目を背けたくなるような描写ばかりなのでグロテスク耐性がない方にはお勧めできないが、サイコキラーが好きな方には是非とも読んでもらいたい、さすが名作。 初読は時間軸やそれぞれの関係性は気にしながらも、自分では推理せず読むとラストが楽しいかも。伏線回収のためにもう一度読みたいとは思うが、間に時間と癒される本がないとこちらの精神が参りそうなのでまた今度。 9 凄惨な殺害描写に気を取られているうちに、あれよあれよと騙される。最初の「エピローグ」をあらかじめ読んでいたはずなのにまんまと乗せられてしまう。それでいてトリックは明確で分かりやすく、正直読解力がよろしくなさめな私のような人間も「あ、ああ~!!そういう!そういうことね!」とスッキリさせてもらえる良作。最近謎のひねくれが発生して埋もれた名作を発掘しようと躍起になっていたが、このクオリティの作品に触れてしまったからにはある程度の評価を得た本しかしばらくは読めなくなるかもしれない...
殺戮にいたる病 永遠の愛をつかみたいと男は願った――東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔! くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。( 講談社 文庫) この間友達がこの小説を読んでいて、最後のページを読んだ瞬間「えっ?」って言ったんです。隣にいた私は ポケモンGO の ポケモン 整理かなんかしてたんですけど、急に「えっ?」って大きな声で言ってることに少し笑いながら「えっ?て何よw」って聞いたんです。 でもその声は友達には全然届いてなくて、彼女は「えっ?えっ?」と言いながら小説のページを遡ってパラパラと読み始めた訳なんですけれども、その顔には隠しきれない困惑の色が漂っているのであった。(小説家風) ま、そんな感じで身近な人がそんなに夢中になった小説があったら読みたいと思うのが人情であります。 そんな訳で読み始めたこの「殺戮にいたる病」なんですけれども、いわゆるミステリー小説の 叙述トリック というものが使われています。 ここからガッツリネタバレ含みます!! 『新装版 殺戮にいたる病』(我孫子 武丸):講談社文庫|講談社BOOK倶楽部. ネタバレが嫌な人はお近くの書店に DASH! 簡単なあらすじ 蒲生稔という男が学校で、あるいは街中で出会った女性を残虐な方法で殺害する連続殺人事件を起こすんだけど、これは彼にとって愛を求めたが故の行為らしいのです。 殺害の後にその女性達とセックスをすることで得られる感情こそ愛だと感じている訳です。 なので殺害をした後に感動するほどの愛情を感じるが、その相手はもう死んでいて、またその人を愛することはできないと彼は嘆き悲しみます。 そしてまた新たな愛を求めて彼は殺人の連鎖に陥るのです。 殺された被害者の一人の妹と、その被害者が好きだった元刑事の男は各々の意思によって協力して犯人を探す。という話です。 トリック解説 最後まで読んだ人はもうわかっているとは思いますが、この小説では連続殺人を犯していた人を最初から一貫して違う人間だと誤解させているのです! 私たちは最初のページから殺人鬼は蒲生稔という大学生の男の子だと錯覚していますが実際にはその父親が蒲生稔であり、息子の名前は信一でした。 つまり殺人を犯していたのは父親の蒲生稔なのです。 この錯覚を起こすのは蒲生信一の母である雅子が殺人を犯しているのは自分の息子であると疑い、行動することで導かれています。 たしかに読み進めていると信一が殺人を犯しているように感じるシーンがたくさん出てくるのですが、それは信一自身が自分の父である稔が犯人であることを疑って調べていることで起こす行動なのであり、信一自身は殺害を行なってはいません。 また信一が大学生、稔が大学教授であることも読者を混乱させるトリックの大きな仕掛けにもなっています。 三十路的感想 叙述トリック は見事と言わざるを得ませんでした。最初のページから息子を犯人だと思い込ませるのは、人間のもつ想像力をうまく利用したもので、文の持つ意味以上のものを勝手に想像してしまうんですね。 最後にえっと驚きの声をあげてしまうのもしょうがないと思います。 色々なミステリーで時間のトリックや場所のトリックなどを使ったどんでん返し系のものは読みましたが、人物を錯覚させるものを読んだのは初めてでした!
※プライム会員は追加料金なしで視聴可 まあ確かに、今から30年〜40年ぐらい前までは、『 ロード・オブ・ザ・リング 』のようなスケールの大きい ファンタジー小説 に対して、「映像化は(技術的な理由で)不可能」という表現を使っていました。しかし、CG技術が発達した現代においては映像を再現するための障害はほぼ無くなり、もはや「映像化できない小説はない」と言っても過言ではありません。 そんな状況の中でも、いまだに「映像化不可能」という常套句を使い続けているのがミステリー小説なのです。なぜなら、トリックの種類の中には 「文章でなければ成立しない特殊な仕掛け」 が存在するからで、どんなにCG技術が進歩しても、これを映像化することは著しく困難なのですよ(『 イニシエーション・ラブ 』もこのパターンです)。 というわけで、本日は「絶対に映画化は不可能だ!」と称されている日本のミステリー小説をいくつか選んでみました。果たして今後これらの小説が映画化される可能性はあるのでしょうか?なお、 「なぜ不可能なのか」に関してはネタバレになるため書けません ので、気になった場合は実際に小説を読んで確認してみてください(^.
都心の大学に通う上でまずは必要としないはずです。 雅子の口からも贅沢をしなければ専業でいける程度の給料とあるので、これが父親の車→稔がその父親という流れがなんとなく見えてくると思います。 p. 47 稔が出かけると、雅子は息子の部屋に入った 普通であれば、呼称が違う=別人と判断しますが、ここまでですでに息子=稔と刷り込んであるので、あまり気にされません。 しかも稔が出かけるのを待って息子の部屋に入るため、息子の部屋=稔の部屋と誤認しても仕方がありません。 p. 65 稔が講義を休講させた 学生であれば講義を休むことはあっても、休講する権限などあるはずがありません。 稔が助教授だからこそ出た言葉ですので、トリックに気が付きやすいポイントだと思います。 しかし、母から話しかけられたことで母=雅子と誤認してしまいますが、実は稔の母=容子のことを指しています。 稔の父は亡くなっていますが、母は健在で、母の容子、稔、妻の雅子、息子の信一、娘の愛の五人家族であることが分かります。 p. 72 十五、六の少女からおじさん呼ばわりされる稔 大学生でもこう呼ばれる可能性は十分あるため、違和感がないのが面白いところです。 しかし、実際は正真正銘おじさんなのでした。 p. 94 イタリアンのコース料理 大学生で数千円もするコース料理を知り合ったばかりの少女と行くでしょうか? しかも初めてではないということで、ここも違和感の一つでした。 p. 105 母と娘とおせちを作った この母が雅子であれば、「娘と」もしくは「母と娘で」となるはずです。 文字通り捉えるならば、雅子の母と雅子の娘と雅子の三人で作ったことになります。 この母は容子のことを指しています。 さすがに義母と書いたら明らかなので仕方ありませんが、ちょっと卑怯な気もします。 まあ、雅子の視点ですから、こう書いても不自然というほどではありません。 p. 133 雅子が家族旅行を提案したのに対し、お母さんと行けばいいと答える稔 この前に愛と雅子が話しているので、一見愛に対して雅子と行ってくれば?と言っているように見えますが、実際は母の容子と行ってくれば?と雅子に提案しているのです。 前の描写でみんなが食卓に揃っているとあるので、この場には容子もいます。 しかし、雅子の視点から容子は出てきませんので、この発想に至ることが難しいのがポイントです。 あと、ここで稔と信一が一緒に出てきますが、p.
一方で メリオダス暴走!? 七つの大罪・エレインは復活する?強さや性格、年齢も併せてチェック! | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]. 最新ネタバレ感想 #七つの大罪 【感想】 第229話 内容ネタバレ感想です #メリオダス #エリザベス #バン #エレイン #メラスキュラ — 七つの大罪 -ネタバレ無料情報局- (@kendama2525) August 13, 2017 バンを救いたいという大きな愛がエレインに力を与えた。実際に「愛する人を想う気持ちが力へと姿を変えた」とエリザベスが言うほど見事な羽根が生えることに。いつも守られるだけではなく、自らもバンを守れるようにという強い思いから羽根が生えたおかげで、闘級も上昇することに。その闘級数は2万1050まで上昇することになった。 最終決戦へ 十戒との最終決戦になったことによりメラスキュラの魔力が徐々に消耗されることに。因果関係で繋がれているエレインは自身も魔力が低下し、一人で歩くこともままならない状況に。死も間近に迫ってきたとき、メラスキュラに操られていたディアンヌと、ディアンヌを愛してるキングにバンと私のような悲しい関係になってほしくないと強く願い、思いの強さから復活することに。 七つの大罪【感想】<163話> エリザベスの優しさ! エレインの強さ!! 最新ネタバレ 感想 #七つの大罪 #エリザベス #エレイン — 七つの大罪 -ネタバレ無料情報局- (@kendama2525) March 1, 2016 しかし、復活を遂げたとはいえ未だに死が間近にあるエレインだったが、エリザベスが女神族特有の光の力でメラスキュラの魔力を奪うことに。実はメラスキュラの正体は魔界の瘴気を300年生きながら浴び続けた毒蛇が魔力を使えるようなった存在であった。そのためエリザベスはメラスキュラから魔力だけを奪い去ることにした。そうしてメラスキュラはただの毒蛇へと姿を変える。 女神族のエリザベスの力により、メラスキュラの魔力は消滅し、ついにエレインは完全復活を遂げた。数々の戦いの中でたくさんのつらい体験や思いを重ねてきたエレインだったが、七つの大罪たちのおかげで無事長い眠りから覚め、バンを想う気持ちから闘級上昇により羽根も出現。以前よりもずっと大きくエレインは成長した。 今後のエレインにも注目 今回エレインの事を徹底考察として綴ってきたが原作はまだまだ進行中。実際上記に書いた話は単行本だと28巻ごろまでの話となる。2018年2月現在30巻まで発行されているため、今後の話、またこれからのエレインがどのように過ごしていくのか、七つの大罪本編がどのような話になっていくのか、考察しながら随時チェックしてみよう。
【七つの大罪考察】エレインが死亡済み(メラスキュラ復活後)!?バンはどう蘇らせる!? (鈴木央先生 七つの大罪 242話引用) 270話では、 バンがエレインを 生き返らせたいとの話しが されました。 え! ?シんでたの?と 驚きが隠せませんが、 ちょっとその事について 整理していきます。 ⇒【 エスタVSキングら4人の行方は!? 】 泉を守る聖女 エレインは泉を守る聖女として 700年間も生命の泉を守っていた 人物です。 本来はキングの役割ですが、 キングがヘルブラムの救出に 旅立ったために 代行をしています。 そして、 作中から20年程前には バンが生命の泉を求めて強奪しに きました。 しかし、 エレインが森にとって 生命の泉が大切なものだと説明すると バンは納得して手を引く事に。 それから2人は仲良くなって 心を通わせていきますが、 最後は突如蘇った赤の魔神によって エレインが殺され、 バンが生命の泉を飲むのでした。 ⇒【 マーリンとアーサーが師弟愛!? エレインってなんで生きてるんですか? - 状況を説明します今、七つの大罪... - Yahoo!知恵袋. 】 ⇒【 エスカノールとマーリンの恋!? 】 怨反魂の法 3000年のときを経て 十戒は復活。 そのうちのメラスキュラは 魂を扱う技を得意としており、 怨反魂の法によって エレインを復活させています。 怨反魂の法は死者の未練を 増幅させ、 怒りといった負の感情を 前面に押し出すもの。 これに抗えば、 身体は衰弱していく様子。 ⇒【 メラスキュラの正体に秘密!? 】 エレインでいえば、 エリザベスのおかげもあって 命を取り留めていたようですが、 ただ、 チャンドラーの追ってから 逃げていた最中には 衰弱して寝たきりになっている エレインが描かれています。 やはり怨反魂の法からは 解放されていなかったみたい…。 270話ではバンから バン 「俺はエレインを生き返らせんだろ♪ そんで浴びるほど アバディンエールを呑み干すぜ~~~♪」 (鈴木央先生七つの大罪270話引用) という台詞が描かれています。 生き返らせるという事は 既にエレインが死んでいるという事。 あの後、 エレインは力尽きていたようですね…。 ⇒【 モンスピの手品師の悪戯が強い! 】 ⇒【 キューザックのヤボ用とは!? 】 生き返らせる 今度こそは、 正式にエレインを 生き返らせたいバン。 間違ってもメラスキュラの怨反魂の法 みたいな魔力で蘇ってはならない。 死人を生き返らせるなど、 作中においては未だに行なわれていない。 何をもって バンは"生き返らせる"と 発言しているのでしょうか?
バン最大の個性 「不死身」がなくなります。 理由はやっぱり エレイン です。 そもそもバンの旅や戦いの目的すべてがエレインに通じますからね。 バンの不死身と引き換えに、エレインが復活します。 「不死身と引き換えにエレインが復活するなら、もっと早くにやっとけばよかったんじゃないの?」 今までのバンだと、こんな技は使えませんでした。 じゃぁなぜここにきてエレインを復活させることができるようになったのか?
なんと、バンの生命エネルギーをエレインに送り込んだのです。 バンが魔神を瞬殺した瞬間はかっこよかった! バン これは煉獄でバンが新たに取得した技ですね。 まさかこのために得た技だったとは・・・・ しかし! エレインに送り込んだのはただの生命エネルギーではなく"生命の泉"の力だったようです。 生命の泉のエネルギーをすべてエレインに送り込んだので、バンは不死身ではなくなったらしい・・・ そでも、なんかハッピーエンドでよかったw エレインが生き残っただけでも嬉しいですね。 エレイン バンは不死身ではなくなりました バンの魅力の1つに不死身という事があげられますが・・・ 今回エレインに生命の泉の力を使ったのでその不死身を失いました。 メリオダス バンさん不死身じゃなきゃ弱い説 ↑というのもありますが大丈夫! 煉獄でしっかりパワーアップしてきてるんで十戒くらいのレベルには達しているはずです。 しかも、生身で煉獄で平然と生活できるレベルになっています。 そこら辺の攻撃位なら無傷で行けそうな気がする・・・ おそらく頑丈さもアップしているはずですよ! 今後、バンが戦闘に注目です! まとめ バンによりエレインが復活 今回はバンが追い求めていた「エレインを生き返らせる」という目標が現実になりました。 とにかくひと段落でよかったという気持ちです。 次はメリオダスが復活かな? 次回もお楽しみに! 鈴木 央 講談社 2018-11-16 電子書籍【kindle】なら本がかさばらにという事に気づいた!しかもお得! Amazonサービスとkindleを使ってお得に本を読みませんか?毎週購入している雑誌、単行本がかさばらずデータで管理できます! kindleであなたの本と生活をスマートにしましょう!
『七つの大罪』に登場する、妖精族の少女エレイン。妖精王の森を孤独に守ってきた彼女ですが、強欲の罪のバンとの出会いをきっかけに運命が大きく変わっていきます。今回はエレインとバンやキングとの関係、能力など紹介します。 『七つの大罪』エレインを解説!バンとの恋の行方は?意外な闘級とは 今日は3月14日!そう、エレインの誕生日です!!! 皆さまのおめでとうツイートが、温かくてほっこりします……! 照れる表情がとってもキュートでステキです。おめでとう、エレイン!!! #七つの大罪 #七つの大罪みたよ — TVアニメ&劇場版「七つの大罪」 (@7_taizai) March 14, 2015 鈴木央さんによる大人気コミック『七つの大罪』。2012年より『週刊少年マガジン』にて連載され、2014年からはアニメの放送も開始しました。そんな本作は、リオネスと呼ばれる国を舞台に、国から逃走した7人の大罪人から構成される伝説の騎士団「七つの大罪」の戦いと行く末が描かれている作品となっています。 そんな『七つの大罪』に登場する、可憐で儚げな少女・エレインは密かな人気を集めているキャラクターです。怠惰の罪・キングの実の妹であり、キングの代わりに妖精王の森を守っていた人物で、「泉を守る聖女」と呼ばれることも。 今回は、そんなエレイン自身のこと、そして彼女と関わりのある人物との関係性など紹介します。 エレインとバンとの関係は?