ピアノ演奏は弾き方も重要なパフォーマンス ピアノの演奏は運指をスムーズ且つ滑らかにすることが大切です。 運指とは指の使い方のことですが難しいツイスターゲームのような運指だと見た目も悪く、当然上手に弾くことは不可能になります。 早い楽曲への対応も不可能でしょう。 ほとんどの楽器は いかに脱力しナチュラルに弾くかが大切 であり、ピアノもまた例に漏れません。 しかし楽譜を見ても、音符は書いてあっても指使いまでは記載されていないので、とくに初心者の場合どの鍵盤をどの指で弾いたらよいのか迷ってしまう場合がありますよね。 今回はピアノ演奏においての、滑らかな運指を上達させるためのコツをまとめてみました。 滑らかな運指が大切な理由とは?
ピアノの指使いに悩んでいる初心者の方は多いのではないでしょうか。 指番号だけを見てもその通りに弾くのは難しく感じるものです。 指使いの間違いでパニックにならないように、習い始めのうちに正しい指使いを覚えると、その後ピアノを弾いていく上でとても楽になります。そして指使いを守ると弾ける範囲も広がりピアノがどんどん楽しくなりますよ。 今回は指使いがイマイチよく分からないという方におすすめの練習法を紹介します。 なぜピアノの指使いが大切なの? どうして指使いを守らなければいけないのか、何の指で弾いても良いのでは?と思う方もいるのではないでしょうか。 指使いが大切な理由は主に以下の4つになります。 ・音が滑らかに聞こえるようになる ・手が小さくても正しい指で弾くと途切れず弾ける ・指や腕に余計な負担がかからない ・指使いに慣れたら難しい曲もスラスラ譜読みが出来るようになる このように指使いを覚えるとメリットが沢山あります。楽譜を読むことに慣れると直接弾かなくても曲のイメージが付きやすくなりますね。これから次のステップに進んでいくにつれて、指使いはピアノ初心者が1番に覚える大切なことです。 ピアノレッスンの基本!指番号とは?
ピアノ・キーボードにおける最適と言われる手の形は? これは昔から変わっていません。 よく言われるのが 「 たまごを持った形 」や「 幽霊の手 」 と表現されます。 しかし、肝心の 指先がどう鍵盤に触れるか? が分かっていないとあまりよい表現にはならないのかもしれません。 子供の指導書のピアノランドで有名な樹原涼子先生の動画から学んでいきましょう。 いかがででしょうか?かなり分かりやすいと思います。 大人の方でも参考になると思うので、ぜひ意識してみてくださいね。 追記:手の輪っかを作る時は、手の下の部分はくっつけていますが、実際に鍵盤に手を置くときは宙に浮かせますよ。 ピアノ・キーボードにおける最適な指の動かし方は?
覚えられない人は必見! 関連記事: ピアノの演奏を早く弾くコツ! ゆっくりと弾く事がまずは大事!
前回は、ピアノを弾き始める前から教え始めてほしい、ピアノを弾くために有効な"指の体操"を2つ、動画でご覧いただきました。 何と言っても、動画はいいですね! 百聞は一見に如かず、身体の動きを表すためにいくら言葉を費やしても伝えきれない部分と、さらには"楽しさ"が伝わったのではないかと思います。 『プレ・ピアノランド』で学ぶこれらの体操は、ピアノを弾く準備期間はもとより、ピアノレッスンをしているどの段階の人にとっても、指の動きをスムーズにしたり、指の独立を助けたりするものです。 指の体操を繰り返すことで、子ども達は指を動かす楽しさを味わい、脳はその度に"正しい指の動かし方"の確認ができ、シナプスが強化され、さらにテンポアップに挑戦すれば演奏への応用力もアップします。 ピアニストのような美しい演奏を目指すためには、脳から身体各部へと精密な指令を出すこと、そして、それに反応する身体を作っていく必要があります。 近年は、幼児のためだけではなく、もっと大きくなった子ども達の悪い癖を直してタッチを矯正するために使ったり、アダルトビギナーの練習にも"ニ段階導入法"の 〈動く〉 メニューを使う先生が増えてきました。 ここで全ては紹介しきれませんが、どうぞ、 『プレ・ピアノランド』1巻 、 2巻 、または 『ピアノランドたのしいテクニック』上巻 の中にある 〈動く〉 メニューに、楽しく取り組んでみてください! いくつかだけでも、もちろん効果が上がります♪ (体操メニュー59種は DVD でご覧になれます) それでは、理想的な手のフォームについて、ご一緒に考えていきましょう。 今回の目次です。 ●美意識をもたせましょう! ●理想的なフォームとは? タッチポイントを探そう! ピアノの指のトレーニング方法を3つ紹介。薬指の使い方など | 色んなレビューサイト. ●自分の手で、きれいなフォームを作ってみよう! ●美意識を持たせましょう! 美しい響き、理想的なフォームを教えるためには、まず、先生の美意識が高くなくてはなりません。 多くの子どもにとっては、自分の先生=音楽的環境、となるわけですから、先生は常に、美しいフォームで美しい音色を心がけて手本や伴奏を弾いていただけたらと思います。 私はレッスンでも、演奏会のような真剣さと繊細さを持ってピアノを弾くよう心がけています。 そのことは確実に子ども達の耳に伝わり、それが、その子にとっての当たり前のレベルとなるからです。 美しいか、美しくないか。 それは、見た目の動きでも、聴こえた音でも判断できることです。 実際にピアノを弾かせる前に美意識を育てておかなくてはならない、ということを、教える人は意識しておきたいものです。 はじめてピアノを弾くときに、美しい音を欲する耳と心、美意識を持ち合わせていれば、そして、そのための方法を具体的に身につける機会さえあれば、子ども達はぐんぐん成長していくことでしょう。 次の項では、美しいフォームと音色の関係を学ばせるための、第一歩がスタートします!
「おもひでぽろぽろ」はジブリ作品の中でも、比較的地味目な作品として現代に定着していますが、歳を重ねるごとに味わい深い作品となっていきます。 漫画版「おもひでぽろぽろ」は原作が岡本螢・刀根夕子著の作品で、「週刊明星」で1987年3月19日号から同年9月10日号にかけて連載された作品です。 ジブリ制作のアニメ「おもひでぽろぽろ」は1991年に公開されました。 キャッチコピーは「私はワタシと旅に出る」。 スポンサーリンク それから25年経った去年2016年2月、北米で劇場公開されています。 何と『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でヒロインを務めたイギリスの女優デイジー・リドリーさんが主人公・タエ子の声優を担当しているんです! 見解7『おもひでぽろぽろ』タエ子を引き戻した本当の理由は車中で...|Kakan|note. 何だか素朴なタエ子と輝かしいデイジー・リドリーさんはマッチしないような気もしますが、日本の文化が発信されて注目されるのは嬉しいですね。 「おもひでぽろぽろ」のストーリーは・・ 東京で生まれ育った主人公であるタエ子、27歳。 特にやりたいこともなく、仕事も中途半端。 そんなタエ子が休暇を取得して山形に住む義父の実家(姉の結婚相手の実家)へ遊びに行くことになりますが、何故か行きの列車から山形での滞在中まで思春期の頃の自分をよく(ぽろぽろと)思い出すように・・。 姉妹喧嘩 最初で最後、お父さんに顔をビンタされた時のこと 生理の話 初恋 芸能界への憧れ 初めて食べたパイナップル 転校していく際に自分とだけ握手してくれなかったあべ君 ・・そして、この旅はいわば「自分探し」のような旅へと変化していきます。 山形で有機栽培農家の跡取りのトシオと出会い心惹かれ、それを見抜いた(? )トシオのおばあちゃんはタエ子にトシオとの結婚話を持ちかけます。 「トシオの嫁さんになってほしい。」 返事が出来ないまま東京に戻らなければいけなくなるのですが・・ 最終的にタエ子はどのような決断を下すのか・・・? と、いうものです。 1960年代(回想シーンのタエ子)から80年代(現在のタエ子)あたりを描いた作品で、舞台となった80年代の山形県やタエ子が利用した仙山線高瀬駅の様子は詳細なリサーチによって緻密に描かれています。 さらに、60年代の描写においても、テレビで少しだけ流れる『ひょっこりひょうたん島』などは、苦労の末に当時の音楽を録音していたカセットの曲を使用したり、 当時高視聴率だったドラマである『おはなはん』の曲を挿入したり、当時の様子を再現するために非常に細かく配慮されています。 高畑監督が再起をかけた作品?
前回は 〜見解6『おもひでぽろぽろ』カセットテープの秘密〜 でした。 高畑勲監督の『おもひでぽろぽろ 』の考察コラム。 ネガティブな見解が高畑監督ですしどうしても多くなってしまいますが、今回はこの映画で唯一と言っていいほどポジティブでドラマティックな考察をしていきたいと思います。 トシオは、山形駅に急に迎えに行く事になったと言っていますが、本当の理由はわかりません。 しかし、1年前大勢の男達の中でタエ子を見に行った1人ですし、一夜漬けの豆知識や蔵王デートの誘いなど、やはり誰が見ても好意があるのはわかります。 なので、 男としてやはりこの10日間で、それなりの結果を出さなくてはいけない使命にかられているのは、もはや20代男性として当然です。 (この10日間というのはタエ子のとった有給日数ですので引き返す余裕もある事から実際はもう少し短い可能性があります) では、 トシオはタエ子の旅の間に何か男を上げる様な事をしたのでしょうか?
ティム・バーナーズ=リーによって世界初のWorld Wide Web(インターネット)サイトが開設された1991年。その約半月前の7月に高畑勲監督によるスタジオジブリ作品「おもひでぽろぽろ」が公開されました。 「 おもひでぽろぽろ 」は 27歳で見直すべき作品 ! 人生に疲れた 方、 故郷を思い出したい 方、 昔の自分が嫌い な方、 しっかりした年下に諭されたい 方(笑)、そして 昔見て面白さが分からなかった27歳以上の方 におすすめです!
公式 (@kinro_ntv) August 21, 2015 『おもひでぽろぽろ』のラストは、一旦は東京に戻ろうと電車に乗ったタエ子が、かつての自分と同級生たちに後押しされ、山形へ引き返していき、山形でともに過ごした青年・トシオとともに歩いていくというものですが、当初、高畑監督が考えていたラストは、タエ子が山形へは戻らず、そのまま東京に行くというものでした。 楽しいバイエル併用 おもひでぽろぽろピアノソロアルバム それを、トシオの元まで戻ると変更したのは、鈴木敏夫さんに言われた「視聴者へのサービス」という言葉が要因なのだとか。確かに、タエ子がそのまま帰ってしまうより、山形へ戻り、同じように駅まで戻っていたトシオと再会するほうがドラマチックで、観ているほうもドキドキ、キュンキュンできますよね。このあたりは、それほど現実的ではない行動かもしれませんが、結果的に素敵な恋物語となったのではないでしょうか。 心血を注ぎこんで誕生したのが、この「おもひでぽろぽろ」なのです。常に新しいことに挑戦し続ける高畑監督の姿勢は、最新作「かぐや姫の物語」でさらに研ぎすまされ、監督自らが「到達点」と呼ぶ作品となりました。 #ジブリ #おもひでぽろぽろ — アンク@金曜ロードSHOW!
ジブリ=宮崎監督という印象ですが、「おもひでぽろぽろ」は、「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」「かぐや姫の物語」などを手掛けた高畑監督が制作をした作品です。 この「おもひでぽろぽろ」は、高畑監督作品としては「火垂るの墓」に次ぐ2作目となるのですが、実は2作目にしてすでに背水の陣で臨んでいたという都市伝説があります。 これは、初作の「火垂るの墓」の完成が公開に間に合わず、清太が野菜泥棒をして捕まる場面などが色の付かない白味・線撮りの状態で上映されたそうです。 しかし、作品自体が重たいテーマを扱っていることもあり、視聴者には演出と捉えられ大きな話題にはならなかったそうですが、監督としては納得がいくものではなく、未完成の作品を上映させたことで一時期高畑監督はアニメ演出家を廃業する、という決意までしていたそうです。 そんな裏事情があった「火垂るの墓」から3年後に公開された「おもひでぽろぽろ」。 ジブリ制作側としても非常にアニメ化が難解な作品であり、人の心情をかなり繊細に描いた作品であったために、彼しか監督は務まらないだろう・・・ということで高畑監督が抜擢されたのだそうです。 おそらく、非常に長い説得のもと監督に起用される流れだったのでしょう。 そのため、この作品「おもひでぽろぽろ」は高畑監督にとっては監督業再起をかけた作品であったということなのです。 あのラストの思惑は?
公式 (@kinro_ntv) August 21, 2015 淡々と話が進んで行く故に「子供の頃はつまらないと思った」という感想を持たれる映画ですが、大人になってから見た時の衝撃と感動故に、ファンタジーではないジブリ映画として高評価を得ています。 『おもいでぽろぽろ』のラストシーン、子供達の表情の意味とは? 夏はジブリの第2弾「おもひでぽろぽろ」放送開始まで30分を切りました(ノ゚ο゚)ノ巨匠・高畑勲監督が手掛けた、懐かしくて少し切ない…思い出と自分探しの物語です(^∇^)感動的すぎると有名なラストシーンは必見! #ジブリ #ぽろぽろ — スタンリー@金曜ロードSHOW! 公式 (@kinro_ntv) August 21, 2015 しかし最後のシーン、決意を固め、未来に向かって行くタエ子を見送る小学生たちの表情はどことなく寂しく、悲しそうにも見えます。 本来であれば笑顔で祝福すべきこのシーン。一体何故、子どもたちは寂しげな表情をしているのでしょうか。 今週は「秋もジブリ!」第二弾!巨匠・高畑勲監督の感動作「おもひでぽろぽろ」をお届けしますー(≧∇≦) 少女時代のタエ子が可愛いですーーーー(^O^) — スタンリー@金曜ロードSHOW! 公式 (@kinro_ntv) November 26, 2013 『おもひでぽろぽろ』は、タエ子が過去の思い出を振り、そして現在自分に置かれた状況を見つめ直し、それを乗り越えて幸せに向かう映画でもあります。 都会に、社会の波に揉まれて生きてきたタエ子が高瀬に小学校5年生の自分を連れてきてしまったのも、そんな現在の状況から逃避したいという思いが少なからずあったのでしょう。 そして、決意を固めて自分なりに未来を切り開いていこうとするタエ子。そこに過去の自分はいません。 この場面は、そんな過去に取り付かれ、公開を克服したタエ子が小学5年生の自分に別れを告げ、前に進む場面でもあるのです。 だから、子どもたちはみな、悲しい表情をしています。 ポジティブでありながらもさみしく切ない『おもひでぽろぽろ』のラストシーン。二人のタエ子に注目しながら、もう一度見てみてはいかがでしょうか。
― の自問自答の後、今度はトシオが嬉しそうです。 タエ子が手を握り返した のだと容易に想像できます。ですが手元は一切映りません!この描き過ぎない、語り過ぎない、無駄のない高畑監督の描き方がにくくて大好きです!