太陽は、朝東からのぼり、夕方には西にしずんでいくために、わたしたちから見ると、太陽が地球のまわりをまわっているように感じます。 実際は、太陽が動いているのではなく、地球がコマのように回転しているために、太陽がまわっているように見えるだけなのです。 しかし、太陽はまったく動いていないわけではありません。 地球が1日かけて1回転しているように、太陽も25日間で1回転しています。これは、黒点(こくてん)という、太陽表面の黒い点の位置が動いていくことでわかるのです。 おうちの方へ 銀河系は、約2000億もの星が渦巻状に回転している星の集まりです。太陽もこの2000億の星の中の一つで、銀河系の中心から3万光年離れた位置にあります。この太陽の公転速度は秒速220Kmにもなります。
地球は、誕生(たんじょう)したときからまわり続けています。なぜまわるのかは、地球がどのようにして生まれてきたのかと関係があります。 もともと太陽や地球は、宇宙(うちゅう)にただよっていたちりが、回転しながら生まれてきたものです。そのときの回転が今も残っているために、地球は自転しているというわけなのです。 太陽も地球も、また太陽系の惑星の多くも、宇宙のちりの同じ方向の回転から誕生しました。したがって、太陽、地球やほとんどの惑星は、距離(きょり)は非常にはなれているにもかかわらず、それらは同じ方向に自転しているのです。同じ自転の中から生まれてきた証拠(しょうこ)であるといえます。