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Wed, 21 Aug 2024 06:34:25 +0000

— コナリミサト (@konarikinoko) October 2, 2017 青山はいつも右手に手袋(指だけでるやつ)をしています。 これ、 実は指を隠すためにはめているんです。 青山は極道の組をやめる時、けじめとして自ら指を2本落としています。 青山には 右手の薬指と小指がありません。 なぜ指が2本ないのかというと、それは 極道の三代目との約束 だったからです。 指を隠すために使っているタコ柄の生地は、たこじいさん(青山の珈琲の師匠)が頭に巻いていたものと同じもの。 もしかしたら、たこじいさんの形見として生地を利用して手袋を作ったのかもしれません。 たこじいさんは自分の身近にあるものを磨いたり工夫して楽しく暮らしていました。 その生き様が青山の中にも継承されているのでしょうね。 スポンサーリンク 珈琲いかがでしょう青山の過去に何があった?指を隠してる理由をネタバレまとめ 珈琲いかがでしょうの青山の過去についてまとめました。 青山は爽やかなイケメンでひょうひょうとしているイメージですが、実は壮絶な過去を抱えていました。 1回だけでなく何度も何度も読みたくなるマンガで、時にたこじいさんの過去のシーンでは読むたびに涙がでます。 ¥2, 057 (2021/08/01 11:17時点 | 楽天市場調べ) ポチップ 珈琲いかがでしょうの ドラマで使われているグッズ情報 はこちら

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珈琲いかがでしょう青山はヤクザ?正体や過去今でも追われているの? | エンタメ口コミらぼ

珈琲いかがでしょうはコナリミサトさん原作のマンガで、ドラマ化もされている作品です! 珈琲いかがでしょう青山の過去と手袋の理由をネタバレ | るーののブログ. 主人公の青山一(あおやまはじめ)が珈琲を通じて人の心を癒やしていくストーリー。 お話が進むにつれて青山の衝撃の過去が明らかになっていきます。 爽やかな見た目からは想像もできないブラックな過去を持っている青山。 原作マンガではいつも右手に手袋をしていますが、指を隠しているのにも理由があるんですよね。 今回は珈琲いかがでしょうの青山の過去について手袋をしてる理由など、原作漫画からネタバレしていきます。 原作漫画のネタバレをしていますので、読み進める場合はご注意ください。 珈琲いかがでしょう青山の過去になにがあった? 珈琲いかがでしょう新装版㊦巻が焼きあがりました、、、!!㊤巻からひと月経ちましての3月14日発売です、なにとぞよろしくお願いいたします! !🥳🙏 — コナリミサト (@konarikinoko) March 9, 2019 現在の青山は「イケメン」「爽やか」「礼儀正しい」と非の打ち所がないような完璧なイメージ。 でも、過去はとても壮絶でブラックでした。 親に捨てられた経験 極道の組員として活動 珈琲の師匠を亡くす 親に捨てられていた? 珈琲いかがでしょう13話「ちゃんと珈琲」の中で、青山が子供の頃にお母さんに捨てられてしまったような描写がありました。 長期間誰も居ない部屋の中に放置され、業者の人に発見されるシーン が描かれています。 母親に捨てられた経験から「ちゃんとしなくちゃいけない」と無理して笑っている女性をみて、青山は自分の母親と姿を重ねていました。 最終的に、珈琲を通じて無理して笑っていた女性を救っています。 自分の母を助けられなかった責任みたいなのを感じているのかもしれないですね。 極道の組員として活動 珈琲いかがでしょう番外編ネタバレあり注意マンガ③です👯‍♀️①②の続きになってます~!

『珈琲いかがでしょう』青山一の正体とは?衝撃の過去をネタバレ! | Sai.

「きのう何食べた」ジルベール役実写化で名前が挙がる中、 中村倫也には「珈琲いかがでしょう」の青山さんをやってほしい 絶対はまる 読者コメントでも中村倫也祭りだった覚えがある おもしろい伏線すごい泣ける 毎回心にささるいい漫画でした #中村倫也 #珈琲いかがでしょう — ななゆり (@atsuko123175) March 28, 2019 青山を追っていたぺいですが、その正体は昔 青山が身を置いていたヤクザの下っ端 で、青山の強さに 憧れていた後輩 でした。感情のない無機質な目をしながら、誰も想像しないような行動を取り、人の心を掴んできた青山の カリスマ性 に惚れ込んでいたぺいは、 異常なまでに青山に執着 していました。そして 自分の組長と、他の組の組長を刺殺して逃げた 青山の真相を探っていました。 杉三平(ぺい)の本当の目的とは? 平(ぺい)、磯村勇斗なの良すぎ…『ヤクザと家族』の半グレ役めちゃくちゃ良かったから珈琲いかがでしょうのキャスティング担当になんか奢ってあげたい — おゆろ (@Uro__is) February 4, 2021 ぺいは青山が 組の三代目に追われている 事を知っていました。そして青山自身が何を望み、叶える為に身を隠していたかも知っています。そしてぺいの本当の目的とは、 自分が心酔していた青山を守る 事、そして 望みを叶える 事でした。青山が 身を隠しながらも探し続けたとある住所 を、ぺいはわざわざ青山に 知らせにやってきた のです。 青山の成し遂げたかった"ある事"とは? 青山が組の追手から身を隠しながらも成し遂げたかった"ある事"とは、 恩人・タコさんのお骨を、奥さんと同じ墓に入れてあげる事 でした。青山の恩人・タコさんは ホームレス ですが、変わった人で、ヤクザをしていた 青山に珈琲を淹れてくれました 。その タコさんの珈琲のあまりの美味しさ に、青山は ヤクザから足を洗う事を決意 し、 珈琲屋になろうと志しました 。しかし、タコさんは亡くなってしまった為、タコさんの夢だった 「移動式の珈琲屋」を営みながら、タコさんの親族を探していました 。 青山が過去に起こした事件の真相とは?

珈琲いかがでしょう青山が手を隠してる理由と知らざれる過去の真相は? | くれすく!育児

ドラマ 2021. 07. 27 2021. 10 珈琲いかがでしょう 、中村倫也さん演じる青山一(あおやまはじめ)の過去。 既にお気づきの方も多いかと思いますが、青山一は右手に手袋をはめています。 青山一が手(指)を隠している理由は?知らざれる過去の真相は? 青山一が手(指)を隠してる理由と、知らざれる過去の真相について、原作コミックから詳細を調査しましたのでご紹介します! 珈琲いかがでしょう 中村倫也さん演じる青山一の知らざれる過去 「珈琲いかがでしょう」第1話・第2話の青山一を見る限りのイメージは、 優しく紳士的、イケメン、いつもワイシャツと ネクタイ ・ 茶色のエプロン を身にまとい、シュッとしているといったイメージではないでしょうか。 また、第2話の後半、ラーメン屋での会話で「アレ(青山)は人を殺したやつの眼をしてる」という意味深な発言が出、「えっ! ?」と思った方もいるのではないでしょうか。 過去の青山一は、今の青山一とは全く逆の世界を生きていた!? 原作漫画から読み取れるポイントは以下の通りです。 手袋をしているのは指がないから!? 引用元:TVER 青山一が手袋をしている理由は、そう、指がないからなのです。 理由は作者のコナリミサトさんのTwitterにありました。 珈琲いかがでしょう番外編ネタバレあり注意マンガ③です👯‍♀️①②の続きになってます~! !😳🙏 — コナリミサト (@konarikinoko) March 30, 2019 過去にそのような組織に属していたということになっています・・・!設定とは言え、驚きですね!

珈琲いかがでしょう青山の過去と手袋の理由をネタバレ | るーののブログ

「凪のお暇」でお馴染みの漫画家、コナリミサトさんの原作漫画『珈琲いかがでしょう』のドラマ化が決定! 2021年4月5日から、テレビ東京系列の「ドラマプレミア23」枠で放送されます。 そこで「珈琲いかがでしょう青山の過去とは?正体はヤクザで今でも追われているの?」と題してお送りしたいと思います。 主人公の青山の正体はヤクザなのか、過去に何があったのかを探ってみました。 ドラマを楽しんで観てもらえるように、ネタバレにならないよう配慮しましたのでご覧下さい。 珈琲いかがでしょう青山の過去が気になる・・・ 青山さんが家に来ました。 大好きな漫画、珈琲いかがでしょう。 オススメです。 #珈琲いかがでしょう — yurin (@yuriny_hyr) March 16, 2019 いつも笑顔の主人公・青山一(あおやまはじめ)は、移動珈琲屋「タコ珈琲」の店主。 注文を受けてから一杯ごとに豆を挽くこだわりで、お客様に合う珈琲を丁寧に淹れてくれる店。 そこで飲む珈琲の味と香りは、訪れた人々の心を次第にほぐしていきます。 しかし、店主の青山一には誰もが驚くような 過去 があったんです…。 それでは気になる青山一について、どんどん迫っていきたいと思います! 青山とはどんな人物? いつも笑顔で穏やかな人柄が滲み出てる、タコ珈琲の店主・青山一。 タコ珈琲では8種類のブレンドを準備してることから、8本足のタコに因んでタコマークを使用。 しかし、そのタコマークからタコ焼き屋と間違われることが悩みなんだとか。 とても可愛らしい店主を連想させる青山一に、どんな過去があるのか気になります。 このミステリアスな雰囲気も漂う主人公、青山一を演じるのは中村倫也さんです。 まずは青山一役がピッタリ!と噂される、中村倫也さんをご紹介します。 青山を演じるのは中村倫也 ⭐️放送時間決定のお知らせ⭐️ #中村倫也 主演 #珈琲いかがでしょう 🌸4月クール🌸 4月5日(月) 🌙夜11時6分放送スタート❗️ どうぞお楽しみにっ🐙☕️💕 — テレビ東京宣伝部 (@TVTOKYO_PR) February 26, 2021 こちらが中村倫也さんの、プロフィールになります。 名前:中村 倫也(なかむら ともや) 本名:中村 友也(なかむら ともや) 生年月日: 1986年12月24日(執筆時34歳) 出身地:東京都 所属事務所:トップコート 原作漫画ファンの間では、以前から「青山一が中村倫也さんにしか見えない」という声が多数ありました。 「映像化する際は中村倫也さんでお願いします」という声が、中村倫也さん本人にも届いてたほど!

」と明るく答えます。 2回というのは普通では考えられません。この件に関しては色々な憶測が飛び交っています。 中にはちょっとロマンチックに「珈琲との出会いも1回に入っているのでは?」という意見もありました。 しかし筆者の意見は違います。一般的に考えて女性が1回と男性が1回。そう考えるのが自然だと思います。 jogさん 人生色々という青山の言葉から察するとそれしか考えられません。 珈琲いかがでしょう|青山の初体験が2回の理由はこれ!

ドラマチックに感じるタイトルとは裏腹に、一つの恋が終わった女性の心のうつろいを淡々と描いた作品です。大学を中退して旅とバイトの日々を送っていた文乃はイギリス・ノーフォークの海辺のパブで出会った隆志と恋に落ち、身体を重ねます。「あんなふうにらくらくとするすると、しかもぴったり重なり組み合わさる」愉悦に満ちた瞬間がいくたびも訪れます。帰国後、当然のように同居し始める二人でしたが、恋の終わりは唐突に訪れて… … 。 タイトルの意味は、冒頭そうそうに分かります。別れてもなお、ときおり部屋を訪ねてくる隆志から電話がかかってきます。文乃と二人、クリスマスツリーを買う夢を見たのだと言うのです。そのとき、文乃は思います。「私はたぶん泣きだすべきだったのだ」と。 旅先で号泣しそうになりながらもドラマチックな人生を送ることになるカレンさん版のサリーと異なり、文乃の日常は淡々と続きます。そんな人生の一幕を切り取った全12編が並ぶ同名タイトルの短編集で江國さんは直木賞を受賞。余談ですが、このときの同時受賞者は京極夏彦さん。そして芥川賞は金原ひとみさんと綿矢りささんのW受賞。なんとも豪華な回でした。

号泣する準備はできていた

空気感が違う気がする」 辺りはまだ昼下がりだというのに、薄暗く温度もだいぶ冷えて感じていた。 サリーは吸い込まれるように館にはいっていった。 そこにはロージーという占い師さんが目を瞑りながらまっていた。 「こんにちは。あの、占っていただきたいのですが、よろしいですか?」 サリーはいつもより弱気な声質でひそかに伺った。 「ようこそ。わたしの名前はロージーよ。あなたは?」 「あ、サリーといいます。年齢は、にじゅ」 「名前だけで結構よ」 かぶさるようにロージーに言葉を止められた。 「あ、はい。よろしくお願いします」 「何を占ってほしいのかしら? 恋愛? 仕事? 号泣する準備はできていた. はたまた人生?」 「えっと、全部ききたいのですが・・・・・・」 「なるほど。そうよね」と微笑みながら、ロージーはやっと目を開けた。 その瞬間ロージーの優しい目に鋭い驚きをサリーは見逃さなかった。 「あれ? なんか見えました?」 サリーはテヘヘと笑いながらロージーに問いた。 「あなた ・・・・・・ 近いうちに死ぬわよ」 「え ・・・・・・ ?」 サリーはわけが分からなかった。 「え? あのどうしてですか? なんで、わたしが? 人違いじゃ?」 「人違いなわけないわ。あなたを見ているんだもの。先が真っ暗闇に見える人は、未来が見えないのよ。なぜなら死んでしまう運命だから。あなたの周りは未来を感じさせない暗い暗いオーラが流れている。残念ですが」 「ちょ、まってください。どうしたら回避できますか? わたしまだ結婚も、なんなら恋愛すらできてなくて、もっとやりたいこともありますし」 サリーは言葉が溢れるように口から流れてきた。 「落ちつきなさい。運命はいつだってあなた次第。わたしから言えることはそれだけよ。悔いがある人生はもどかしい。やり残しちゃダメよ」 ロージーはそれだけ伝えると、サリーを帰らせた。 サリーはどん底の中にいた。 歩く足さえ方向が決められずモンゴルの大地をヨタヨタと歩いていたのだ。 涙さえ出ないこの感情。 無がうってつけのサリーがそこにはいた。 どれほど歩いただろう、変わらない景色の中をひたすら歩いていると一個のさびれた喫茶店のような店があった。 もしやここが最後の晩餐になるんではないかとすら思えてきた。 サリーはカラカラな喉に気付き、その喫茶店に迷うことなくはいっていった。 チリンチリン。 今にも鳴らなくなりそうな鈴が力なしになった。 そんな音にも幸せを感じ泣けてきそうだ。 下向き加減で席に座った。 メニューにはハンバーガーやピザなどサリーの好物が書かれていた。 目がかすれてくる。涙が溜まったせいだ。 手の甲で涙をガシガシ拭き、ピザとチーズハンバーガーを頼んだ。 「きっとわたしハンバーガーきたら泣いてしまうだろうな」と死に怯えて情けない自分に笑えてきた。 「お待たせー!

号泣する準備はできていた 江國香織

書籍評 2017. 03. 04 2010. 【好きな小説の1文】 『私の心臓はあのとき一部分はっきり死んだと思う。さびしさのあまりねじ切れて。』 江國さんの「号泣する準備はできていた」より。 心臓が、はっきり死ぬ。 しかもねじ切れて死ぬ。 |ふらり|note. 04 第130回直木賞受賞作品 <あらすじ> 大丈夫、きっと切り抜けるだろう。 体も心も満ち足りていた激しい恋に突然訪れた破局、 その哀しみを乗り越えてゆく姿を 甘美に伝える表題作「号泣する準備はできていた」。 昔の恋人と一つの部屋で過ごす時間の危うさを切り取る「手」。 17歳のほろ苦い恋の思い出を振り返る「じゃこじゃこのビスケット」 など、詩のように美しく、光を帯びた文章が描く、繊細な12の短篇。 <感想> 12編の短編からなる小説。詩を読んでいるようなテンポの良さがある。 小説だけれど、ドラマチックや劇的なコトを書いているではなく、 フツウの日常の一片を切り取るように書いた作品で、 ぐっと来るような表現がたくさんある。 さすが「江國さん」と言う感じ。 12短編の中で私が好きなのは 「洋一も来られればよかったのにね」。 主人公は1年に1度姑さんと小旅行へ行くことがお約束のようになっていて、 今年もその旅行に来ていると言う設定ではじまる話。 姑の息子である夫とは随分前から、内面的に崩れてる関係であるという背景がある。 その一節に 「恋に落ちるということは 帰る場所を失うということなのだ」 「自分が誰のものでもなかった頃の、 恋のひとつでどうにでも変われた頃の記憶のままに愛した」 と言うのがある。好きな一節だ。

号泣する準備はできていた 書評

【好きな小説の1文】 『私の心臓はあのとき一部分はっきり死んだと思う。さびしさのあまりねじ切れて。』 江國さんの「号泣する準備はできていた」より。 心臓が、はっきり死ぬ。 しかもねじ切れて死ぬ。 ねじ切れるという表現があまりにぴったりで、メモした文です。 この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか? 気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます! 号泣する準備はできていた あらすじ. メンタル山あり谷ありな私を、支えてくれると嬉しいです。 いろんなことを経験して、感じて、 そこから得た気づきをnoteで伝えていけたらと思っています。 よろしくお願いします。 画面の向こうですっごく喜んでます!ありがとうございます! 考えてばかりの大学院生。 気づいたことや考えたことをゆるりと投稿します。 /いつも素敵なnoteをありがとうございます。読む度に気づくことがあり、大事にしたいと思う言葉が見つかります。 /競技ダンス /読書 /22卒 /お菓子作り /コーヒー派 /犬派

号泣する準備はできていた 解説

そんなビクビクして生きていくより堂々といたほうがいいじゃない? 生きてる時も死ぬ時も!」 「う、うん」 サリーは内心、この気持ちなんて誰にも分かりゃしないと強く思っていた。 そんな中ドリッサの自宅につき、話はさらに深くなっていった。 「ねぇ、サリー。私たち2人で力を合わせたら色んなことができる気がするの。そこでね、頼みがあるの」 「え? なぁに?」 「実は明後日アクション映画のオーディションが町であるの。でもうちの喫茶店のオーナー厳しいから休みなんてもらえなくて。それに働かなきゃ暮らしてもいけないし。オーディション諦めていたんだけど。あなたに今日出会って凄まじい希望を感じたの。あなたさえよかったら、明後日だけわたしの人生と入れ替わってほしいの」 「え! わたしがあの喫茶店で働くの? なんだか楽しそう!」 サリーはずっと求められる仕事をしたいと考えていた為、思わぬ形で働ける理由を見つけ気持ちは舞い上がっていた。 「あ、でも。明後日から私はロシアにいかなきゃいけなくて。チケットも取っちゃってて」 「えー。そんな。まだモンゴルを全然知れてないでしょ? お願いよ。サリー」 その時サリーは占い師の言葉が頭によぎった。 (やり残しちゃダメ) なんだかこの言葉が妙に引っかかっていた。 「ドリッサ、わたしやってみる! 入れ替わるなんて楽しそうだし、ドリッサの夢の力になれるならわたしやってみる!」 「ほんとに?! きゃぁ! サリー大好きよ! ありがとうありがとう」 そうして2人は一日だけ人生を入れ替わることになった。 2日後の朝。 雲行きは朝から怪しげだった。 モンゴルの空は重く怖い色の雲で包まれていた。 ドリッサの家で目覚めたサリー。 リビングに行くとドリッサは鏡に向かってアクション演技の練習を入念に行っていた。 「おはよう。ドリッサ。すごい練習熱心ね! きっと上手く行くはずよ!」 「サリー、おはよう! あら? ほんと? なんだかパワー漲ってきちゃった! 号泣する準備はできていたのあらすじ/作品解説 | レビューン小説. サリーも今日はよろしくね。きっと上手く行くわ」 「私は楽しみよ。働くなんて初めてだけどカフェで働いてみたいってずっと思っていたから、すごく嬉しい! でもなんだか天気が怪しいね」 「モンゴルの雨はとにかく激しいの。この感じじゃ今日は一難ありそうね。せっかくサリーに一日入れ替わってもらうんだから、念には念をで私はもう出るわ。雨が強くなってからじゃ身動き取れないからね」 そういうと、ドリッサはオーディションに向けて町に出かけていった。 サリーは1人になると、もしかして死んでしまうかもという不安に押しつぶされそうになっていた。 でもやらないよりはやるしかないという本来の強気な精神が勝ち、思い切って喫茶店へと向かった。 「おはようございますー」 「ドリッサ、さっさと開店準備お願いね」 冷たく言い放つのは、喫茶店のオーナーらしきずんぐりむっくりな婆さんだった。 『きっとこの人がドリッサが怖いっていたオーナーか』と胸の中で確認した。 「はい!」と返事をして、前日ドリッサから手取り足取り聞いたことをとにかく機敏にやってみせた。 午前11時。 喫茶店が開店した。 「今日はものすごい雨が来るみたいだから、きっと客は期待できんね。あんたは床でも拭いてな」とオーナーがするどく言った。 「ものすごいってそんな強いんですか?」 「さっきラジオで3年前の大洪水に匹敵するとか言ってた。あんたの親もそれで死んだんだから、覚悟しときな。まぁ最近天気予報もバカバカしいくらい当たらんけどね」 そういうと裏の部屋にノソノソと姿を消してしまった。 「え?

号泣する準備はできていた 感想

内容(「BOOK」データベースより) 私はたぶん泣きだすべきだったのだ。身も心もみちたりていた恋が終わり、淋しさのあまりねじ切れてしまいそうだったのだから―。濃密な恋がそこなわれていく悲しみを描く表題作のほか、17歳のほろ苦い初デートの思い出を綴った「じゃこじゃこのビスケット」など全12篇。号泣するほどの悲しみが不意におとずれても、きっと大丈夫、切り抜けられる…。そう囁いてくれる直木賞受賞短篇集。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 江國/香織 1964(昭和39)年東京生れ。短大国文科卒業後、アメリカに一年留学。'87年「草之丞の話」で「小さな童話」大賞、'89(平成元)年「409 ラドクリフ」でフェミナ賞。'92年『こうばしい日々』で坪田譲治文学賞、『きらきらひかる』で紫式部文学賞、'99年『ぼくの小鳥ちゃん』で路傍の石文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、'04年『号泣する準備はできていた』で直木賞を受賞。絵本の翻訳も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

すぐ戻ります」 サリーはそう言うと、とにかく走ってドリッサの家に向かった。 家にはドリッサはいなかった。 「え? なんで。帰れなかったのかな、ドリッサ。大丈夫かな」 サリーは自分が生きているのと引き換えにドリッサになんかあったらと、今度はものすごい不安に襲われた。 するとそこに、一本の電話が鳴った。 「はい、もしもし?」 サリーが出ると「あ! サリー!! わたし! ドリッサよー! 大丈夫? 無事! ?」。 「あぁぁぁぁぁ。ドリッサーー!! わたしも無事よ。そんなことよりドリッサは?」 「サリー。ニュース聞いた? 飛行機の。私ニュース聞いたとき、ほんとにほんと驚いた。サリーがもし今日ロシア便に乗ってたら、って想像しただけで悲しくなっちゃって。だからわたしのわがままが少し役にはたったのかな・・・・・・」 「ドリッサ。わたしなんかの心配させてごめんね。ドリッサは間違いなくわたしの命の恩人よ。あのとき、ドリッサの夢を応援しよって決めたからきっとわたしはいまここにいる。ほんとにありがとう。ドリッサは? オーディションどうだった?」 「オーディションね、豪雨のおかげって言ったら悪いけど、誰もオーディションにこられずで、でも日にちが迫ってるから、オーディションのやり直しも効かないから、唯一来ていたわたしに決めてくれたの!! 受かり方は堂々とはしてないかもしれないけど、どんな方法であれとにかく映画は決まったの!! !」 「わー!! やったー! ドリッサ6時間前に家を出て正解だったね! やる気がきっと合格に繋がったのよ! ほんとにおめでとう。わたし必ずみるからね」 「ありがとう! 頑張らなきゃいけないのはこっからだけどね。とにかくよかった。でね、もうすぐに町のほうで演技指導やアクション練習に入らなきゃならないから戻れなくって。喫茶店のオーナーにはもうこうなったら仕方ないからわたしから電話して全て伝える!」 「もし、よかったら、わたしが代わりに働いて待ってるよ! どう?」 「え? いいの?! でも旅の途中じゃないの?」 「んーなんかもう、旅はいいかなって。モンゴルが最後の国でいいんだと思うの。なんかすごい得たものがある気がしてね」 「サリーがそう思うなら私は大賛成よ。わたしが撮影終わったらまた会えると思うと嬉しいし! でも何ヶ月もオーナーに黙ってるわけにもいかないから、真実はわたしから話すわ。代わりにサリーが働いてくれるって伝えるね。うちを自由に使ってね」 「ありがとうドリッサ。ドリッサのおかげて生きてるって感じてる。ほんとに。なんだか気持ちも楽になったし、頑張ってみるね」 「こちらこそ、サリーのおかげで夢の女優への大前進になったわ。私たちこの3日ですごい人生の岐路を経験したかもね(笑)」 2人は電話を切った。 そしてサリーはドリッサが帰ってくるまでの半年間この喫茶店で働き続けたのであった。 こうして、サリーの人生もドリッサの人生も、ふたりが助け合ったことにより互いが幸せな道へと歩むことができた。 先の決まった未来に左右されずに、悔いのない人生を選択した2人。 勇気と希望をサリーは間違いなく見つけられた旅となった。 ドリッサは着実に女優として腕を磨き、いまや喫茶店のオーナーが敏腕マネージャーとなり世界を飛び回る女優へと進化した。 一方サリーは、後に故郷である台湾に戻り、モンゴルであった出来事を忘れまいと、天気予報士の資格をとり雨の種類を充分に把握している。 (編集部より)本当はこんな物語です!