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Fri, 28 Jun 2024 14:31:57 +0000

「 隠れ脳梗塞 」とは、手足の麻痺や言語障害などの 症状が全く出ない脳梗塞 のことで、専門的には「 無症候性脳梗塞 」とよんでいます。 この隠れ脳梗塞は、頭痛などで脳のCT検査をした際に、 たまたま見つかる 場合が多いです。 また脳ドックでMRI検査をした時にも見つかることがあり、「脳梗塞があります」とお伝えすると、脳ドックを受けた方にはかなりの動揺が走ります。 今回は「隠れ脳梗塞」が見つかった時に、じゃあどうすればよいのか?ということを中心に解説していきます。 スポンサーリンク 隠れ脳梗塞とは? 脳神経外科の外来診療をしていると、頭痛やめまいの患者さんがたくさん来院されます。 脳腫瘍などの悪い病気がないかどうかを確かめるために、CTやMRIといった脳の検査を行うことがありますが、その際に頭痛とは全く関係のない脳梗塞の跡(= 隠れ脳梗塞 )が、たまたま見つかることがあります。 アキラッチョ「○△さん、頭痛の原因になるような悪い病気はないのですが、 隠れ 脳梗塞 がありますね 」 と検査結果を説明した時に、こちらとしては「悪い病気がない」という方でまず安心してほしいのですが、 患者さん「えっ!先生! 若くても油断できない!脳梗塞を発症する前にチェックする方法. 脳梗塞 があるんですか! ?」 患者さんの家族「 脳梗塞 があるんですか!?おじいちゃん、入院しないとダメなんですか! ?」 患者さん「わしはもうダメなんですか・・・」 と、こんな感じでパニックになってしまい、最後までゆっくり説明を聞いてくれない患者さんも多いです。 「隠れ脳梗塞」という言葉が出た瞬間に、頭痛のことは蚊帳の外で、 頭の中は脳梗塞一色になってしまいます。 この隠れ脳梗塞ですがCTやMRI検査で 「 脳梗塞の跡 」があるだけで、全く症状がありません。 したがって、いつ起こしたか?ということも誰もわからないのです。 脳梗塞を起こしたことに気がつかずに生活をしてきたので、じゃあこのまま放っておいても大丈夫なのかな?と思ってしまいそうです。 しかし、隠れ脳梗塞を起こしたことがある人は、起こしていない人よりも 脳卒中になる危険が 約2倍 になる というデータがあります。 そして脳卒中以外にも、次に挙げるものとの関連性が証明されています。 ・ 死亡 のリスクが高くなる ・ 肺炎 を起こしやすくなる ・ 認知症 になりやすくなる ・ 歩行状態 が悪くなる ・慢性腎臓病の患者さんでは、 腎臓の機能が悪化 する たとえ症状がなくても、隠れ脳梗塞が見つかった場合は、放っておくわけにはいかないことがわかります。 隠れ脳梗塞の治療法は?

脳梗塞リスク評価について|採血のみでかくれ脳梗塞の発見する血液検査

スポンサードリンク 脳梗塞と聞くと、急な症状に襲われる怖い病気というイメージがありますよね。そんな脳梗塞の中に「 隠れ脳梗塞 」というのがあるのをご存知ですか?気づかないうちにあなたにも忍び寄っているかもしれませんよ。ここでは、そんな隠れ脳梗塞の原因や症状、治療法についてまとめます。 隠れ脳梗塞とは 隠れ脳梗塞とは、症状が全く出ない脳梗塞のことで、正式には「 無症候性脳梗塞 」と言います。自覚症状が出ないため、自分では気づきません。たまたま受けた脳ドックや健康診断などで見つかることがほとんどです。 なぜ、脳梗塞なのに症状が出ないのでしょうか。脳梗塞とは脳の血管の一部が詰まってしまい、その部分の神経が死んでしまうため、様々な症状や後遺症が起こります。 しかし、隠れ脳梗塞の場合はその詰まりが小さな血管で起こるので障害される神経もわずかなため、症状が感じられないのです。 原因は? 脳梗塞の最も高いリスクになる病気は、 高血圧や糖尿病、高脂血症、心臓病など です。この他、 喫煙や肥満、加齢など もリスクとなります。これらの危険因子によって動脈硬化が起こり、血管が硬くなったり細くなったりするため、脳梗塞を招きやすい状態になるのです。 症状は? 脳梗塞リスク評価について|採血のみでかくれ脳梗塞の発見する血液検査. 隠れ脳梗塞の場合、自覚症状がないので発見しづらいのですが、簡単な自己チェック法がありますのでご紹介します。 まずは、「 その場足踏み 」です。床に目印をつけて目を閉じてその場で大きく足踏みをします。50回足踏み後に最初の場所からどのくらいズレているかを見ます。体の向きが45度以上、距離が75㎝以上動いていれば隠れ脳梗塞がある可能性があります。 もう1つは、「 両手出しテスト 」です。目を閉じて両手を肩の高さにして床に平行に伸ばします。手のひらを上にして指をまっすぐに伸ばして10秒間そのままの状態を保ちます。片方の腕が下がってきたり、指が開いてきたら隠れ脳梗塞がある可能性があります。 治療法は? 隠れ脳梗塞の治療としては、 経過観察 か 薬物療法 になります。隠れ脳梗塞になった場合、再発率が高く、後に本格的な脳梗塞になる可能性があります。 そうならないためには定期的に受診をしてMRIを受けたり、再発予防のために血液を固まりにくくする薬を内服したりする必要があります。そして、重要なのは、脳梗塞のリスクとなる疾患の治療や生活習慣の改善をきちんとしなければなりません。 まとめ 隠れ脳梗塞は、60代以上のMRI検査を受けた人の8割以上に見つかると言われています。また、40代や50代の方でも起こることは珍しくない身近な怖い病気です。高血圧などの生活習慣病がある人は特に注意が必要ですので、脳ドックなどを受けてみてくださいね。 スポンサードリンク

若くても油断できない!脳梗塞を発症する前にチェックする方法

それではこの隠れ脳梗塞が検査でたまたま見つかった場合はどうすればよいのでしょうか? "隠れ"とは言ってもやはり"脳梗塞"には違いないので、血液をサラサラにする「 抗血小板薬 」を飲んで治療しなければならないのでしょうか? その点について、脳卒中治療ガイドラインには次のように明記されています。 無症候性脳梗塞に対する抗血小板療法は科学的根拠がないので、勧められない(グレードC2)。 引用:「脳卒中治療ガイドライン2015」より 意外かもしれませんが、隠れ脳梗塞が見つかったからといって、他の脳梗塞と同じように血液をサラサラにする薬を飲むことは、逆に " 勧められない " と言い切られています。 隠れ脳梗塞が見つかった人は、脳卒中になるリスクが 約2倍 になるということがわかっていますが、この脳卒中を起こす人の 約21% が実は 脳出血 です。 隠れ脳梗塞があるからといって、 安易に抗血小板薬を飲んでしまうと思わぬ脳出血を起こしてしまうこともある ため、血液をサラサラにする予防治療は逆に危険になります。 しかし、隠れ脳梗塞が見つかった人の中には、 脳の血管や頚動脈が狭くなっていることがあります。 この場合は抗血小板薬を飲んで治療を行うことがありますが、やはり出血のリスクがあるということで、 十分な血圧コントロール も合わせて行うことが重要になります。 隠れ脳梗塞を予防するためには? おさらいになりますが、隠れ脳梗塞が見つかると 脳卒中を起こすリスクが 約2倍 にもなり 、しかも 認知症 のリスクまで高くなります。 隠れ脳梗塞の人は 脳出血 のリスクも高くなるので、血液をサラサラにする抗血小板薬の治療もできないという、非常に厄介なものだということがわかりました。 それではこの隠れ脳梗塞を起こさないようにするためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか? 隠れ脳梗塞の危険因子 としてわかっているものを挙げてみましょう。 ・ 高血圧 ・ メタボリックシンドローム ・ 2型糖尿病 (インスリン治療まで必要のない糖尿病) ・ 高コレステロール血症 ・ 頚動脈の動脈硬化 ・ 慢性腎臓病 ・ 睡眠時無呼吸症候群 これら隠れ脳梗塞の危険因子と考えられている病気は、すべて 生活習慣 に関わるものになります。 不摂生を続けることで「メタボリックシンドローム」となり「高血圧」「糖尿病」「高コレステロール血症」を引き起こします。 これらの病気はさらに「血管の動脈硬化」や「腎機能の悪化」につながります。 ちなみに「睡眠時無呼吸症候群」は「肥満」によって起こります。 いずれの危険因子も一連のものになるので、隠れ脳梗塞の予防のためには、やはり 生活習慣の改善 が最も重要 になるのです。 また 身体活動性が高い人は、隠れ脳梗塞のリスクが 50%低下 したというデータもあります。 脳卒中や認知症のリスクを高める"隠れ脳梗塞"を予防するためにも、 規則正しい生活 + 運動習慣 を身につけることが一番重要なのですね ^ ^ それではまた!

では、無症候性脳梗塞とは、どのようなものでしょうか? 上記のような症状が出る脳梗塞は、脳の太い血管が詰まって起きるのに対し、無症候性脳梗塞は脳の細い血管が詰まって起こります。 詰まるのが血管の先の細い部分なので、脳の組織に大きな影響がなく、症状もあらわれないのです。これは、いわゆる「小さな脳梗塞」で、近年、CT(コンピュータ断層撮影装置)やMRI(核磁気共鳴画像法)などの画像診断技術の進歩により、みつかるようになりました。 また、症状がないことから、無症候性脳梗塞の診断は、やはり脳ドックなどでCTやMRI検査を受けるしかありません。 症状がないとはいえ、無症候性脳梗塞には将来、本格的な脳梗塞や脳卒中を引き起こすリスクが潜んでいます。 無症候性脳梗塞のある人はない人に比べて、本格的な脳梗塞や脳卒中を起こす可能性が非常に高いといわれています。さらに、小さな脳梗塞が増えれば、脳血管性認知症を発症する恐れもあります。したがって、無症候性脳梗塞の予防は、脳梗塞や脳卒中、認知症の予防にもつながるのです。 万一、無症候性脳梗塞と診断された場合はリスクを高めないよう生活習慣を見直すことが欠かせません。 そのためには、また、予防のためにも、無症候性脳梗塞の危険因子を知っておくことが大切です。 無症候性脳梗塞の危険因子を知ろう