笹嶋勝の「クスリの鉄則」 今年も、暑い夏になりそうです。各所で節電が叫ばれていますが、冷房を控えると暑いだけでなく、湿度も高くなります。薬局内であれば、医薬品を保管管理する関係で、ある程度は空調を使用していると思われますが、患者の家での保管状況には不安があります。 新規に会員登録する 会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 医師 医学生 看護師 薬剤師 その他医療関係者 著者プロフィール 笹嶋勝(日本メディカルシステム株式会社〔東京都中央区〕) ささじま まさる氏。大学病院でDI(医薬品情報管理)業務の責任者として8年間勤務した後、現在は、薬局チェーン「日本メディカルシステム」の学術部門長として勤務。東京薬科大学薬学部客員教授。 連載の紹介 過去に自ら経験した症例やDI業務の中で収集した膨大な情報を基に、医薬品を安全かつ有効に使うために必ず押さえなければいけないポイントを整理し、後進の指導に活かしてきた笹嶋氏。本コラムでは、そのエッセンスを「クスリの鉄則」として紹介していきます。 この連載のバックナンバー この記事を読んでいる人におすすめ
?」と個人的には感じます。 一包化ができない理由 まとめ 一包化できない理由を添付文書、メーカーのHPから抽出すると以下になります。 ① 光に弱い ② 酸化しやすい (アトーゼットのみ記載あり) ③ 吸湿性がある (ロスーゼットのみ記載あり) ④ 一包化した際の安定性を検討していない これが一体どれほどなのでしょうか? インタビューフォームを介して詳しくみていきます。 インタビューフォームを確認 各薬剤のインタビューフォームを確認したところ、やはり アトーゼットとロスーゼットは光に弱く、分解物が増加 してしまう(無包装状態)ようです。 安定性試験の結果(無包装状態)は、この光データだけがインタビューフォームに記載されています。 開放状態での酸化・吸湿データは存在しないため、実際のところ本当に酸化・吸湿しやすいのかは不明なところです。 ではそもそも単剤では、一包化できるのでしょうか? 単剤の一包化可否について 結論から言いますと、 エゼチミブ(ゼチーア)、アトルバスタチン(リピトール)、ロスバスタチン(クレストール)は、3剤ともに一包化は可能 となります。 ※厳密に言えばエゼチミブは、メーカーから一包化をおすすめはされていません。 本剤を分包、又は他剤と一包化した際の安定性について検討していませんので、おすすめしていません。 引用元: MSD ゼチーア製品情報 しかし、 ゼチーアのインタビューフォームを確認すると、無包装状態で苛酷な環境下に放置しても、含量に変化なく安定であったと記載 されているため、理論上一包化は問題ないと考えられます。(現実的に一包化されているケースが多いと思われます) 最後に 以上をまとめると、 単剤では一包化可能だが、合剤になると光に弱くなるため一包化は不可になる というわけです。 なんとも不思議な薬です。 しかし、 患者さんの都合上、どうしても一包化が必要なケースも存在 します。 そんな時は 疑義照会し、単剤に変更してもらうのがベスト と言えるでしょう。 また、値段的には単剤の方が安くなる(ジェネリックを使用する場合)ため、そのあたりも含め医師に伝えればスムーズに変更できると思われます。 ちなみにアトーゼットは、LDよりもHDの方が値段が安いという不思議もある薬です。 ではまた。
次の駅で降りるよ、いいね? We'll get off 私達は、降りる。 at the next station 次の駅で このフレーズは、以下の様な、応用が出来ます。 wake up. We get off at the next station. 起きて。次の駅で降りるよ。 It's about time we get off. Get ready. そろそろ、降りるよ。準備してね。 この様に、英語版漫画で日常会話が学べます。
また、Tシャツの文字が変わっているのもわかると思います。イエスの「 ジーザス 」が「 Doux moi-même (かわいい私)」となっていますが、意味はよくわかりません。キリスト教関係の言葉なのでしょうか? まあ、Tシャツの文字なんかは大した問題じゃないでしょうが、やはりイエスに対して無礼になりそうなところはセリフが変えられているシーンがいくつかあります。 例えば、イエスのことを「わがまま」と呼ぶシーン。 このセリフが、フランス版ではこのように変えられていました。 Et plus c'est toujours toi qui as les meilleures idées! 英語に直せば And it's always you who have the best ideas. 『聖☆おにいさん』の海外メディアによるレビュー (海外の反応)| かいこれ! 海外の反応 コレクション. つまり、「 それに、いつもいいアイディアを出すのは君のほうじゃないか 」というセリフに変えられており、イエスのことを「わがまま」とは言わなくなっています。 また、イエスとブッダが2人でお祭りに行きはしゃぐ話。浮かれすぎたイエスに、ブッダが「 完全に君は調子に乗った地元のにーちゃんだったよ…… 」と言います。 このセリフ、フランス版ではこう変えられていました。 Oui, je me sens vraiment comme un terrien qui se serait un peu laissé emporter. 日本語に訳せば、「 うん。私は、まるでちょっと調子に乗った地元民になったみたいな気がしたよ 」 つまりこのセリフ、イエスのことを「調子に乗った地元のにーちゃん」と言っているのではなく、ブッダが自分のことを「調子に乗った地元民」と言った事になっているわけですね。おそらくこれは誤訳ではなく、イエスに対して失礼過ぎないようにするためでしょう。 細かい変更はあるとはいえ、キリスト教国でありながらこれを翻訳出版したフランスに敬意をもつと同時に、何にも考えずにこういう本を出版できる日本のおおらかさを改めて感じるのでした。 余談ですが、どういうわけか イギリスの大英博物館の日本コーナーに『聖☆おにいさん』が展示されていた らしいです(紹介記事は こちら )。それにしても、大英博物館には日本コーナーがあって、さらにマンガコーナーがあるのか…! 行きてー!! 「MANGA王国ジパング」は、ネット上の「MANGA博物館」になることを目指します!
2012年05月31日 これまで数回にわたり、『 ドラゴンボール 』や『 ドラゴンクエスト 』などを通じて、アメリカが実は宗教色の強い国であるというのを紹介してきました。 スポンサードリンク 十字架を描くのもはばかられるわけですから、おそらくこんなマンガ↓はアメリカでは今後も翻訳出版されることはないでしょう。 『 聖☆おにいさん 』 ブッダとイエスが東京の立川の安アパートで、日本での生活を満喫する という内容のこのマンガ。 このサイト では、アメリカマンガ界最大手で『 SHONEN JUMP 』などを発売している Viz Media の人が 「絶対アメリカに持ってこられない マンガ 」 と呼んだということが紹介されています。 しかし! 世界は広い! 同じキリスト教国でも、果敢にもこれを翻訳出版した国がありました! 英語版漫画「聖おにいさん」で英語学習 簡単なフレーズの応用 get off - 英語学習 trial and error. その国とは… フランス! ↑フランス版『聖☆おにいさん』 タイトルは 『Les Vacances de Jésus & Bouddha』 (イエスとブッダの休日)。去年3月に発売されたもので、発売後さっそく手に入れてみました。 実はフランスは政教分離が徹底している国。アメリカも政教分離を謳っていますが、フランスはさらに徹底していて、2004年には「 宗教シンボル禁止法 」と呼ばれる法律が成立し、公共の場でイスラム教徒の女性が顔を覆うブルカが禁止されたことは、日本でも話題になりました。しかし、これはイスラム教シンボルだけを禁止するわけではなく、 池上彰の著書 によれば、キリスト教徒も学校など公共の場で十字架のネックレスのように特定の宗教を表すものを身につけていてはいけないそうです。かつて 魔女狩り をやっていた国とは思えませんね。ジャンヌ・ダルクもビックリ! さらに言えば、フランスは日本の マンガ に対してすごく理解のある国。特にここ10年ほどでの日本のマンガの浸透具合は、スペイン、イタリアと並び、ヨーロッパでも1、2を争うほどです。 さすが芸術の国 ですね。 これ は黒歴史でお願いします。 こんな風に果敢にも神を題材にしたマンガを翻訳出版してしまう度胸ある国ですが、そんなフランスでもさすがに日本のまんまというわけにはいかないようで、多少ですがおそらく意図的であろう修正箇所があります。 まず、上の日本版と比べてもらえればわかりますが、表紙のイラストのブッダとイエスの立ち位置が違います。この理由はわかりませんが、なにか立ち位置に意味があるんでしょうか?
そりゃもちろん直ちに聖戦を扇動するだろうさ。宗教ってのはそのためにあるものだろ? francoisP 彼らが最初に説いたものからかけ離れたものになっていることにまず驚くと思うわ。 AllModsCon 想像もつかないな。でももしこの作品の中にムハンマドが出てきたら彼の信者がどんなことをするかは想像できる。 Hong7 まあ、釈迦は悟りを開くまで裕福なプレイボーイだったしイエスは30歳まで神の子としての使命を果たさなかったわけで、聖人と言われているけど彼らの若いころは東京の若者とそれほど離れていないような気もする。 junglederry 死人に口なし、好きに描けばええ。 gabriel100 日本の主な宗教は神道でありこの記事はそのことに一度も触れていないのはどういうわけだ?
とても面白いが決して攻撃的だったり侮辱的だったりしていない。私はクリスチャンだし宗教をネタにしたコメディを楽しんだりしないけど、この『聖☆おにいさん』は全く冒涜的ではないからかとても楽しめた。笑いつつも心穏やかになりたい人には特におすすめ。 ちなみに私はフランス語版を読んだんだけど日本語からの翻訳なんでいくつかのジョークが成立しなくなっている、だから英語版があるのか知らないけどそれが私が読んだものと同じくらい楽しめるかは補償しかねる。 Linda 読んでいる間罪悪感でいっぱいだったけど、まぁ笑える! Eli William イエスと仏陀が現代の東京でルームメイトになる、もうこの設定だけで面白さを予感させるし実際とても楽しい。 ウィキペディアによれば英語版を出版しようとしたがアメリカの出版社があまりにも物議を醸しそうだからという理由で拒否したらしい。この非常にオリジナリティがあってよく研究された陽気な漫画は世界中の人々が欲するだろうと思うだけに、とても残念だ。 まぁ世界で最も尊敬される神聖な2人を扱っているだけに出版社の決定も致し方ないとも思う。でもこの漫画はこの二人の聖人の逸話を面白おかしく漫画的に解釈しつつも、そこにほんの少しも侮辱や批判を含まない。 こんな作品を書けるのは島国国家である日本だけだろう。 Laurielle Laurielle 読んだ感想? なんてものを読んでしまったんだろう、しかねぇよ。 スポンサードリンク