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Wed, 26 Jun 2024 12:27:11 +0000

高齢化が進む日本。大人のう蝕が増えています。 加齢や歯周病によって歯肉が退縮し、露出した根面にう蝕ができやすくなります。 その原因は象牙質とエナメル質の違いにあります。 根面は柔らかい象牙質のため、エナメル質部分に比べてリスクが高く、う蝕になりやすいのです。 きちんとメインテナンスしている人でも、3ヶ月後にう蝕が進んでいたなんていうことも・・・。 根面う蝕は、予防がとにかく大切です。 今日は、根面う蝕の予防に必須の知識である『象牙質とエナメル質の違い』についてお伝えします。 象牙質とエナメル質の構造の違い エナメル質と象牙質は構成成分や硬さに違いがあります。 ご存じのように、エナメル質はほとんどがミネラルでできています。エナメル質のう蝕は酸によりミネラルが溶出し、 表層化脱灰が起こります。 一方、象牙質はミネラルが7割、コラーゲンと水が3割を含む構成です。 象牙質のう蝕は酸による「ミネラルの溶出」と「コラーゲンの分解」の2つの要因によって起こります。 根面がう蝕になりやすい理由 さらに、根面がう蝕になりやすい原因としては、この象牙質の性質が影響しています。 エナメル質の臨界pHは5. 5~5. 7と少し酸性側に傾いています。 一方、象牙質はpH 6. 0~6. 歯 エナメル質 象牙質. 7となっており、乳歯エナメル質と同等かそれ以上の中性に近いところで脱灰します。 より中性側で脱灰が起こるため、エナメル質よりもう蝕になるリスクが高いのです。 歯周病の治療と根面う蝕は密接な関係が!? 根面う蝕は、歯肉退縮により根面が露出することで発症します。 最も多い要因は、歯周病により歯周組織の破壊が起こり、炎症が治まった際に歯肉が引き締まることによるもので、 歯周治療と根面う蝕は密接な関係にあります。 「歯周病が安定した!」という段階でも油断は禁物で、露出した根面のう蝕予防が大切です。 治療でせっかく残した歯を根面う蝕で失わないようにプロケアとセルフケアで守りましょう。 まとめ 根面う蝕は歯を取り囲むように進行するため、治療がしづらく、発見が遅れて歯を失う可能性もあります。 いつまでも自分の歯で噛むためには、根面う蝕を予防することが一番!予防には毎日のセルフケアが大切です。 ・エナメル質に比べて柔らかい象牙質は、「ミネラルの溶出」と「コラーゲンの分解」によりう蝕が進みやすい。 ・エナメル質に比べて臨界pHが高く、エナメル質よりもう蝕になるリスクが高い。 しっかりした予防をするためには、まず象牙質とエナメル質の性質の違い、象牙質のう蝕が起こるメカニズムについて知っておきましょう。

  1. 根面う蝕はなぜ多い!?「象牙質」と「エナメル質」の違いとは? | Lサポ | 予防歯科に取り組む歯科医院様をサポートする情報サイト

根面う蝕はなぜ多い!?「象牙質」と「エナメル質」の違いとは? | Lサポ | 予防歯科に取り組む歯科医院様をサポートする情報サイト

歯の構造はどうなっている? 歯はエナメル質、象牙質、セメント質の硬い組織(硬組織)からできています。歯が口の中に露出している部分を歯冠、歯冠より下の部分を歯根といいます。 エナメル質 歯冠部の表面を被っている人間の身体組織の中で最も硬い組織です。ものの硬さを1~10段階に分けたモース硬度という指標でみると、水晶(モース硬度7)と同じくらいの硬さがあります。でも、酸に簡単に溶けてしまうという弱点があります。 象牙質 エナメル質、セメント質の内側にあり、歯冠部から歯根部までの歯を形づくる組織です。モース硬度は5~6でエナメル質よりも柔らかく、酸に溶けやすい組織です。象牙質には象牙細管という細い管が通っていて、管の中は組織液で満たされています。 セメント質 歯根部表面を被っている組織で、歯根膜によって歯槽骨と結合しています。モース硬度は4~5で人間の骨と同程度の硬さです。 歯髄 一般に神経と呼ばれる組織で、神経線維のほかに血管やリンパ管などが通っています。 象牙質に栄養を補給しています。 歯周組織の構造はどうなっている? 歯周組織は歯の周りの組織で、歯を支える役割があります。 歯根膜 歯根部分の表面(セメント質)と歯槽骨の間を結び付ける繊維性の結合組織を主体とした組織です。食べ物をかむ際、歯にかかる力を吸収・緩和し、歯に加わる力が直接歯槽骨に伝わるのを和らげるクッションの働きをしています。 歯槽骨 歯を支えている顎の骨で、歯はこの骨の中に植立しています。 歯周病などで歯槽骨が大きく破壊されると、歯がグラグラになります。 歯肉 歯槽骨を被っている軟らかい組織で、一般には歯ぐきと呼ばれている部分です。 歯周病など様々な病気の症状が表れる組織でもあります。 歯肉溝 歯肉と歯の境目にある小さな隙間。健康な人でも1~2mmの深さがあります。 炎症などによって深くなった状態を、歯肉ポケット、歯周ポケットと呼びます。 監修:神奈川歯科大学 特任教授 荒川浩久 歯と口のトラブルとその原因 歯と口の健康研究室に戻る

エナメル質が薄いと歯が黄ばんで見えやすくなる エナメル質は透明感のある白色を、象牙質は黄色っぽい色をしています。エナメル質に十分な厚みがあれば、象牙質の色を覆い隠してくれるため、比較的歯は白っぽく見えます。 しかし、加齢などでエナメル質が薄くなると、象牙質の色が透けて見えやすくなり、その分歯が黄ばんで見えがちになります。 3. エナメル質が失われる原因 3-1. 虫歯による影響 虫歯菌が繁殖すると、酸を作りだし、歯の表面を溶かしてしまいます。この状態が虫歯です。初期虫歯の段階であれば再石灰化で修復できます。しかし、歯の表面のエナメル質は溶ける状態が続くとついには穴があいてしまいます。 3-2. 酸で歯が溶ける(酸蝕歯) エナメル質は酸に弱いため、口の中で酸性の状態が長く続くと、エナメル質が溶けてしまいます。口の中が酸性になりやすい状態は、次のような場合です。 ・柑橘類、酢など酸の強いものを食べる ・口のケアを十分にしない ・病気などで嘔吐を繰り返し、胃酸の影響を受ける 3-3. 日々の生活や歯ぎしりによる摩耗 毎日使う歯は、私たちも気づかない間に少しずつ削られていきます。そのためにエナメル質が失われることもあります。 特に歯ぎしりや食いしばりなどの癖がある人は、癖がない人に比べて歯が削られる時間が長くなるため、より早くエナメル質が失われやすいといえます。 3-4. 過剰なブラッシング 口の健康を保つために歯みがきは欠かせないケアの1つですが、正しい方法でおこなわなければ逆効果になってしまうこともあります。いくら衝撃に強いエナメル質であっても、毎日歯みがきによって強い力でこすられれば徐々に削られていってしまいます。 エナメル質が失われやすい歯磨きとは、次のような方法です。 ・強い力で歯をみがく ・硬めの歯ブラシを使って歯をみがく ・研磨剤(炭酸カルシウム、ケイ素)を含んだ歯みがき粉を使用する 4. エナメル質を保つ方法 4-1. 口腔ケアをする 虫歯や酸によってエナメル質を失わないためには、口のケアを十分におこなうことが大切です。 また、過剰なブラッシングによってエナメル質が失われている場合にも、正しい方法でのケアを知ることが必要といえるでしょう。 正しい歯磨きをするために、次のようなポイントを押さえましょう。 ・歯ブラシはペンを持つときと同じように持ち、手をグーにして握るのを避ける ・歯の表面と裏側は、歯ブラシの毛先を直角にあてて横方向にみがく ・歯の裏側をみがくときには、歯ブラシを縦にしてみがく ・歯と歯茎の間は歯ブラシをななめ45度にあてて弱い力で小刻みにみがく ・奥歯の噛む面は歯ブラシの毛先をあて、小刻みに振動させる ・歯と歯の間にはデンタルフロスや歯間ブラシを使用する ・歯ブラシは1か月に1度交換する 歯医者さんでは、虫歯などの口のトラブル発見はもちろんのこと、正しい歯みがきの方法を指導してもらうこともできます。 自己流の歯みがきでは、みがき残しができてしまったり、自分にあった歯ブラシや歯間ブラシ選びが難しかったりするので、歯医者さんを定期的に受診して確認してもらうといいですね。 4-2.