脳卒中とは?
5時間以内 脳梗塞には「ゴールデンタイム」が存在します。 発症後4. 5時間以内 であれば、血管を詰まらせた原因である血栓を直接溶かす、血栓溶解療法(t-PA)という治療ができることがあります。 ただし、血栓溶解療法は血液をとてつもなくサラサラにするので、大きなリスクを伴います。血液をサラサラにして血栓を溶かすということは、逆を言うと出血してしまうリスクもあるということです。最悪の場合、脳梗塞を起こしているのに脳出血を起こすこともありえます。(血栓溶解療法しなくても脳梗塞と脳出血が合併することはあります。) そして適応基準を満たした症例しか使うことができません。 血栓溶解療法は、 脳梗塞の症状が出現してから4. 5時間以内のときのみに行う治療です。 「朝起きたら腕が動かなかった」という場合は発症時刻が不明となってしまいます。「○時○分頃から、ペンが持てない」という明確な発症時刻が必要となります。血栓溶解療法は、とても慎重な見極めを要する治療となります。 いずれにしても、 脳梗塞の前兆症状が現れたら、夜中でもすぐに病院に行くことが重要です。 4. 5時間を超えた急性期 4. 脳梗塞の初期症状 の治療は. 5時間を経過していた場合はどうなのか?もう治療しても回復の見込みはないのか?というと、もちろんそんなことはありません。 他にも急性期治療としては、次のようなものがあります。 脳保護療法 → 脳組織の死んでいく(梗塞巣の拡大)を防ぐ。 抗血小板療法、抗凝固療法 → 血栓が大きくなるのを防ぐ。 抗脳浮腫療法 → 脳がむくんで、周りの脳細胞を圧迫して傷むのを防ぐ。 しかし、これらはあくまでも現状を悪化させないための治療です。積極的な治療は血栓溶解療法となります。 やはり、発症後4. 5時間は予後を左右する「ゴールデンタイム」となります。 様子見をしていたら、あっという間にこの4.
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5時間以内でないと使用できません。つまり症状が発症してから早い段階で治療を受ける必要があります。 t-PAという薬剤は、1980年代前半に開発されました。最初は心筋梗塞の原因のひとつ「冠動脈血栓症」の治療に使用されていたそうです。脳梗塞の治療に用いられるようになったのは、CTが普及した1980年代後半から。世界初となる経静脈血栓溶解療法の臨床実験は日本で実施されました。t-PA剤を投与することで血流促進が見られ、症状が軽くなるという結果に。以来、もっとも効果が高い脳梗塞治療として使われています。 動脈内血栓溶解療法 動脈内血栓溶解療法は、脳でつまった血管の直前までカルーテルを挿入し、そこにウロキナーゼという血栓溶解薬を注入する治療法です。この治療法は中大脳動脈という血管がつまったとき・来院した際に症状が重篤ではないとき・脳梗塞が発症してから6時間以内の方にのみ用いられる治療法。発症してから4.
正しい。 細菌が増殖すると血液の色が黒色に変化します( 日本赤十字社のサイト を参照するとわかりやすいです)。そのため,外観の検査が有用となります。 2. 誤り。 輸血後GVHDの予防に効果があります。 3. 誤り。 輸血後肝炎(HBV・HCV感染)の予防に効果があります。 4. 誤り。 血小板輸血不応や輸血関連急性肺障害(TRALI)の予防に効果があります。 5. 誤り。 アレルギー性輸血副作用の予防に効果があります。 PM 問88 血液製剤のラベルの色と血液型の組合せで正しいのはどれか。(難易度:10/10) 1.A型=青色 2.B型=白色 3.O型=桃色 4.AB型=黄色 5.AB型=緑色 52~64回の過去13年間1度も出題されたことのない問題なので,市販の問題集等で対策していない人にとっては勘で解かざるを得ない問題です。そういった意味で,難易度は10に設定させていただきました。 各血液製剤の血液型とラベルの色の組み合わせは以下の通りです。 ・A=黄色 ・B=白色 ・O=水色(青色) ・AB=桃色 ただ,覚える必要があるかと言われれば微妙です。(今後問われる可能性は否定できませんが,これを覚えるくらいなら他を優先したい。余裕のある人向け) PM 問89 不規則抗体同定検査の間接抗グロブリン試験(試験管法)と直接抗グロブリン試験(試験管法)の両方に使用されるのはどれか。2つ選べ。(難易度:8/10) 1.ブロメリン 2.パネル赤血球 3.被検者の血清 4.IgG感作赤血球 5.被検者の赤血球 解答:4・5 直接Coombs試験・間接Coombs試験をしっかりと理解していないとかなり難しい問題です。 < Coombs クームス 試験> 直接: 患者赤血球 に結合している抗体を調べる。 間接: 患者血清 に存在する抗体を調べる。 1. 管理栄養士国家試験対策 到達確認問題. 誤り。 どちらも不要です。 2・3. 誤り。 間接のみ必要です。 4. 正しい。 陰性の反応となったときに,それが本当に陰性かどうかを確認するために用いられます。 5. 正しい。 間接では必要ないように思われますが,間接Coombsによる不規則抗体検査では自己対照(被検者赤血球+被検者血清の反応)を置く必要があるため,こちらも必要になります。 公衆衛生学(PM90~94) PM 問90 平成29年(2017年)の日本の人口について正しいのはどれか。(難易度:7 /10) 1.出生数は100万人を超えている。 2.粗死亡率は前年より低下している。 3.総再生産率は純再生産率より小さい。 4.合計特殊出生率は1.
46本 11. アポトーシスで正しいのはどれか。 1. 群発的に発現する。 2. 壊死のことである。 3. 炎症反応が関与する。 4. プログラムされた細胞死である。 12. 標的細胞の細胞膜に受容体があるのはどれか。 1. 男性ホルモン 2. 甲状腺ホルモン 3. 糖質コルチコイド 4. 甲状腺刺激ホルモン
医療従事者として病院・併設施設で働いていましたが、学校へ通い、あん摩マッサージ指圧師へ転職しました。 このサイトは「私の自己研鑽」を目的としていますが、私と同じく「あん摩マッサージ指圧の国家試験に挑戦する方々」にも参考になるよう作成しています。 皆さんの国家試験合格に、少しでも寄与できれば幸いです。 また、試験勉強に役立つ書籍なども集めているので、こちらはオフラインでの勉強に活用してみて下さい。 ⇒『 国試で役立つ!オススメ書籍一覧 』も参照してみて下さい
第65回臨床検査技師国家試験(PM81~100)の解説です。
第65回臨技国試のPM問81~100の解説です。 難易度は主観で1~10の10段階でつけています。 1:超簡単 2~3:簡単 4~5:普通 6~7:やや難問 8~9:難問 10:超難問
第65回臨技国試についてをまとめたページもありますので,まだ見ていない方はぜひそちらもご参照ください。
では,解説をどうぞ! おるてぃ
臨床免疫学(PM79~89)
PM 問81 新生児の梅毒血清反応において先天梅毒を示唆する所見はどれか。(難易度:7/10)
1.TPPA法が陽性である。 2.RPRカードテストが陽性である。 3.抗カルジオリピン抗体が陽性である。 4.FTA-ABS法でIgM抗体が陽性である。 5.生後数か月の間に無治療でも抗体価の低下がみられる。
解答:4
梅毒の問題はたまに出題されますが,この問題は難問です。
<梅毒で産生される抗体> 梅毒に罹患すると,由来の異なる2種類の抗体が産生されます。 ①抗カルジオリピン抗体 ②抗TP抗体
①は STS法 で,②は TP抗原 を用いてそれぞれ検出します。
<梅毒検査>