1%前後と言われ一般人口の100人に1人が罹患する訳ですから珍しくない病気と言えます。 本人の発言内容や行動が常識や論理から逸脱しています。あれを言ったと思ったらこれを言ったりして話の筋が通らず、一貫性や前後にまとまりがないことが周囲の人達に気付かれます。 また、誰かと話をしているかのように聴こえる独り言も奇異な感じを抱かせます。反対に何か考え込んでしまっている様子があり言葉数も少なく声も小さい。 表情が暗く、笑顔がみられません。表情が乏しい点もあって、その人の気持ちがくみ取りにくく、近づき難い印象を与えます。 これらの症状は統合失調ではほぼ必発して現れます。幻聴は自分をいじめたり脅したり命令してくる内容の声として聴こえてくるもので、本人に恐怖感・屈辱感・不穏・興奮を引き起こし、時に暴行に及ぶことがあります。その場合は、精神科の専門治療が必要となります。一方、被害妄想は自分は誰かに命を狙われている、盗聴器がしかけられている、自分の後を付けられている(追跡妄想)と言います。これらのために世間からもまた、家族からも逃れたいと思い自室あるいはベッドの中に引きこもってしまい出てこようとしなくなることが多くあります。
認知症による妄想は、 事情を知らない人が聞けば事実であると思ってしまう ような、 現実的な妄想 なんです。 統合失調症による妄想 対して、統合失調症による妄想は、 非現実的 です。 「電磁波で攻撃を受けている」という方が利用者さんにいらっしゃいました。 電磁波で人に攻撃ができるかどうかは存じませんが、少なくとも、そう言われたら「んなアホな」って思いますよね。 統合失調症による妄想は、 誰が聞いてもおかしいと思う ような、 非現実的な妄想 なんです。 地動説を唱えて異端児扱いされたガリレオ・ガリレイは、現代なら「ガリレオのやつ統合失調症なんじゃねえの?」と思われてたかもしれませんね。 ちなみに、郵貯の利用者さんの「コロナを倒してきた」。 僕らからすれば非現実的ではあるんですけども、どうやらこの方、コロナをテロ集団かなんかだと思い込んでる節がありました(´∀`;) 認知症状による理解力不足からくる思い込みと考えられますので、この場合、必ずしも非現実的とは限りません。 屁理屈くさいですけど・・・
あのとき変だったんだ」と給湯室で話しかけられたことがあった。病気の認識ができているようだった。 「私、結婚したらいい奥さんになれると思うんだよね。」もう彼女は決して若くはない、初老の入り口に差し掛かるくらいの年齢だ。そう言って、はにかむ彼女の孤独は計り知れない。 統合失調症を発症する原因は、ドーパミンなどの神経伝達物質の働きが関係するともされているが十分に解明されてはいない。1つの原因によるものではなく、いくつかの危険因子が重なって発症すると言われている。 特別な人だけがかかる病気ではなく、誰がかかってもおかしくない病気だ。 若い頃は頭のよいお嬢さんだったそうだ。 あの頃オフィスの誰もが彼女をどう扱ったらいいか考えあぐねていた。 上司でさえ深く関わろうとしていないように見えた。 彼女は多分寂しくてオフィスに顔を出していたのだ。 会社を辞めてずっと彼女には会っていない。 今でもときどき、どう接するのがよかったんだろうかと考える。そう思うことも思い上がった考えなのだろうか。 (プライバシーに配慮して、一部ニュアンスを変えています。)
いまは我々の子どもの頃とは違っている。昔は鬼ごっこやかけっこ、魚釣りなど外遊びをしていた。それに対し、いまの子どもはスマホやパソコンなどで遊び、外遊びが少なくて可哀そうだと見るのは、私たちの固定観念からの感情に過ぎないのでは。もちろん、人間はコミュニケーションを通してソサエテイを作る社会性動物なので、それを遮断されるダメージは大きい。あくまでも時勢にあわせたバランスの問題です。 ――コロナにより社会は一変した。次第に終息に向かっても、もう前の生活には戻れない? 間違いなく戻らないでしょう。なぜかと言うと、我々は日常で固定観念を持って生活をしている。その方がある意味ラクですよね。会社の中でもそれを崩すのはなかなか難しい。ところが今回、1年半にわたるCOVIDの社会的影響によってこれまでの固定観念とは別の思考をしなければならいところへ追い込まれた。人類史上に残るネガテイブな状況を体験すると同時にパラダイムシフトが後押しされた。我々の固定観念を変える大きなターニングポイントにもなったのではないか。 例えば、仕事は会社のオフィスで9時開始が当たり前だった。しかし、誰もなぜ9時?と問わない。固定観念があるので何で?とも思わない。しかし、今回、COVIDによってリモートアクセスや時間シフト制を入れざるを得ない状況になってきて、もう1年半も続けているとこれまでとは全く異なる概念と仕組みが必要となった。従来の固定観念が完全にくずれる。PCやモバイルを利用したリモートアクセスによる会議も当たり前に出来ている。 ――COVIDによってモビコムの企業戦略はどう変わったのでしょうか?
なんだか怖い…! 自社の時価総額の2倍近いカネを使って他社を買う――。230年以上の歴史を持つ名門企業が、ビジネスの世界ではほとんど見ることのない「勝負」に出た。そのやむにやまれぬ決断の裏側に迫る!
モンゴル情報産業界の文字通りトップを走り、躍進続ける最大手MobiCom。今年で創業25周年を迎えた。2016年3月、KDDIにおけるグローバルビジネスの長年の経験を携えてMobiComのCEOに着任。欧州での7年の経験とあわせると、既に海外での駐在は13年目、4か国目。異色の個性を武器にコロナ時代の閉塞感をものともせず1600人社員のトップとして率先して行動する。ビジネスだけでなく、社会貢献の面でもモンゴル社会への影響は大きい。あらゆるビジネスチャンスにチャレンジする。この気迫はどこから来るのだろうか? 日本人離れした大胆な発想と行動のうらに潜むしなやかな計算。今回は、濱田さんの多忙な日々の合間を縫って、「社会貢献」、「若者の育成」をキーワードに現在と今後の展望を聞いた。現在47歳。 ――まずは、この度の「北極星勲章」の受章、おめでとうございます。外国人に与えられる最高位の勲章と聞いています。受章のご感想は? この国で生活し、仕事をし、社会に溶け込もうとしている日本人の私をこの国が認めて下さった。大変名誉なことで、生涯に渡って自身の思い出となり、私がモンゴルにいたという大きな足跡(価値)、そして誇りとなります。一方で、今回の叙勲は私一人の努力ではなく、私についてきてくれたMobiComの仲間、公私にわたり私とお付き合い頂く皆様、大統領に対しご推薦くださったモンゴル商工会議所ほか色々な方々のサポートと協力のおかげと、感謝しています。 ――ところで、今のコロナの事態でIT情報分野はどう変わったでしょうか? 社員9割外国人、武田薬品社長から見た「日本人」の長所と短所 (1/2). 昨年2月にCOVIDの感染者が出て、ロックダウン3月、4月とありましたが、夏の時期は比較的何ごともなかったように皆さん過ごされたかと思います。しかし、11月に一気に感染拡大した。社会全体がダメージを受け、一般消費者も家計所得が落ち、特に対人サービス業の人々は莫大な損害を被った。COVIDにより人々の生活はフイジカルなアクティビティが制限される。そうなると社会全体が、デジタルテクノロジーの方へシフトしていく。その結果、情報通信産業の重要性が増し、社会全体のデジタル化と言う観点からみると当社にとっては追い風になった。 ――この分野ではモビコムも親会社のKDDIも収益が右肩上がりで伸びた? そうです。多様なビジネスチャンスが生まれ事業化していきました。通称OTT(Over The Top) TVと呼ばれるホームブロードバンドやモバイルインターネットを利用したTV・Videoストリーミングサービス"VOO"の開始や、モバイルを利用した決済・ローンアプリサービス"monpay"の加速、または企業に対するデジタルトランスフォーメーション(通称DX)のソリューションビジネスなど。 ――しかし、デジタル化の流れが進むと、子どもたちが家に閉じこもってゲームやアニメにのめり込むなどの悪影響もあるのでは?
6. 2兆円のシャイアー巨額買収で世界トップ10に食い込んだ。今や社員の9割は外国人。グローバル化した「世界のタケダ」を率いるフランス人社長、クリストフ・ウェバー氏は、日本人をどう見ているのか。 シャイアー買収、NY上場で世界企業に 武田薬品工業代表取締役社長CEO クリストフ・ウェバー氏 武田薬品工業は2018年12月にニューヨーク証券取引所に上場し、翌月の19年1月には日本企業史上最高額の6.
English Version: Respect for local culture vital for survival as CEO in Japan ――アイルランドのシャイアー社の買収から1年たちました。その後の進捗はどうですか? 相当な進展をみせています。前回のインタビューは2019年2月でしたが、当時は買収から1カ月しかたっておらず、統合プロセスのまさに最初でした。しかしいまは、統合プロセスはほぼ終えました。 ITシステムの統合はもう少し時間がかかり、2020年に終える予定です。正直なところ、2020年をとても楽しみにしています。昨年苦労した仕事の結果が出始めるからです。 昨年11月、研究開発(R&D)についての発表の場を設けました。その場で説明しましたが、今後5年間で12の新製品を投入する計画です。それらの新製品すべてがとてもイノベーティブなもので、統合の成果によるものといえます。 ――最近米国から戻ったばかりのようですが、現地の従業員の雰囲気はいかがでしたか?
PRESIDENT 2020年2月14日号 6. 2兆円のシャイアー巨額買収で世界トップ10に食い込んだ。今や社員の9割は外国人。グローバル化した「世界のタケダ」を率いるフランス人社長、クリストフ・ウェバー氏は、日本人をどう見ているのか。 シャイアー買収、NY上場で世界企業に 武田薬品工業代表取締役社長CEO クリストフ・ウェバー氏 武田薬品工業は2018年12月にニューヨーク証券取引所に上場し、翌月の19年1月には日本企業史上最高額の6. 2兆円を投じてアイルランドの製薬大手・シャイアーを買収。製薬会社の売り上げで世界トップ10の仲間入りを果たした。 今や世界に80拠点を持ち、社員5万人を抱え、そのうち外国人社員が9割を占めるグローバル企業である。 だが14年に社長、15年にCEOに就任したクリストフ・ウェバーCEOは、今なお江戸時代の創業時から受け継ぐ価値観(タケダイズム)を重視した経営を推し進めている。真のグローバル企業とはどのようなものか。そこで働く人やリーダーに求められるものは何か。クリストフCEOに尋ねた。 ――ニューヨーク証券取引所への上場とシャイアーの買収から1年が過ぎました。買収前と後では何が変わったのでしょうか。 買収後、当社の米国での事業は以前の3倍の規模になり、1カ所しかなかった製造拠点は7カ所に増えました。そのことで米国市場でのプレゼンスは格段に高まりました。これは我々の戦略上とても重要なことです。特に世界のライフサイエンス研究のハブである米国ボストン地域において、我々が最大の雇用主になったことは、米国におけるタケダの存在感を格段に高めたと感じます。それによって各種研究機関とは引き続きよいパートナーシップを保つことができ、バイオテック関連企業やスタートアップ企業とも提携しやすい環境ができました。