腰椎 固定 術 再 手術 ブログ

Sat, 01 Jun 2024 05:07:41 +0000

この硬い筋硬結は,一般には「コリ」と呼ばれています(図1).例としては,「肩コリ」があります.これまでの40年以上の体験で,マッサージなどの手技療法やさまざまな器機を用いた物理療法では緩まなかった深層筋の「コリ」が無くなっていくことを可能にした治療法です. 図1 正常な筋と「筋硬結」を含む筋. この図の筋硬結を含む筋は全体が短縮し,シコリがあり,押すと痛く,その全体にむくみ(浮腫)があります.正常な筋では,シコリや痛い部分などはなく,収縮させたり,引き伸ばしたりしても突っ張った感じや痛みを感じることはありません.また,硬く短くなっていない正常な筋は,身体の柔軟性を妨げることはありませんが,筋硬結を含む筋が多くなると,身体が硬く感じるだけではなく,実際に関節の動きが硬く制限されてきます. 2.マイオセラピーの対象症状は? 神経には,感覚を伝える「感覚神経」,筋を動かす「運動神経」,および血管や内臓の働きなどに関係する「自律神経」の3種類あります.また,「自律神経」はさらに「感覚」と「運動」の2種類に分けられます. ① 感覚神経が酸素不足になると,痛みやシビレなどの「異常感覚」が生じます. ② 運動神経が酸素不足になると,「コリ」や「関節の硬さ」などが生じます. ③ 自律神経が酸素不足になると,血管や胃腸などの内臓筋が収縮して,血流が少なくなりことで手足の「冷え」を感じたり,お腹の痛みや張りなどの「異常感覚」が生じたりします. マイオセラピーの効果が期待できる症状などには以下のものがあります. (1)整形外科領域:痛み(例えば,あごの痛み(顎関節症),首痛,首コリ,肩痛(四十肩や五十肩),肩コリ,背部痛,肘痛(テニス肘やゴルフ肘など),手・指痛(手根管症候群),腰痛(ギックリ腰,椎間板ヘルニア),脊柱管狭窄症,殿部痛,股関節痛,坐骨神経痛,膝痛,可動制限(例えば,腕が上がらない,膝が真っ直ぐ伸びない),側彎,手首の腱鞘炎,手指のシビレ,関節のこわばり,突き指,バネ指,繰り返す足首の捻挫,骨折癒合後の不調・痛み,打ち身(打撲),など. (2)婦人科領域:生理痛,生理不順,など. (3)胃腸器科領域:胃腸の不調,便秘,慢性下痢,膨満感,胃のむかつき,逆流性食道炎,など. 根管治療 | 町田の歯医者(歯科)をお探しなら | のがわ歯科クリニック. (4)循環器科領域:冷え性,むくみ,不整脈,原因不明の高血圧,など. (5)呼吸器科領域:喘息,息苦しさ,など.

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図3 筋ポンプ作用 筋が収縮すると(左),その周辺やその筋内の血管が圧迫されて,弁が開く方向に血液の流れが起こる.筋の収縮の後,筋が弛緩すると(右),圧迫されていた血管は膨らみ,そこに血液が入り込む.この筋ポンプ作用にて,正常な全身の血流が保たれている.だから,全身を常に動かすことは健康の維持には必要なことである. 血液の循環には心臓によるポンプ作用が重要です.しかし,心臓だけでは全身に十分な血液をすみずみまで送ることはできません.そこで活躍するのが骨格筋です.この骨格筋は関節を曲げ伸ばしして,身体を動かしますが,同時にその筋の周辺を通る血管やその筋の中を通り抜ける血管を圧迫したり,ゆるめたりすることで,心臓のような「ポンプ作用」を起こし(図3),全身の血液の循環を正常に保ちます.『適度な運動が身体によい』と言われる理由がここにあります.血液の循環を考えるとき,この「筋ポンプ作用」が非常に重要です.しかし,その筋が硬く,短くなりますと,血流を正常に保つための「筋ポンプ作用」がうまく働かなくなります.その結果,硬い筋硬結があるところに神経の酸素不足が発生します. 神経障害の「悪循環」とは,「事故など⇒神経障害⇒硬い筋(筋硬結)⇒血流低下⇒神経への酸素不足⇒神経障害⇒さらなる筋硬結⇒さらなる神経障害」の連鎖反応のことです(図4) 図4 神経根の障害 脊柱の筋が短縮すると,神経根が通る椎間孔がさらに狭くなり,神経根の障害の可能性を多くする.また,脊柱の筋の短縮により椎間板の内部圧力が高くなり,椎間板ヘルニアなどの椎間板の障害の可能性を増やす. 4. 治療方法は? 基本的には,マイオセラピーは神経根の酸素不足を改善することが主な目的です.そのために,脊柱の筋硬結を含む筋をゆるめることが必要となります.それらの筋の中でも,身体の奥深いところにある「深層筋(ディープ・マッスル)」をゆるめることが最も大切です.この「深層筋」がゆるまないと,いつまで経っても症状が改善していかないからです.尤も,皮膚に近いところにある「表層筋」を原因とする症状は改善しますが,「深層筋」がゆるまないと,症状の再発が必ず起こります. よって,通常の治療部位は脊柱の左右の中央部のみとなります.尤も,脊柱に筋硬結がみつからず,脊柱の動きが正常であるにも関わらず,症状が残存する場合は腕や脚(四肢)の筋の治療をします.しかし,これまでの経験では,四肢の治療を行うケースはほとんどありません.

6. 自律神経機能測定 マイオセラピーを行うとき,リアルタイムで自律神経機能の測定を行い,交感神経と副交感神経の働きのバランスを調べます.この結果によって,交感神経の機能が亢進している場合は,副交感神経の働きを高め,また副交感神経の機能が亢進している場合は,交感神経の働きを高める治療方法を選択します.さらに,自律神経の働き状態によっては,日常生活において注意すべきことや運動などの指導も行っています.特に,腸や自律神経の働きとの関係が深いアトピー性皮膚炎,気管支喘息,花粉症などのアレルギー体質の方への適切な生活習慣の指導を行っています. 7. マイオセラピーの歴史的背景 マイオセラピーの発案・開発は医学博士辻井洋一郎により行われました.40年余りの年月を経過して,現在のかたちのマイオセラピーに至っています.この間,種々の治療法が試行されましたが,その中でも,徒手を用いた「徒手療法」の時期が最も長期にわたります.マッサージやカイロプラクティックなどの徒手療法は,痛みやコリなどに対して,国際的にも最も頻繁に用いられている治療法です. マイオセラピーは1991年,病的な筋を治療する方法として,始まりました.その当時の理論では,治療対象を筋の病気(一次的筋疾患)として捉え,筋を治療することで筋が正常になり,痛みなどの症状が改善すると考えていました.現在では,痛みやコリの原因は神経障害,その中でも特に神経根障害によるとの理論から,短縮した筋をゆるめることで神経障害が改善し,痛みやコリがなくなると考えています. 詳しい歴史的背景へ. Link to ISTOP( )