながら、学資保険は今でもパパママたちに根強い人気があるのもまた事実。 その人気の理由は何なのか?
元本保証でない年金保険もある 通常の個人年金保険は円建てで満期時には元本が保証されています。 一方、個人年金保険の中でも、「外貨建て」「変額」のような名前の付く保険は元本保証ではないことがあります。リスクについて理解でき、期待できる運用益、想定される損失を承知の上であれば問題ありませんが、子どものために必ず用意しておかなければならない大切な学資金という特性上、理解できないようであればやめておきましょう。 この他にも年金保険での学資準備する場合は、学資保険は加入できないのか、満期時の子どもの年齢が学資金の必要な時期かどうか、想定される利回りをよく確認の上加入しましょう。一括で受取時には学資保険同様契約者と同じ人が満期時に受取れば、一時所得となり満期金-払込保険料が利益となり、その利益が50万円以下であれば税金はかかりません。今の金利水準から利益が50万円超となることはまれであるため、ほとんどの人が満期金は課税されないでしょう。 文/大堀貴子 フリーライターとしてマネージャンルの記事を得意とする。おおほりFP事務所代表、CFP認定者、第Ⅰ種証券外務員。